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プロフィール |
コメント数 |
375 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
https://camuson.exblog.jp/ |
自己紹介 |
自分のブログに映画や本の感想文を書き溜めておりましたが、読まれることが絶無のため、こちらに出張しております。 もし興味がありましたら、弊過疎ブログにもお越しください。 |
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1. エイリアン3/完全版
《ネタバレ》 歯形以外ぐちゃぐちゃな死骸の描写であったり、白っちゃけた小さな虫がたかり蠢いている描写であったり、主人公の片方の眼球が内出血で赤くなっている描写であったり、これでもかと精緻な映像でリアリティを追求すると、ある種芸術の域に達するとともに、どこか嘘くささが出てしまうものなのだなぁと感じてしまった作品。CG技術が未熟な時代ということもあるのですが、こだわりを持って追い込んだ映像の中で、肝心のエイリアンの映像が浮いてしまっていて残念な感じです。エイリアンの動きも軽快すぎて、質感の割に重量感がないので、文字通り浮いた感じなのですよね。凶悪犯罪者の島流し用惑星に宇宙船が不時着するという設定は、従来作と違いを出すために工夫したところだと思いますが、この特殊な設定が結果的には裏目に出ているような気がします。医者とリーダー以外はその他大勢として埋没してしまって、彼らがエイリアンに食われたとしても、犯罪者なら仕方ないかと、やはり心のどこかで思ってしまいますし。近未来SFという特殊性を持ち込んだ段階で、いかに視聴者が共感できるような一般性を得られるかが勘所だとおもいますが、さらに特殊性を持ち込んでしまうと、なかなか難しいのかなと。エイリアンとは関係なしに別作品ができてしまいそうな設定だけに、2つの作品を無駄にしたようなもったいない感があります。作者のこだわりが、作品の推進力となっていない空回り感があります。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-06-11 16:57:57)
2. エレファント
《ネタバレ》 コロンバイン高校銃乱射事件をモチーフにして、破壊される前の日常的なハイスクール生活を、飾ることなく、ごく自然に再現し、終盤に起こる銃乱射による破壊と対比させています。銃社会というアメリカ的なテーマを、エンターテインメントを度外視したアメリカらしからぬ手法で描いたところが肝ですかね。3人娘の濃くて顔立ちがはっきりしてる娘がかなりタイプです。あと、写真部の女の子(日系のハーフ?)は、しぐさ、ふるまいに西洋人にはない女らしさ(無意識的につくる”しな”)が魅力的でした。他は大したことなくて、主人公男子に負けてます。まあ、それだけ普通の人を普通に演じてるわけで、すばらしいことなわけで。[DVD(字幕)] 8点(2023-05-29 19:00:25)
3. エーゲ海の誘惑
《ネタバレ》 ウクライナ映画は初めてということで、期待してみたのですが、舞台はギリシャだし、言語は英語だし、ウクライナのウの字も見られない作品です。新婚さんが、エーゲ海の島に大邸宅を買って、画家の夫は絵を描いたりして、優雅な新婚生活を満喫するかに見えたのですが、妻が、素行不良になって、現地の女性と関係を持ったり、夫と女性をくっつけようとしてみたり、刺激を求めてアブノーマル路線に落ちるというような話です。たまたま、妻の名前が、この地にまつわる古代ギリシャの女性詩人と同じだったため、詩人の魂が乗り移ったのか、本人が勘違いして浮き足だったのか、気持ちのタガが外れてしまったということなのでしょうが、古代の芸術家が憑依したような重みはまったく感じられないし、あっけらかんと行動する割に、他人に対してはやたらヒステリックだし、長々と詩的または哲学的な表現を並べたりするのが寒いわで、何を伝えようとしていて、何を楽しめば良いのかよくわからない作品でした。映像は綺麗で、普通に金をかけてるだけに、スッキリしない感じです。[DVD(字幕)] 2点(2023-05-12 18:02:39)
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