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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. エスター・カーン めざめの時 《ネタバレ》 デプレシャンマジック! ハラハラドキドキの果てに、あなたも目覚められる! 君は、最後までたどり着けられるか!? 映画芸術とは、まさしくコレ![DVD(字幕)] 9点(2023-12-07 23:34:14)《改行有》 2. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 《ネタバレ》 テレビシリーズ未見。有名なこの作品をついに観てしまいました。アスカが食い殺されるシーンは、神話が残酷な場面が多いので、何やら残酷でないと神に近づけない、などと言っていないか?と眉間にしわをよせて観ていました。テレビシリーズでもこんなに魅力あるアスカが殺されるシーンがあるかと思うと、もう充分と思っていました。しかし、この残酷な場面で流れる曲「今日の日はさようなら」、そしてラストに流れる「翼をください」、この2曲は思えば中学時代によく学校で歌っていた曲でした。この頃は、性への目覚め、友達同士の食い合い、大好きだったわんぱく大将の下剋上による陥落、そんなのが毎日繰り広げられる学生時代でした。この曲を、我々はみんな寂しい気持ちで歌っていました。庵野監督は、自分より5歳上。この曲のはやった頃は高校時代でしょうか?やはり誰しもが毎日傷つく青春時代の煩悶を、今、現代にこの作品でたたきつけたように思えました。でもこの作品にのめりこんでいる若い皆さん。人生はこんなもんだと思ってもらっては困ります。何十年かすると大きく反転することもあります。それはもう色んな経験を経てきた大人と一緒に働くようになって、色んなことを感じるようになるからです。この作品の続編の予告編を観て、この監督はちゃんと分かっているのでは?と思いました。アスカが片目ながら生きていて(まだ分かりませんが・・)ほっとしました。これからが人生の味だと監督が言ってくれることを期待します。ここまで観て、ブルーになった若者には最後まで観てほしいです。4部作と聞きました。きっとこの監督なら、人生、粋だね、と笑える作品にしてくれることを本当に本当に期待します。1作目からここまで観て、とても鑑賞に耐えうる見事な映像でした。とても日本の誇れるアニメがまたできたと思い、嬉しいです。[DVD(邦画)] 9点(2012-10-04 02:27:45) 3. エディット・ピアフ~愛の讃歌~ 《ネタバレ》 売春宿で、小さい頃を過ごしたエディット。 でも彼女は、みんなから愛されて、はばたきます。 ここがルイマルの「プリティベービー」と違うとこ。(ルイの映画は同じ売春婦として生きていくのだが・・) その後も苦労を重ねるのですが、なんといっても ボクサーとの愛とその死別が、彼女の唄にさらに深みを加えていきます。 でもラスト、彼女には子どもがいたことが分かります。 ここがドラマとして、よくできているとこ。 彼女の唄は、人生の哀しみを、歌っていたのです。 P.S.マレーネデートリッヒが出てきたとこは驚いた。[DVD(字幕)] 7点(2020-10-17 22:12:28)《改行有》 4. エレニの帰郷 《ネタバレ》 テオアンゲロプロス監督は、この作品では、時間軸で物語を組み立てて分かりやすくした方が良かったのではないか?いい作品なのだが、主人公と孫が同じ名前なので、分かりづらい。しかもウォレムデフォーが息子だということが中盤まで分からないため、冒頭の二つの物語が何なのか、観ている方は関心持って観るが、結局主人公の息子と言うだけで、特に物語にサスペンス性も持たずに終わるので、却って観ている方を混乱させるのだ。しかし、難点はその点だけで、とてもいい作品だ。ロシアからの出国の際、しぶる祖父に孫が歌を歌って、未来に向かって生きようと諭されるところや、主人公のユダヤ人の友人が最後の船の場面ではカメラの演出が心情を表してて、堂々たる演出が見られて、未完の3部作とはいえ、見事な巨匠の遺作と言える。[DVD(字幕)] 7点(2014-09-20 19:07:35) 5. SR サイタマノラッパー 《ネタバレ》 とても好き!こういう映画。地方の夢見る青年の挫折を描くわけだが、魂だけは譲らないという姿勢を、この太めの青年が実にカッコよく演じている。ラップも見事で、実に好青年。これを観終わって、連休の夜にこのシリーズ全巻、市内のレンタル屋を探して回ったのが、いい思い出になった。有難う![DVD(邦画)] 7点(2013-05-05 03:03:53) 6. 8 Mile 《ネタバレ》 地方の閉塞感?地元の愛に見守られ、地方都市にもカリスマはいる。[ビデオ(字幕)] 7点(2013-01-22 04:21:53) 7. 映画は映画だ 《ネタバレ》 キムギドクの映画でなく、ソジソブの映画だった。もしキムギドクが監督してたら、ラストの泥まみれで喧嘩した後、ソジソブが気持ち良さそうに笑うシーンは、もっと爽やかにではなく、ニヤ~と狂気じみた笑いになった気がする。キムギドクの「悪い男」の主人公のように、庶民の理解を超えた行動に出て、感情移入が出来ないほどのえげつないシーンがもっとたくさんあったと思う。そういう意味では、ソジソブファンを大事にした、幸福な映画だったと思う。[DVD(字幕)] 7点(2009-10-15 06:52:45) 8. エグザイル/絆 《ネタバレ》 最後の銃撃戦は「ワイルドバンチ」だったけど、映画のトーンとしては、「夕陽のガンマン」の影響がこの監督には大きくあるんじゃないか、と思った。香港版西部劇といった感じで、良かったです。[DVD(字幕)] 7点(2009-06-20 00:13:16)
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