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1. エルヴィス
《ネタバレ》 悪徳マネーシャーと愛憎に満ちながらも絡み合うように生きたエルビス・プレスリーの伝記映画。全編プレスリー本人とバトラーの歌の力がすごく、それに合わせてカット割り等もなされていることから引き込まれ、鑑賞後は良いライブを見たような高揚感が残った。自分の音楽趣味的にプレスリー自体は通っておらず、ストーンズからゴスペル、R&Bは多少聞きかじっていたため、50年代のメンフィスの場面や楽曲などはなかなか良かった。ストーリーはやや平板かつ詰め込み過ぎで個々のエピソードの掘り下げは浅く、公民権運動や当時のアメリカ南部の文化的背景も絡んでくるので、現代日本人の感覚からするとややわかりにくいかもしれない。
デビュー当時のプレスリーは革命的だったけど晩年は日本だと永ちゃんみたいな一人伝統一代芸的な人になってたのかな。「サンタは君を訴える!」には笑いました。[映画館(字幕)] 7点(2022-07-19 11:01:01)《改行有》
2. エースをねらえ!
《ネタバレ》 一時代を作った出崎演出の最高峰でしょう。TVシリーズをメリハリを付けてよくまとめ、心に残る作品になっていると思います。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2019-02-03 13:41:21)
3. 駅 STATION
ドラマとしてはまあ「健さんの映画」な訳で日本的情緒山盛りだが、組織の中で自らの矜持を持ちつつも揺れ動く男の気持ちがよくでていたと思います。倍賞千恵子、烏丸せつ子、宇崎竜童といった脇役陣も非常に良かったです。
全編季節感に溢れた北海道の風景が美しく、画的に良いシーンがたくさんあった。この時代北海道が舞台の映画?TVが多かったような気がするが、流行らせようとしてたのかな?
本作の舞台の一つであった増毛駅も雄冬との連絡船も今はもうなくなりました。[DVD(邦画)] 7点(2017-08-21 21:21:16)《改行有》
4. 永遠の0
《ネタバレ》 原作もマンガも未見。主演の岡田準一は寡黙で抑制的な役でなかなかよかった。
この作品に限らないが海軍軍人役の脇役が、表情や態度の演技がオーバーだったり、姿勢が悪かったりで、昔の東宝映画とかを見慣れてるものとしてはちょっと違和感あった。まあ今の映画で史実どおりボー読みってわけにもいかないか。144分という長さは感じさせなかったが、後半の終戦直後の話はちょっとバタバタした感じでちと残念。
空母赤城のCGの出来はいい感じ。空戦も昔のCGに比べると良い感じになったが、飛行機のような小さいものはまだいかにもCGっぽく見えてしまう。最近のCGを駆使した映画は情報量が多すぎてちゃかちゃかし過ぎで観てて草臥れる。
戦争が舞台になっているが、時を越えたこの国の人々の繋がり、といった、より普遍的なものがテーマである印象だった。自分の祖先が残してくれたもの、祖先が続く世代に残した思い、それらの集合体としての国が今もあるというありがたさ、というものを考えたくなる作品。[ブルーレイ(邦画)] 6点(2017-08-11 10:21:53)《改行有》
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