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1. となりのトトロ
《ネタバレ》 世の中にいつ見ても泣ける映画は数あれど、見るたびに泣けるポイントが増えていく映画と言うのは珍しい。今回はラスト30分涙垂れ流し状態だった(苦笑)
圧巻なのはラスト、メイの失踪にかけての空の描写。息をのむような夏の青い空をこれでもかと見せつけ、その中で不吉な報せがもたらされる。徐々に空の光はくすみ、紅みが増し、黄昏が訪れる。その全ての空の色に見られるこだわりが半端ない。この一連の空の情景を美術的な最大の見せ場としているのだが、なんとその空の色彩のみでクライマックスにかけての時間経過を説明し、登場人物たちの焦燥感を演出してしまう。こんな荒業、アニメでしかできない。
子どもは子どもの目線で楽しく見ることができるし、大人は大人の目線で唸り、涙することができる。間違いなくジブリの最高傑作だろう(と、『紅の豚』に関しても思っているのだがどうしたものか)。[地上波(邦画)] 10点(2008-07-19 01:28:39)(良:2票) 《改行有》
2. TRICK トリック 劇場版2
どうしようもない駄作だった1につづいて、本作は輪をかけて観るに耐えない。小ネタはもはやマンネリ気味。持ち上がる岩や毒の沼といったCGのチープさといったら映画館で見るレベルではない。寄る年波に勝てず、全盛期の見る影もなくなったプロスポーツ選手を見ているようで、ファンとしては非常に複雑な心境になった。[映画館(邦画)] 3点(2008-06-07 13:20:27)
3. TRICK トリック 劇場版
テレビシリーズは全作見たが、小ネタの質もトリック自体もこの映画よりもはるかに面白かった。ではこの作品に映画ならではのスケール感や豪華さが備わっていて、それらの欠点を補っているのかというと、さに非ず。愚にもつかないとはこのことか。[DVD(邦画)] 3点(2008-06-07 13:12:12)
4. 時をかける少女(2006)
《ネタバレ》 過去を変えたいなんて後悔するだけ無駄。今という時もずっと続くなんてあり得ない。現在や過去に捕らわれていないで、「未来で待ってる」まだ見ぬ何かに向かって走れ。そんなメッセージだと個人的には解釈。
もう戻らない過去へのやるせない寂しさを感じさせつつ、未来に向かって「時をかける少女」の話の始まりを告げるエンドタイトルはまさに白眉。こんな名作を、CMで切り刻まれた地上波で、しかも晩飯片手に初見してしまった自分に後悔。出来れば映画館で…おっと、後悔はしないんだった。今からDVDを借りに走ろう。[地上波(邦画)] 9点(2007-07-22 21:15:00)(笑:2票) (良:3票) 《改行有》
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