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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1317
性別 男性
ホームページ http://minrou.seesaa.net/
年齢 36歳
メールアドレス baker221b@live.jp
自己紹介 全体的に甘めの評価になりがちです。
当然映画のジャンルによって評価にバラつきがあります。以下参考までに……。

評価が高くなりやすいジャンル:ミュージカル、B級アクション、ロマコメ、バカコメディ
評価が低くなりやすいジャンル:ミステリー、サスペンス、ラブロマンス

基本的に過激な映画が好きです。暴力的な意味でも、性描写的にも、人間性の描き方でも
どれだけ感動的な映画であっても尖った所が無い映画より、過激な表現がある映画の方を評価しています。

13.4.27(追記)……TOHOシネマズが6月1日から高校生料金を1,000円にするとのこと。
今は若い方が映画館に少ない状態なので大変素晴らしいと思います。
(日本の料金はそもそも海外に比べて高すぎる。価格も一律で決められているから劇場間の競合も生まれにくい)
でももうちょっとシネコン自体が上映する映画のラインナップを改めた方が良いのでは。
客が集まる邦画をバンバンかけるのは経営としては正しいけれど、いつか必ずしっぺ返しが来るのは判り切っていることなのに。

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21.  エクスペンダブルズ2 《ネタバレ》 現代に蘇った燃える闘魂祭り第二弾。雑魚は基本的にド派手な爆発か拳銃で蜂の巣にして処理というかつて"ランボー"を演じてたスタローンらしく"乱暴"な映画。スタローンも『ランボー4最後の戦場』で真面目な暴力映画撮るようになったじゃん!と思っていましたけど、本作観ると『ランボー3怒りのアフガン』から何も変わっていませんなぁ。でもそれでいいんです。隠されたソ連の資源、恋人の話をしたらやっぱり死んじゃう新キャラ、最後は男と男の殴り合い、何十回観たかわかんないような内容ですが、それが俺たちの大好きな木曜洋画げk……ゲフンゲフン、正しいB級映画ってもんでしょう。今回からはブルース・ウィリスとアーノルド・シュワルツェネッガーまで本格参戦してやりたい放題。しまいにはチャック・ノリスまでこの祭りに駆けつける!みんなアクションスターとして輝いてた時のことを思い出してか楽しそうに演じてますが、それでいいのかお前ら!まあ楽しいからいいんでしょうね。個人的には悪役をノリノリで演じてたジャン=クロード・ヴァン・ダムが最高でした。最後にお得意の開脚回し蹴りが決まった瞬間、心の中で「ヴァンダボー!」ですよ。 まあそんなくだらない感想は置いといても、B級アクション映画としてはとても良くできた作品だと思いました。取り敢えずスターを沢山集めれば面白くなるのかと言えば、そうではない実例『オーシャンズ~』シリーズがある訳で。本作はスターを沢山集めつつもそれぞれの劇中内でのキャラクター、今までのキャリアをメタ的に茶化したキャラクターを上手く描き分けることに成功していると思います。そもそもこんな大御所俳優にメタ発言させること自体が、普通の監督なら遠慮しちゃって注文できないでしょう。ジェット・リーが皆からチビって言われまくったり、シュワちゃんに『トータル・リコール』の削岩機で登場させたり、チャック・ノリスにチャック・ノリス・ファクト言わせたり……。勿論、その要求に快く(?)応じた役者がまず偉いと思います。最近は家政婦を孕ませたりロクな奴じゃねーなと思っていたけど、中々懐大きいじゃないか。見直したぞシュワルツェネッガー![映画館(字幕)] 7点(2012-10-27 00:06:38)(良:2票) 《改行有》

22.  エイリアン2/完全版 《ネタバレ》 現代の娯楽映画の神様ジェームズ・キャメロンらしく全編ドンパチ撃ちまくる映画となっています。前作の様な文芸的なストーリーの深みは失っているが、それを補う分のアクションとサスペンスが盛り込まれており全く飽きない二時間半でした。完全版として追加されたシーンはまあ無くても損はしないかなって位のモンですかね。ただ追加されたシーンのお陰で主人公のリプリーが何故あそこまで少女に固執するかが良く分かりました。それにしても最近は女性のメンタル面の強さを強調する映画が多くなりましたが、最近の映画にもリプリー位フィジカルでも強さを感じる女性を入れてほしいものです。いや、リプリーまでいくと行き過ぎか(笑)。エイリアンのクイーンとキャットファイトする女なんてリプリー姐さんだけでいいな。[DVD(字幕)] 7点(2012-08-19 00:04:11)

