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1. エリザベス:ゴールデン・エイジ
《ネタバレ》 ■歴史ファンが歴史大河モノの観賞する場合、キャスティングの妙や、事跡のディティールの表現、解釈を楽しむワケだが、残念ながら自分は英国史に疎く、その愉悦を覚えることが叶わなかった。■もちろんそれは自分の責任だから、それを差し引いて、つまり歴史ファンじゃない一般の観客として作品を鑑賞するべきだろうが、しかし本作の「歴史大河モノ」臭は、作り手が英国史ファンたる鑑賞者を前提にしていることを示すに充分と言えよう。残念ながら自分はお呼びでなかったのである。■はっきり言ってしまえば、「歴史大河モノ」としてのエッセンスを本作から除いてしまったら、「立場ゆえの叶わぬ恋」みたいなテーマがありきたりのプロットでなぞられる程度のものしか残らないのだ。■然るにこの作品は本来堂々たる「歴史大河モノ」であるべきであって、それならそれで戦闘シーンに金かけて欲しい。エリザベスが馬上で兵士に演説するシーンなぞ、兵士役のエキストラは200人いたかどうか…。■ケイト・ブランシェットが当代随一の女優の一人であることだけは確認できた。[映画館(字幕)] 4点(2008-02-18 15:30:30)
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