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評価順1
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1.  トーク・トゥ・ハー 前衛的な舞踏をはじめ隅々まで気品溢れる映画。一作ごとにペドロ・アルモドバルって味が出てきますね。一筋縄ではいかないって味わいが。この作品もどうやって良さを伝えようか迷ってるけど、結局はそういう気品さとかかなぁと思ってます。異形の愛の形ではあるけれど心に響くものがあるし、わざとキモいストーカーを描きながらも観ているうちに彼の心の襞まで伝わる仕組みになっているのはお見事。小道具として髪留めが出てくるよりも、刑務所に入ったペニグノの代わりにマルコが部屋を借りるシーンで亡き母の存在を思い出させてさりげなく揺さぶる手法とか。結構巧みだと思いますよ。それからカエターノ・ヴェローゾの客演も実は大きいと思います。乱痴気騒ぎがラテンの血と思ってたら大間違い。激しくも優雅さを備えたラテンの血。スペイン~ブラジル~アルゼンチン~キューバと監督が意図したもの。誇りを感じます。9点(2004-02-29 05:21:37)

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