23.  映画 けいおん! 《ネタバレ》 原作未読、アニメは最初の2,3話を見た程度。つまり殆ど門外漢に近い形で観ました。普通テレビアニメの劇場版と言うと「クレしん」「ドラえもん」などの日常が舞台であっても映画では派手な事件やキャラクターの悩み・葛藤などを設定するものですが、「映画 けいおん!」はテレビアニメの時の緩い日常を描くというコンセプトをそのまま映画にしている。恐らく所謂日常系というジャンルをはみ出すと「けいおん!」では無くなるということなのでしょう。問題はその日常系としての展開、ハッキリ言うと大して何も劇中で劇的な展開が無い話に一見さんがついてこられるかということだと思います。多分ファンにとっては何も問題ないでしょう。個々のキャラクターは個性的で、しかも非常にレベルの高いアニメーションでフェティッシュな仕草や描写がありそれを愛でればいいわけですから(これが萌えーというモンでしょうか)。私は別に唯ちゃん、りっちゃん、ムギちゃん、澪ちゃん、あずにゃんに思い入れは無かったので正直彼女たちの振る舞いを観てもそんなに楽しいとは思えませんでした。では事件も何も起きないこの映画のどこを一見さんが楽しめばいいかというと、それはもう軽音楽部としての活動を楽しむか、今回の映画の大きな舞台であるロンドン旅行を楽しむしか無い気がします。私は特に軽音楽とは無縁ですが、卒業旅行で彼女たちと同じくロンドンに行ったクチなのでロンドンパートは楽しめました。空港やロンドン市街のディテールなどはさすが京都アニメーションと唸ってしまった。正直、そのパート以外は特に楽しい部分も無く淡々と終わったという印象です。テレビアニメで彼女たちの3年間を観ていれば彼女たちの卒業という人生の節目には心動かされるのかなと想像出来ますが。というか一見さんに対しては全く配慮の無い作品といって良いでしょう。オープニングで各キャラクターの紹介も無いし。特に決定的なギャグも入れてないから笑えもしない。ファンが各キャラクターを2時間愛でるためだけの映画と思う。それはそれで良いかもしれないが、ファンにとって良いというだけの話でしょう。[DVD(邦画)] 4点(2012-07-29 07:46:11)

24.  映画ドラえもん のび太と奇跡の島 アニマル アドベンチャー 《ネタバレ》 これは酷い、酷すぎる。私は実は本作を結構楽しみにしていた。何故かというと前作の「ドラえもん のび太と鉄人兵団」が思いのほか素晴らしいリメイク作品となっており、また毎度お馴染み次回作の特報でジャイアント・モアが登場したからである。ジャイアント・モアがドラえもん映画で登場した作品は「ドラえもん のび太と雲の王国」である。ドラえもんファンからも高い人気を得ている作品で、人類の森林破壊・絶滅危惧種の増加・温暖化問題を真正面から取り上げ、更にこの映画のクライマックスは核兵器の様な強大な力の是非を問うヘビーな展開の映画だ。そして昨年に起こった東日本大震災、それに続く福島原発事故。今現在、核エネルギーの使用の是非が問われていることに対し、「雲の王国」は実に映画作家の立場を主張できる作品になると思っていた。何せオリジナルが核の是非を説いているのだから。しかし新作として登場したのが本作「奇跡の島~アニマルアドベンチャー~」である。正直、「雲の王国」で描かれていたような強大すぎるパワーが暴走してしまったときどうするのか?という様な展開は一切描かれていなかった。本作が描いているのは「絶滅危惧種の乱獲は良くありません」といった誰でも答えられるもののみである。映画は教科書に載ってないことや誰でも簡単に答えられないことを描いてこそ本当の価値がある(と私は勝手に思っている)。小学館はハッキリ言って批判を恐れて逃げに走ったとしか思えない。邪推であるが元々は雲の王国を作ろうとしてたのであろう、同様の絶滅危惧種が多く登場したり、博士の見た目が雲の王国の天上人そっくりだったりしている。前作の「鉄人兵団」がリメイク元のテーマを真摯に描いていることから比較して物凄く残念な気持ちを抱き劇場を後にしました。なお映画の内容自体も酷く、のび太のパパとのび太が「約束は守らなくてはいけない」といったことを繰り返した件を特にキチンと伏線回収していない点や、見せ場のシーンを只の一枚画で終わらせてしまう場面が沢山あったり、何も考えて無いような映画オリジナルキャラクターの使い方、意味の全く通らないゴールデンヘラクレスの力など、映画としてはどうしようもない出来だと思います。久々に全く好きになれないドラえもん映画が出来てしまった。ファンとしては悲しいばかりです。[映画館(邦画)] 1点(2012-04-01 08:02:11)(良:4票)

