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プロフィール |
コメント数 |
119 |
性別 |
女性 |
自己紹介 |
好きな映画は愛のある映画。走る映画。たとえ1ヶ所でも好きなシーンがあれば、つい許してしまう大甘のレビュアー。 |
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1. 映画 鈴木先生
《ネタバレ》 毎日公園のベンチにやって来て、なんとか支え合っている2人の若者の行き場のない姿にまず泣けました。どうしても許せないことに対して、なんとか正当な方法で反旗を翻そうとする男子生徒の若さゆえの痛々しいまっすぐさにも泣けました。理想を追い求めて、それでも皆に解ってもらえるわけではなく、狭い部屋で煙草を吸っている鈴木先生にも泣けました。同じように理想を追い求めて、理解不能なものはシャットアウトすることで自分を保ち、最後に「私をおやりなさい!」と言って犯人の前に進み出る足子先生にも泣けました。
古沢良太の脚本と風間俊介目当てで行きましたが、ドラマを見逃したことを後悔しました。ラストは綺麗事のようでもありましたが、世の中、綺麗事を言わなくなったら、ダメになっちゃいますものね。
人には皆居場所が必要だけど、それは自分で見つけるべきもので、無いなら作っていかなくてはいけない、ということなのでしょうか。「鈴木先生の教え子は、みなそれぞれの場所で頑張ってるんだよ、きっと」という女子生徒の言葉に、最後またもや泣きました。
しかし、風間君の演技は、もはや違和感を感じないところがすごい。振り回した鎌が小川さんを傷つけた時の一瞬の表情は、見事の一言です。
[映画館(邦画)] 8点(2013-02-21 10:52:39)《改行有》
2. エレファント
結末を知っているからなのか、そうでなくても同じ感覚を味わえたのか、それは判らない。が、とにかく80分間、終始緊張状態でスクリーンを見続けた。映像作家を自負している人間なら、1度は撮ってみたい映画なのだと思う。M・ムーア作品の中で卒業生(サウスパークの作者だったと思う)が言っていた「うんざりするほど普通の町にある普通の学校」というような言葉が、とてつもない真実味を帯びてこちらに迫ってきた。価値観のベクトルがほぼ同方向を示しているような場所は、ある種の人間には生きづらいということも痛いほど伝わってきた。もちろん、殺人を犯す言い訳になどなるはずはないが。カメラ好きの男子高生、ダサい女子高生、勇気ある黒人青年、そして共犯の少年......。彼らのあっけない死に、言い様のない無力感を感じるラストだった。8点(2004-08-11 13:19:49)
3. エバースマイル、ニュージャージー
世の中から虫歯を無くすという使命のもと、乾いたパタゴニアの平野をひたすら走っていく主人公に、本気で惚れ込みました。世の中、矛盾は多々あれど、自分が信じ、自分を信じてくれる「何か」がひとつでもあれば、それでも進んでいけるのです。彼にとって彼女は天使で、彼女にとって彼は救いだったのかしら? 絶望のどん底から主人公が「立つ」シーンが大好きです・ ラストの音楽も最高!9点(2003-10-19 20:08:07)
4. エド・ウッド
いわゆる「下手の横好き」みたいな映画を製作する監督は、本当はあまり好きではないのです。見ているうちに辛くなってきて「才能ある人にまかせて、こんなことするのやめたら?」とついつい思ってしまうから......。でも、この監督の映画なら、見てみたいと本気で思いました。何が違うのか考えてみたら、そう、多分、エド・ウッドには美学というか、信念があるのですね。詐欺まがいとも言えるはったりをかましてまで貫き通してしまう意志。もちろん、ティム・バートンとジョニー・デップにも。だから、琴線にビンビン触れました。拍手×3。8点(2003-09-25 10:16:33)
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