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1. 英国王のスピーチ
《ネタバレ》 吃音のヨーク公を演じたコリン・ファースの演技が素晴らしかった。
冒頭の万博の閉会式のスピーチで、国民が顔をそむけていくシーンなど映像はすぐ切り替わるけど実際にはあのままスピーチを続けなければいけないわけで、そういう立場を考えるとものすごく胸が痛くなる。
責任の重い逃げ出せない立場って想像するだけでクラクラする。
吃音を治したいと思うヨーク公と、彼を支える妻のエリザベスの愛情。
国王になりたいわけじゃなかったヨーク公の苦悩。
彼の吃音を治療するライオネルとの関係性、特に2人の距離感が縮まっていく様子などとてもよく描けていた。
ライオネルを前にしたジョージ6世に即位後のスピーチはそれまでが丁寧に描かれていただけに感動的だった。
ただ、国民とヨーク公の関係(国民がヨーク公をどう思っているか)や、不安に揺れる国民の様子をもっと描いた方が作品に奥行が出てもっともっと最後のスピーチに感情移入できたのかなぁとは思いました。[映画館(字幕)] 7点(2011-03-05 23:12:34)(良:1票) 《改行有》
2. 映画 レイトン教授と永遠の歌姫
《ネタバレ》 (改行表示)
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・レ・
レイトンたちのキャラクターが可愛い。背景も奇麗で楽しめました。
ストーリーに関しては、シナリオに無理がいろいろあるような。
ジェニスinミリーナが素直に話していれば、こんな大事にならなかったような気もするし、誘拐した少女もジェニスandミリーナがどうにかしなよと思っちゃう。
デスコールにしてもアンブロジアを復活させるという目的からしたら、謎説きオペラをお膳立てする理由には弱い気がします。
でも謎解きは意外と楽しめました。[DVD(邦画)] 4点(2010-11-08 01:59:38)《改行有》
3. エリザベスタウン
《ネタバレ》 仕事に挫折して自殺まで考えていた青年が、父親の死を知らされ、自殺の前に父親の故郷で遺灰を引き取ろうとする。
行きの飛行機の中で知り合ったスチュワーデスとの出会いもある。
もし主人公が父親の死を知らされる前に自殺していたなら、父親が故郷で愛されていた様子や、母親の一面なども知らなかったし、クレアとのロマンスもなかっただろう。
挫折の先にぜんぜん違う人生が待っているかもしれない。
全編に優しいトーンの描き方で、傷ついたことのある人には救いになる前向きな映画と感じた。
主人公を明るく優しく包む、クレア役のキルスティン・ダンストの演技が光っていた。
クレアと電話で一晩中話をするところと、終盤のアメリカを車で旅するシーンが印象的だった。
大きな挫折を経験したら、一年ぐらい旅に出ようと思った。[DVD(字幕)] 8点(2009-03-29 19:47:31)(良:3票) 《改行有》
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