25.  エトセトラ 《ネタバレ》 無限に続く3つのアニメーション。循環のスピードが徐々に増していき……。ヤン・シュヴァンクマイエルには珍しい完全な二次元アニメーション。このアニメ物凄く手間がかかっていますよね。神経を逆なでするような効果音が無機質なアニメに個性を与えている。[映画館(字幕)] 7点(2012-03-25 16:40:30)

26.  8 Mile 《ネタバレ》 良くあるサクセスストーリー物なのですが、単にスターダムをのし上がる話ではなく、あくまで冒頭で示される白人エミネムにとっての最大の敵、パパ・ドクをラップバトルで倒すまでに絞っている点が他の詰まらないアイドル映画と違う所ですね。またホワイトトラッシュらしい貧困生活や黒人が主流(なんですよね?映画の描写的に)のヒップホップカルチャーで疎外感を抱いている描写などから、真剣に劇中のエミネムを応援したくなりました。エンドクレジットの「Lose Yourself」の歌詞も相まって結構泣けました。あとエミネムは演技に関しては素人だろうにも関わらず、画面内で非常に様になっていて素晴らしかった。勿論、そう見えるように監督が腐心している箇所は所々にありましたが、それでもあの画面を支配する存在感はすごいと思いますね。只のアイドル映画だったら絶対浮きますもん。[DVD(字幕)] 8点(2012-02-25 22:32:52)

27.  X-MEN:ファースト・ジェネレーション 《ネタバレ》 全く期待していなかったのですが、これがまさかの掘り出し物。非常によく出来ていると思います。本来のX-MENが持つ"差別"というテーマを描ききっている。私はこのシリーズが面白能力人間博覧会になっていることに非常に不満を持っていたのですが、今作はシリーズの起源であるマグニートの過去に照準を合わせる事で、その不満も吹き飛んでしまった。映画の冒頭はポーランドでのナチスによるユダヤ人虐殺のシーンから始まり、ユダヤ人の少年が若きマグニートである。これはどうみてもこのX-MENが人種差別に関する物語であるということの表明だ。マグニートは若き日に母を殺されたことに対して復讐を始める。それは形を変えて人間という種族への憎悪へと変わる。彼の親友であるチャールズはミュータントの人間への憎悪の連鎖を断ち切ろうと奔走する。この二者の関係性はあらゆる現実の団体に共通しているものだ。パレスチナでテロ活動を繰り返す急進派と、東エルサレムの解放を目指す穏健派。はたまた北アイルランドのナショナリスト・ユニオニストと、シン・フェイン党。他にも無数にあるだろう。劇中のプロフェッサーXが正しいのか、マグニートが正しいのか、明確な答えは示されない。そんなことは示すことができない。観客はどちらの心情も同等に理解できるからだ。だからこそこの映画は良作なのだ。[映画館(字幕)] 8点(2011-06-12 07:46:23)(良:5票)

28.  エスケープ・フロム・L.A. 《ネタバレ》 昔からバッカバカしいけれど、ついつい観ちゃうストーリーのお陰で好きな映画です。殺人バスケや殺人ウイルスなどB級要素をふんだんに盛り込んでいるところが、子ども心をくすぐったのかな?前作のN.Y1997も是非とも観てみたい。[地上波(吹替)] 5点(2011-04-24 09:19:36)

