みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ナイト・アンド・ザ・シティ ボクシングの興行でひと旗あげようっていうダメ男…って、いつの時代のハナシやねん! 現代ニューヨークを舞台にしていながら、ストーリーそのものはあきらかに1950年代風(そもそもこの映画、1950年製作の『街の野獣』のリメイクなのだった…)。デ・ニーロとウィンクラー監督のコンビは、やはり1950年代の”赤狩り”をテーマにした『真実の瞬間』を作っているけど、あの時代に対するこのこだわりは何? NYの夜の街並をとらえた映像は、見事だった記憶があるけど、ビデオじゃつたわるかなあ…5点(2003-11-05 15:31:38) 2. ナイトメアー・ビフォア・クリスマス う~ん、素晴らしいなあ。何度見てもクスクス笑えて、ちょっと切なくて、どこかグロテスクなのにすべてのキャラたちが愛しく思えてくる。とにかくダニー・エルフマンの楽曲と、ティム・バートンのビジュアルセンスが見事に幸福な”ケミストリー”を果たしたという意味で、アニメとしては最高峰の1本でしょう。ああ、サリーのほころびをぼくが縫ってあげたい…10点(2003-09-13 15:17:47)(良:1票) 3. 南京の基督 う~ん、真摯な内容ではあるんだけど、ちょっと映像が感覚的な”汚らしさ”を感じさせて…見ているのがツライ部分もあったなあ。ただ、富田靖子のカラダをはった演技だけは、痛ましくも健気だったから…。顔のあどけなさと、身体の豊満さのアンバランスさが、役にピッタリだとは言えるでしょう。6点(2003-07-25 12:57:24) 4. ナチュラル・ボーン・キラーズ 映画と観客をナメとんのか、ワリャ! あまりにもうざったいスローモーションの多用と、ダサすぎるMTV的なカットつなぎ、反社会性を気取るアタマの悪いストーリー展開(タランティーノの名誉のために言っておくが、オリジナルシナリオはもっとマシな内容だった)の連続に、ずぅ~~~っとヘナヘナ状態。誰か、オリバー・ストーンに忠告してあげなよ。こんなの、映画じゃないって…。0点(2003-07-25 12:43:38)(良:1票) 5. 渚のシンドバッド ゲイであることをカミングアウトしつつデビューした橋口亮輔監督の長篇2作目は、何といっても浜崎あゆみの鮮烈な演技によって記憶され続けるのでしょう。が、別に同性愛がどうのこうのといった下世話な部分以上に、生き方が不器用な青春の肖像を、終始一歩引きながらも温かく見つめ続ける作り手の視線が素晴らしい。素直に感動し、少し胸が切なくなる佳作です。ただ、いつも思うんだけど、橋口監督ってどうして女優を必要以上にダサく撮るんだろう? ここでも、あゆみ嬢はチンケなイモねえちゃんだし…(それがまた良かったりするんだけど…って、フォローになってませんね。ハハ…)8点(2003-07-23 12:01:38)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS