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1. 江戸川乱歩の陰獣
原作がどれだけ変態要素を含んでいるかは分らないけど、少なくともこれほど凄まじい変態的なムードである中に人間はどこかしか変態的な要素を持ち合わせているんだとこの映画を観るとそう感じずにはいられなくなる。とにかく全てが変態ムードな異様な雰囲気、映像、やってることも明らかに普通じゃない。相変わらず加藤泰監督の映像感覚には日本的美とヨーロッパ的な感覚とが交じり合っていて吸い込まれる。ただ話としてはそれほど見ていても面白さというものを感じない。つまらなくはないので一応は6点てことですが、それとこの映画の殺人シーンやトリック、映像美は何だか横溝正史の原作なんじゃないのか?て思ってしまうのは出ている俳優が
「犬神家の一族」や「悪魔の手毬唄」の人だったりするからである。加藤泰監督は上手い監督だとは思うけどやはりこの不気味な雰囲気を演出するとすれば市川崑監督のが合ってる気がする。同じキャスティングで市川崑監督の若かった頃による演出で見たかった。[DVD(邦画)] 6点(2012-09-09 14:10:05)(良:1票) 《改行有》
2. 映画に愛をこめて/アメリカの夜
フランソワー・トリュフォー監督が本当に映画が大好きで、大好きで、どうしようもないということがこの映画を観るとよく伝わってきて、映画への愛、情熱みたいなものを感じられずにはいられなくなります。映画の撮影現場の風景を見学しているような感覚がこの作品の中にはあって、興味深く観ることが出来るのも良い。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-10-27 23:56:57)
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