29.  エンジェル ウォーズ 《ネタバレ》 簡単に感想を言ってしまうと、画作り先行映画といいますか、こういう画が撮りたいから、こういうストーリーにしたって感じでした。多分監督は「あーあー、次の作品どーしよーかな。セーラー服の美少女は欲しいな。そうなるとポン刀とマシンガンは必須だよな。でもナチスも出したいな。ドラゴンも出したいな。ロボット兵も出したいな。あと……(以下略)」と思っていたのだろうと邪推してしまいました。まあ映像に拘るザック・スナイダーらしい制作姿勢と言えば納得できますが。個人的に言うのならば、こういう監督の趣味全開の映画は嫌いではありません。寧ろ、ゴスロリ少女がゴシックメタルに乗って仮想世界を半裸の服のまま暴れまわるという画は、バカバカしくも爽快感があり私は楽しめました。イヤだなーと思ったのは、仮想世界のキャラクターの不死身性が悪い矛盾を発生させてしまったことです。仮想世界内の美少女達(一部悪役も)は敵に何十メートル吹っ飛ばされようが、何十メートル上空から地面に飛び降りようが、傷一つ負いません。その癖、終盤で仮想世界の暴走爆弾列車を止める任務の時には、ロケットが列車から飛び降りようとしない。あれだけ不死身なら飛び降りても軽傷くらいで済むんじゃないの?と思ってしまう。一応半現実世界とリンクしているからという良い訳が立つのでしょうが、それなら仮想世界の物理法則をもう少しキチンと描写してほしかった。ラストのややどんでん返しに近い展開はそれほど驚く程でもありませんでした。でも最近この手のラストが増えてますよね。そろそろ止めにしてほしい。あと蛇足ですが、昔から可愛いと思っていたエミリー・ブラウニングが更に可愛く育っていたことに大満足いたしました。貧乳好きの方は是非是非。[映画館(吹替)] 5点(2011-04-17 18:15:14)

30.  映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 はばたけ 天使たち 《ネタバレ》 新・ドラえもん映画の中では突出した出来だったと思います。名作と誉れ高い鉄人兵団のリメイクということで公開までは不安しか感じていませんでしたが、実際に観てみるとリメイク元の省略できるところはバッサリ削って、本作はリルルとピッポ(ジュド)と人間たちの交流に力を入れているという良改変。今回は監督と脚本を一新したらしいですが、英断だったと思います。ギャグとシリアスな場面をごっちゃにしないドラえもん映画が帰ってきた気がしました(ギャグも中々面白いんです)。ただ今回の大きな変更点であるピッポの登場はハッキリと失敗だったと言いたいと思います。リメイク元の最も素晴らしい点は血も涙もないロボットのリルルがしずかちゃんを通して人間の素晴らしさを知り、かつその後にアムとイムに"他者を思いやる気持ち"をプログラミングすることで人間以上の存在(天使)に生まれ変わるところだと思うのです。リメイク元ではのび太が最後にこう呟きます、「メカトピアはどんな風になったかな……、きっと天国みたいな世界になってるな!」。私たちの世界は戦争、差別、憎しみで溢れています。でもロボット(リルル)は他者を思いやる気持ちを持ったことで、人間が未だに到達できない世界を作り出せた。私たち人間も"他者を思いやる気持ち"をもう少し多めに持ってみようよ、ということがリメイク元の鉄人兵団の最も観客に伝えたかったことだと思うのです。 で、今回のリメイクはどうかというと、ピッポを登場させたことでメカトピアの世界でも、リルルが壊れかけのピッポを修理してあげる様な思いやる気持ちが既にあることになってしまっているので、他者を思いやる気持ちでは人間以下だったロボットが最後に天国の様な世界をつくったという、衝撃的かつ感動的なラストの効果が弱まってしまっています。この映画がやりたかったことはハッキリしていると思います。それは"他の種族への理解と和解"でしょう。ピッポとのび太はどんどん仲が良くなり、最終的に互いを友達と認め合い、闘えなくなってしまう。ちゃんと話せはお互いに理解しあえる存在であるということをこの映画は伝えたかったのだと思います。それはそれで素晴らしいテーマだと思いますが、鉄人兵団をリメイクするのなら「今の人間に足りないものは何なのか?」「どうしたら戦争や差別は無くなるのか?」まで突っ込んでほしかったと思います。[映画館(邦画)] 8点(2011-03-25 09:46:51)(良:1票) 《改行有》

31.  遠距離恋愛 彼女の決断 《ネタバレ》 私は恋愛映画というジャンルは、観客がキャラクター(というか恋愛の状況)に感情移入できてナンボと思っているのですが、この映画はまっっっったく感情移入できませんでした。もう「こんな行動したら恋愛なんて成り立たないだろ」という行動のオンパレード。酷過ぎて最早ギャグ映画に近くなっていると思います。[DVD(吹替)] 4点(2011-03-20 13:56:56)

32.  エレクション 《ネタバレ》 香港ノワールとしては最高水準の作品の一つだと思います。ホント短めの香港版ゴッドファーザーと言っていい位の貫録を感じてしまった。特に終盤でのノワールを最大限に活かした殺人シーンは特筆すべきものがあります。あの演出なんてどーやって思いつくんだろう。あと誰もが言うであろう、長回しの頭カチ割りシーン。子どもが見ている前で殺しを躊躇なく行うロク。その後の「帰るぞ」の一言が普段のキャラクターとのギャップもあり怖すぎる。やっぱり周りに善良だと思わせてる奴が一番危ないってことでしょうか。[映画館(字幕)] 8点(2010-12-17 01:36:48)

