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1. 駅 STATION
3度にわたって流れる「舟歌」がいい。高倉健と倍賞千恵子がだいたい同じシチュエーションで聞いているわけですが、2人の心象風景は3度ともまるで違う。1度目はほっこり、2度目はメラメラ、そして3度目は冷え冷え。それを、セリフで多くを語らず、2人の表情だけで見せる演出にグッと来てしまいました。
ただし、倍賞千恵子といえばやはり「さくら」のイメージが強くあります。今でさえそうなのですから、「寅さん」がバリバリ現役だった封切り当時、観客に違和感はなかったのでしょうか。この作品をもっと楽しむためには、「寅さん」をいっさい見ず、ついでに「ハンカチ」とか「遙かなる」とかもスルーしておくのが一番かもしれません。そう思わせるほど、ザ・日本的情感たっぷりの良作でした。
それにしても、宇崎竜童って稀有な存在ですね。稀代のチンピラ顔にして、稀代のヒットメーカーでもある。「舟歌」もいいけど、続けてラストに流れる曲もさすがという感じです。[CS・衛星(邦画)] 8点(2016-09-15 00:35:18)《改行有》
2. エイリアン2
リプリーをはじめとする女性陣のクソ度胸に脱帽。デカくて強くてキモくて得体の知れない相手に、よくもまあ堂々と立ち向かっていけるものです。一匹のゴキブリにも肝を冷やす自分は、深く恥じ入るばかり。それから、ラス前の“ロボット対決”のシーンは、素直に笑っていいんですよね。[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-07-25 22:33:28)
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