|
1. トゥモロー・ワールド
《ネタバレ》 いま何かと揶揄される60~70年代の思潮を覆っていた素朴な平和主義。だが、本当にそれは破棄されるべき考え方だったのだろうか。テロは否定するが、だからといってブッシュのやり方でいいのか。その答えは出ていない。この映画は、臆面もなく70年代前後の思潮を前面に出す。音楽からしてそうだ。主人公は決して銃を手にしない。ただ、未来への唯一の希望である赤子を守って、殺伐とした戦闘の中をひたすら逃げる。トモロー号がどんな組織によるものか分からなくとも、少なくともまっとうな組織ではないと判明しない限り、希望を託してバトンを手渡すだけだ。ジュリアン、元看護婦、言葉の通じない女の3人の女性がリレーをするようにバトン渡しの手伝いをしていく。ありきたりかもしれないが、このしっかりしたストーリーの構造と重厚な画面に感服した。[映画館(字幕)] 10点(2006-11-22 01:05:29)
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 1 | 3.23% |
|
2 | 0 | 0.00% |
|
3 | 2 | 6.45% |
|
4 | 0 | 0.00% |
|
5 | 0 | 0.00% |
|
6 | 2 | 6.45% |
|
7 | 4 | 12.90% |
|
8 | 7 | 22.58% |
|
9 | 5 | 16.13% |
|
10 | 10 | 32.26% |
|
|
|