33.  エイリアン 《ネタバレ》 本作について素晴らしい点を身も蓋もない言い方で言うと「気持ち悪い」の一言である。それはスプラッターホラー映画の様な、「内臓がデロデロ飛び出して気持ち悪い」とか、「血がビュービュー出て気持ち悪い」とかとは違う、謂わば「ヌメッとした気持ち悪さ」、そういう気持ち話悪さでこの映画は満ちている。それはゆっくりと開くエッグチェンバーであり、顔にへばりつくフェイスハガーであり、腹を突き破って奇声を上げるチェストバスターであり、体液を飛ばしながら暴れるアンドロイドのアッシュであり、言わずもがな成体となったエイリアンである。 その気持ち悪さは性行為の気持ち悪さに通じるものがあると思う。行為自体は勿論ロマンチックなものであるが、とどのつまり粘膜や内臓の触れ合いである。その感触がこの映画に気持ち悪さを感じる根本的な原因であるのだろう。 またエイリアンの造形が男性器のメタファーというのは有名な話だが、そう考えるとこの映画は男性器そのものに襲われるストーリーである。それまでもドラキュラや狼男など、男性性が恐怖の対象として捉えられることは良くあったが、男性性ではなく、もっと直接的に男性器そのものに襲われる恐怖を描いたのだとするとこれは画期的だろう。またエイリアンのデザインに携わったギーガーがとんでもなく良い仕事をしてしまった。だから今観ても矢張り気持ち悪いし、恐ろしい。 個人的にこの映画が好きなのは、映画が始まって暫く誰が中心のキャラクターなのか描かないことだ。結局はリプリーが主人公になる訳だが、彼女の顔は特にアップで映されることなく序盤はずっと進む。つまり誰が死ぬかわからない恐怖感が常にある。主人公がリプリーとなってからは、彼女の女性としての強さに惚れ惚れする。彼女は機械にも強く、船長に対しても毅然と自身の意見をぶつけ、論理的に行動する強い女性だ。これは常に泣いているもう一人の女性乗組員ランバートとの対比から明らかだろう。そんな彼女が男性器のメタファーに対し立ち向かい勝利するのだ。本作は優れたホラー映画であり、女性映画でもあるのだと思う。[映画館(字幕)] 8点(2010-11-22 02:38:17)《改行有》

34.  SP 野望篇 《ネタバレ》 元のドラマ版は未見です。ここ数カ月、ドラマの映画化作品は観ていなかったので、意外と映画としてマトモだったことに驚きました(近年のドラマの映画化は本当に酷い作品ばかりだったので)。この「SP 野望篇」からはドラマとは違う事をしてやろうという気持ちが伝わってきました。その為に至る所に近年流行ったハリウッド大作、特に「マトリックス リローデッド」「ジェイソンボーンシリーズ」にリスペクトを捧げたのであろうシーンも、何とかして真似ようと頑張っているんだろうなぁと微笑ましい気持ちで観る事が出来ました(トラックの荷台の上での格闘シーンとかカメラワークまで全部同じ)。次回に続く革命篇でも映画作りを頑張っている姿勢だけは何とか維持してほしいと思います。多分観ませんが。[映画館(邦画)] 5点(2010-11-04 18:25:56)

35.  エイリアンVS. プレデター 《ネタバレ》 これだけアホな作りに徹してくれたら逆に許せます。ポール・W・S・アンダーソンは本当に碌な映画作りませんね、良い意味で。プレデターとヒロインが最後に共闘するシーンなんてバカらし過ぎて最高です。特に二人で南極の地下から脱出する時のマヌケな画!素晴らしい![地上波(吹替)] 6点(2010-09-12 12:52:49)

36.  映画ドラえもん のび太の人魚大海戦 《ネタバレ》 序盤の町が仮想水で水没する場面は観ていて子どもの時の様にワクワクしました。しかし後半で一気に詰まらなくなってしまう。キャラクターの設定が穴だらけ、全体を通して映画オリジナルのキャラクターに一切魅力が無かったと思えます。終盤に限っては早く纏めようとしたのか、ラスボスとの対決が無理やりかつ、適当に終わらせ過ぎな気がしました。[映画館(邦画)] 5点(2010-03-27 11:59:30)

