みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 駅 STATION 健さんの魅力を前面に押しだした作りという点では、彼の他の主演作とほぼ同じ。 十年を超えるスパン、序盤から様々なエピソードをつなぎ合わせる構成で、主人公の人となりをこれでもかとじっくり描いています。 各エピソードごとに出演する豪華俳優陣たちも、しっかりと脇を固めており、健さんのキャラをひと際立たせていました。 ストーリー云々というよりも、やはり寡黙な男、健さんのキャラを観る映画。 渋い、渋すぎる。[DVD(邦画)] 5点(2013-10-14 04:11:18)《改行有》 2. エル・スール 美しくも厳かな映像、もはや溜息を洩らすしかない卓抜した演出。 父親の苦悩を知ってしまった少女の、繊細な心の内が丁寧に描写されており、その世界観に思わず惹き込まれてしまうほどの、まさに出色の出来映え。 時間が経つのも忘れて画面に釘づけになり、さあこれからと居住まいを正した瞬間、映画は無情にも終了してしまった。 どうやら制作日数が大幅に長引き、制作費不足で撮影が途中で中止になったようだ。 物語はこのあと、衝撃の展開を迎え、すべての伏線も明らかにされるとのこと。 放心状態のまま、今度は失意の溜息が洩れました。 不完全作品ということで、評価はとりあえず平均点をつけておきます。[ビデオ(字幕)] 5点(2013-05-19 06:13:05)《改行有》 3. 遠雷(1981) バブル経済の直前、都市化の波に晒されながらも、農業に従事する青年の姿を描いたドラマ。 掴みどころの難しい作品だが、時代背景や生活環境、周辺の人々とのエピソードを通し、 主人公の満たされない心情をさりげなく描いているという点では人間ドラマに近い作り。 土着性、人間の泥臭さといったテーマもあるのだろうが、彼とは対照的なキャラの友人とともに、 シラケ世代と言われた当時の青年像もよく表現されていた。一番メッセージ性があったのは、 石田えりのヌードだったが・・・。[DVD(邦画)] 5点(2012-06-13 08:50:35)《改行有》 4. エレファント・マン 豊かな知性と感性、そして純粋な心を持つ主人公の、困難な人生を描いた本作は、 全編白黒、そして内容も重いので、疲れている時や精神的余裕のない時はかなり辛いかと。 腰をじっくり落ち着けて鑑賞することが必須。実話をかなり忠実に再現しているということで、 心を揺さぶられることはもちろん、人間としての尊厳を守るための主人公の行為は、 深い感動を与えてくれる。お涙頂戴ではないラストがとてもいい。映像演出も○。 公開当時、独創的な部分がないという点で、評論家の間では評価が真っ二つに分かれていたが、 良質な映画であることに変わりはない。[映画館(字幕)] 9点(2011-11-07 03:51:02)(良:1票) 《改行有》 5. エルム街の悪夢3/惨劇の館 シリーズの3作目。 フレディが子供たちを襲うという設定は基本的に変わらないものの、 夢という非現実の世界を逆手に取ったアイデアが面白かった。 シリーズの中では「1」に次いで、これが一番印象に残っている。[ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-20 00:49:00)《改行有》 6. エルム街の悪夢2/フレディの復讐 悪夢の惨劇から5年後を描いた続編。 今回は主役が男の子ということで、冒頭から気分はトーンダウン。 フレディの最初の目的もどこへやら、かなりいい加減な設定と展開で、 「1」とは内容を変えようという意気込みはわかるのだが、物の見事に空回りしてしまった。 結果シリーズ中でも異色作となってしまったようで、確かに記憶に残らない作品だった。[ビデオ(字幕)] 2点(2011-08-19 07:05:26)《改行有》 7. F/X 引き裂かれたトリック 内容は普通のサスペンスアクションなのだが、 主人公の設定が劇中のキーポイントになっており、作品にも面白さを与えている。 後半の見せ場は、地味な007みたいになっちゃったけどね。 本作がリメイクされるとしたら、派手なアクションシーン満載ということになるんだろうけど、 そうなると、逆にシナリオの甘さが目立っちゃうのかな? B級にはB級なりの面白味があるということで、普通に楽しめる娯楽作品だと思う。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-16 12:12:06)《改行有》 8. エルム街の悪夢(1984) モンスターキャラがウケにウケたホラー映画。 独特の設定も面白かったよね。彼の正体は?という推理的な要素や軽いオチもついて、 「ジェイソン」と共に80年代ホラーの代表作となった。 やっぱりこの1作目が一番まともに作られてたかな。 アイデアとオリジナル性という点では、お薦めのホラー作品。[ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-15 19:02:17)《改行有》 9. エンゼル・ハート 《ネタバレ》 サスペンス、ミステリー、オカルトをミックスさせたような作品。 オカルトが絡んでくるのは好きじゃないんだよね。なぜなら何でもありになるから。 中盤から幻想的な映像とオカルト色の濃いストーリー展開を見せ、やばいなと思ったっけ。 公開当時、ミッキーロークは人気絶頂で、この作品も随分と話題になったのだが、 周りの評価は、「ラストはダメ。あれはタブーでしょ」という意見が圧倒的に多かった。 今ではこういうパターンの映画も、結構多くなってきたけどね。興味のある方はどうぞ。[映画館(字幕)] 4点(2011-08-11 05:20:00)《改行有》 10. エイリアン2 これでもかと、じっくり見せてくれる導入部からのリプリーの描写、 重厚で無駄のないストーリー展開と、非常によく出来た作品だと思う。 「1」のサスペンスから今度はアクションと、まさに「今度は戦争だ」のキャッチコピー通り。 こういう映画で子供が出てくると緊張感がなくなるので、その点だけは減点。 リプリー以外の出演者たちも皆個性的で、彼らの人間描写もよく描かれている。 演出もいいけど、映像も当時としては迫力があった。お薦めの娯楽作品。[映画館(字幕)] 8点(2011-08-01 09:46:12)《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS