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プロフィール |
コメント数 |
102 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
DVDで昔の作品が出て、入手しやすくなったのは嬉しいですが チャプター分け4つ以下っていうのは勘弁して下さい。
特に、チャプターなしっていうのは犯罪に近いですよ。 |
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1. ドラえもん のび太のパラレル西遊記
佳作です。藤子F不二雄の原作でないとのことですが、知らなくても全然違和感はないでしょう。しかし、ロック調の主題歌への違和感がぬぐえなかったこと、エンディングの締めが弱いこと、以上の2点に不満があります。このたびレビュー用に見返してみたのですが、子供のときに感じたのも全く同じポイントでした。ただ、劇場版ドラえもんのこれまでの作品を踏まえたうえでの不満であることは特筆しておかねばなりません。[ビデオ(邦画)] 5点(2005-01-10 01:30:21)
2. ドライビング Miss デイジー
《ネタバレ》 舞台は南部アトランタ。50年代から70年代にかけて、ユダヤ人の老婦人と、黒人の運転手との交流を描いた作品です。ミス・デイジー役のジェシカ・タンディと、ホーク役のモーガン・フリーマンの素晴らしい演技で、忘れられない佳作となっています。それを評価した上で、私は敢えてシナリオに苦言を呈したい。頑固なデイジーが、徐々にホークを受け入れていき、かけがえのない親友となる、というのが物語の肝です。ラスト間際では、「キング牧師の夕食会」→「館でアルツハイマーにかかったデイジー」→「老人ホーム」とシークエンスが続きます。夕食会では、お互いの理解がすれ違っていました。一方老人ホームでは、人種という枠を越えて「老い」を共有した二人が、気持ちを通じ合わせます。この流れにおいて、館のシーンが特に重要なのは明らかです。ところが、錯乱状態にあるデイジーにかけるホークの言葉は、「金持ちで幸せ」「精神病院に入れられる」という月並みなもの。ここは、20年以上彼女と一緒にいた、ホークならではの言葉が欲しいところ。デイジーの身をおもんばかり、彼女が幸せであることを冷静に諭してこそ、「お前は一番の友達よ」という言葉が生きるのではないでしょうか。デイジーがその後に発する上のセリフは、錯乱状態がまだ継続しているようにも解釈されるので(興奮している老人は、感情表現がおおげさになりがちですから)、効果が薄れてしまっています。残念です。5点(2004-02-13 20:57:26)(良:1票)
3. 東京物語
小津監督は欧州で高く評価されてるそうです。彼に魅せられた監督が来日したものの、「現在の東京には『東京物語』がない」と言って帰ったと聞きます。しかし、おそらく53年当時もなかったのではないでしょうか。この映画の東京は、当時の生活が仔細に描かれていながら、生活臭が薄い。画づらの美しさが生々しさを消しているんです。それは欠点ではなくて、小津監督が、日本的な風景を切り貼りして、普遍的な世界をいかに巧みに作り上げていたか、の証明です。そのある意味人工的な世界から、日常の悲しみが浮かび上がる。名作といわれるだけのことはあります。俗に「小津調」と呼ばれる、独特のカメラワークにもご注目。長男の嫁が家の中を歩き回るシーンがあるのですが、切り替わり方が『バイオハザード』(ゲーム)を連想させました。7点(2004-01-27 02:24:05)(良:1票)
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