37.  映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史 《ネタバレ》 思ったより楽しめました。個人的にはリメイク元より好きです。私もモリーナは必要ないと思いますが、リメイク元のラストが余りにも危機感に乏しい展開だった為、今回は終盤で時空を飛び越える展開にもっていく為に彼女が配置されたと思い納得しました。それでもモリーナに関して余りにも放ったらかしな感は否めないのも確かですが……。 あとクレム役にアヤカ・ウィルソンのキャスティングは無いでしょ。片言過ぎて彼女が話すたびに申し訳ないのですが笑ってしまいました。「ノヴィタサン、キテクレルカスィラー」。お前は外国人の養子か何かなのか。[地上波(邦画)] 6点(2010-03-19 21:58:16)(笑:1票) 《改行有》

38.  映画 レイトン教授と永遠の歌姫 《ネタバレ》 ロンドンの街から漂うゴシックな雰囲気とオカルティズムな様子が、物語と良く合っており思ったより楽しめました。オープニングから中盤にかけては「インディ・ジョーンズ」的な謎解きアドベンチャーとなっており、同作品が好きな人は面白く観れると思います。奇妙な古城の中の様々な罠や構造も面白かった。また、犯人の悲しくも、狂った犯行動機には結構驚かされましたし、子ども向け映画としてはお話もそれなりに良く出来ていたかと。 それだけに終盤からの展開にはかなーり残念な気持ちにさせられました。流石にあれだけ前近代的な雰囲気を漂わしといて、巨大ロボットはないでしょう。またラストは宮崎駿の「ルパン三世 カリオストロの城」と全く一緒の展開、台詞なのはいただけません。本当に全てそのままなので、丸パクリに見えます。 一番残念だったのは、子供向け映画なので仕方が無いのかもしれませんが、ゲームに失敗した人達が普通に生きていた事。そこは殺さないと物語の緊張感が一気に削がれてしまう。まあ大人の事情というやつですね。[映画館(邦画)] 6点(2010-01-04 11:37:54)《改行有》

39.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 まず第一に、こういうテレビシリーズアニメの再編集版(といっても"序"は全てのカットを書き直しているらしいですが)を映画化するのは、すごく難しい作業であることは明らかです。テレビアニメは30分で一つのお話が一応(引きも含め)解決するので、これを基本2時間の映画としての起承転結の枠に収めるのは非常に難しいというか、普通に考えたら無理な話であることは間違いないわけです。それをどうやって纏めるのかな?と期待して観ていると、結論から言うと、フツーに見所を90分に詰めている。これは駄目でしょ。一応、クライマックスにはヤシマ作戦をぶち込むなど、山場は用意していますが、それでもテレビアニメファンへのサービス(悪く言えば媚び)が過剰なのではないでしょうか?はっきり言うと、日常のシーンでわざわざテレビ版のお気楽な音楽が流れたりすると鬱陶しいんですよ、別にテレビ版に思い入れが無い人間からすると。 折角、最初から全てやり直せるなら、映画としての一つの作品として作って欲しかったものです。[地上波(邦画)] 3点(2009-12-06 10:53:30)《改行有》

40.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 かなり巷で評判になっているらしいので観に行ってみました。私はエヴァの熱狂的なファンでは無いので断言はできませんが、本作はファンとしては非常に納得のいく出来だったのでは無いでしょうか。おいしいシーンを「これでもか!」と云うほど詰め込んでいるので満足度は高いでしょう。しかも詰め込んだシーンもスピーディーに展開するので全然かったるくないのは良かったです。戦闘シーンもサービスに溢れていて、相変わらずエヴァの陸上競技のような全力疾走は観ていて面白いし爽快です。その他には中盤のお弁当のくだりが良かったかな。やっぱりああいう日常シーンは主人公達が14歳なだけに安心するというか観ていて心地よいです。 只、やっぱり映画としてどうと言われると、前述した詰め込みが兎に角多いので話の一つ一つがブツ切りになっていて纏まりに欠けていると思うとか、一々日常のシーンでお気楽な音楽を挿入しなくてもいい気がするとか、登場人物が一々独り言(つぶやきかな?)を話すなど、突っ込みたい点はありました。 しかし総括してもテレビアニメの劇場版にしては非常にいい出来だったと思います。それにしてもあの引きのエンディングは続きが気になる……笑[映画館(邦画)] 6点(2009-08-23 17:58:35)(良:1票) 《改行有》

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