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1. Dr.コトー診療所
《ネタバレ》 「ガリレオ」を観に行った時、予告編を見た。曲は中島みゆきさん。予告編だけで泣きそうになった。
で、本編を見たんだけどそば屋でミニ天丼セットを頼んだら天ぷらそばのセットが天丼でした、みたいな感じ。どれも主張していて、尚且つ同じような味付けだから飽きてしまうような感覚。
2時間の中であれだけのエピソードを詰め込んだ結果、見ている方はずっと落ち着かなかった。
剛洋は犯罪に関わったのか、診療所はどうなるのか、剛利の足はどうなるの?そしてコトー先生の命はどうなる?彩佳はシングルマザーか?往年のファンに向けてのサービスなのか、かつてのキャストをちょっとずつ出していたけど、和田さんとナミのエピソードには興ざめ。必要あったか?あれ。
台風が島を襲って、土砂崩れ。けが人多数。暴風雨で自衛隊も来ない。次々と運び込まれる島民たち。どうなる。どうする、コトー先生!でも、その先生が運び込まれるレベルでさぁ大変。なんとかって爺さんがもう冥土に行きかけてるのに「こんな死に方して欲しくない」と心臓マッサージをする先生。あのシーンは研修医のハントの方が正しい。医師であれば、あの場合は生存の可能性が高いばあちゃんを優先すべき。しかも、先生はいきなり白血病が悪化してヘロヘロだかんね。ハントが出来る子で命拾いのばあちゃんでした。
あと、相変わらず漁師の外野がうるさすぎ。緊急事態なんだから、治療が終わったらさっさと帰りなさいよ。しげさん、あんただよ。
と、いろんなことが気になって感動はなかったです。
相変わらず沖縄の島の景色は美しかったし、16年経ってもあの島は変わらずに人々が息づいているんだよ、と言うのはわかるんだけどね。とにかく盛りすぎで着目点が絞れず、がっかりしました。
しかし、なんといってもこの映画で一番驚いたのは彩佳と茉莉子の変わらなさ。子役はあんなに大人になっているのに、女優陣は当時とほとんど変わらないって、女優マジック![映画館(邦画)] 5点(2022-12-29 00:03:07)《改行有》
2. 唐人街探偵 東京MISSION
《ネタバレ》 最初に謝っておきます。Tony Jaa目当てで観に行ったのでレビューに偏りがございます。
「マッハ!!!!!」からファンなので、とりあえず動いてるトニー・ジャーが拝めるだけで有難い。
いや「Monster Hunter」も当然見たんですけど、いずれにせよ彼に回ってくるのはあまり頭のよろしくない、脳みそ筋肉系ばかりだなぁと思っております。でも、ご本人はガチで楽しそうに演じていたので、涙がでるほど嬉しかったですよ。どんな作品であろうとタイの俳優が国外で活躍するのはすごいことなので。
で、お話はマンガみたいなトンデモ展開でございました。シリーズ3作目らしいですが、と言うことはそれなりにヒットした映画なんでしょうか。主人公の探偵は世界の探偵ランキングで1,2を争うそうですが、コナン君や金田一少年を見慣れている日本人としては「…」と言う感じでした。妻夫木聡やら浅野忠信やら三浦友和、長澤まさみと言った面々が出演しておりますが、大丈夫かしら?黒歴史にならないかしら?と上映中にもかかわらず不安になったりして。三浦友和の裁判が今日。で、その日に「判決!」って早すぎるー。確かに日本の裁判は長すぎるけどいい加減すぎるだろ。でも中国は人口多いし、あれが普通なのかしら??
で、裁判中にヒロイン長澤まさみと三浦さんがまさかの親子(笑)嫌な予感はしたけど、その通りでした。しかも、長澤さんは中国残留孤児!!!え?これいつの時代の話なの?ここで映画は感動の場面へ。そしてお盆で花火が上がるTOKYO。美しい花火を見上げる世界の探偵たち。BGMはM.ジャクソンの「ヒールザワールド」って、なんで?もう無理やり感動、無理やり平和。人類みな兄弟的な?
ただ渋谷の交差点にオープンセット作ったりお金はかけてるんだろうなぁとは思いました。
セットはすべて「外国人が好きそうな日本」と言う感じで、やっぱり誤解されてるのねー。途中で妻夫木聡が聖星矢、トニー・ジャーがちびまる子ちゃんにコスプレします。日本=レイヤーさんって、わかりやすい。久しぶりに聖星矢の主題歌聞いて乗っちゃった私がいますけど。欲を言えば本格的なトニーのアクションが見たいけど、主役じゃないから仕方がないか。
エンディングは何故かみんなで踊るんですが、でも、もしかして平和になるにはエンタメが一番分かり合えるんじゃないかって思ったりして。あの感じでは「4」も作るつもりっぽいですけどね。[映画館(吹替)] 5点(2021-07-12 23:32:52)《改行有》
3. ドラゴンxマッハ!
《ネタバレ》 以前使っていたアカウントで投稿できなくなってしまったので、改めさせていただきました。
さて、個人的にTONY JAAに人生の一部を変えてもらったワタクシ。
の、割にはこの映画がひっそりと公開されていたことすら知らなんだ。ごめんよ、TONY。
だって原題とかけ離れているんだもの。と言うことで平成最後のGW 突入記念でレンタルして参りました。(と言うか某動画サイトで見ていたんだけど、セリフがわからなかったもので)
タイのド田舎出身の彼が、香港映画のトップに名前が出るなんて「マッハ!!」を見た時には想像もできませんでした。
それはきっとご本人もそうでしょう。
TONYさんはタイの刑務官。上司がなにやら胡散臭いことをしているのは感じ取っているものの、白血病の娘の治療費のためあまんじて受け入れております。片や麻薬の潜入捜査で自らヤク中になってしまったウー・ジンさん。捜査の失敗で身バレしたあげくタイの刑務所に送られます。
TONYを主役にしたがために無理やり感満載です。で、タイの刑務所長なのになぜか官服も着ないでスカした及川ミッチーみたいなイケメンが悪者なんですが、カンフーとムエタイを見せる映画とは言え設定がいい加減すぎてちっとも理解できませんでした。ワタクシだけ?
坂本龍一みたいな風貌のルイス・クーに命を救われたからと言うのが理由なんだけど「俺が助けなかったらミッチーはカンボジアで野垂れ死んでた」みたいなことを言います。え?そこでカンボジア?ミッチーはそもそもドコの国の人なの?
と、まぁ複雑そうで穴だらけの設定ですが、TONYのアクションが見られて大満足でした。しかも今回は父親役。ご自身も娘さんを持つパパだから、尚更演技に力も入ったでしょう。
ただ、香港映画に多用されるワイヤーワークが不自然すぎてどうにも面白くないです。
重力無視しすぎ。そしてみんなタフすぎ。死んでるレベルのダメージ受けても、まぁ倒れない。悪の下っ端対主役二人のアクションシーンでは「なんでこれだけいて誰も拳銃持ってないの」と。(トムヤムクン!の時も思ったけど)でも、肉弾戦を楽しむためにはそれを言うのはヤボと言うものですね。鎖を拳に巻き付ける仕草がカッコよすぎてめまいがしました。ので、8点献上。[DVD(字幕)] 8点(2019-04-28 02:26:29)《改行有》
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