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プロフィール |
コメント数 |
418 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
1959年生まれの48歳。 神戸市近郊に在住の、映画をこよなく愛する 市井の人であります。 ま、コツコツとレビューしようと思ってます。 |
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1. トト・ザ・ヒーロー
主人公のトマは向かいの裕福な同じ誕生日の息子のせいで大切なものを立て続けに奪われてしまい、間違った人生を送るハメになったと思い込む。人生で唯一楽しかった子供の頃の思い出だけを胸に生きてきたトマ。老境に差し掛かったある日、ピストルを手に一大決心をする。そんな悲しい男の生涯を、監督ジャコ・バン・ドルマルは軽妙なタッチで時にはミステリアスに、時にはノスタルジックに描いてゆく。とくにヒッチハイクをしている老人トマの横を、トラックが追い抜いて行くシーンが文句なしに素晴らしい。その荷台にはシャンソン“ブン”をピアノで弾いている父とトランペットを吹く姉アリスの姿があり、もうゾクゾクもの。人生のどたん場で今まで生きてきた意義を見い出し、子供の頃から抱いていた夢がついにかなうトマ。終り良ければすべて良し、と受け取りましょう。高らかな笑い声と共にシャンソン“ブン”が天空から愉快そうに降り注ぐ。名作です。10点(2004-10-31 15:57:04)
2. 逃亡者(1993)
デビッド・ジャンセン主演、テレビ版「逃亡者」は、彼の逃亡途上の切ない人間ドラマが“売り”だった。哀愁漂う主人公リチャード・キンブルに、男女を問わず感情移入させられたものです。しかしこの映画は、ハリウッドスタイルのアクションもの。テレビ版とは方向性も作風も全く違うが、2時間少々で全面解決とは何ともあっけない。まぁキャストは豪華だし、娯楽映画としては上出来な部類でしょう。7点(2004-02-09 16:47:01)
3. トレマーズ
ずいぶん前、なんとはなしにテレビで見たんですが、最後の最後まで画面にクギ付け! ! 低予算ながらスピルバーグ風で、まさにモンスターパニック映画の決定版! ! …という感じ。恐怖感というよりもハラハラドキドキ感で、終始、カラッとした明るさとユーモラスな味付けも良かった。なにより、モンスター(グラボイズだったか?)が硬い地面の中を猛スピードで動きまわり、人を襲うという奇抜なアイデアが秀逸。モンスターの造形もユニークで悪くはない。魅力的なキャスティングもグッド。とりわけ、ガンマニアの夫婦が印象的で、ラストはまさに美味しいとこ取り! !8点(2003-08-16 13:27:54)
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