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1. ナオミ・ワッツ プレイズ エリー・パーカー
リンチの『マルホランド・ドライブ』で30を過ぎてから脚光を浴びたナオミ・ワッツだからこそ、これだけ魅力的にエリーを演じられたのだろうと思う。「いい年」なのにいまいち夢を諦めきれない、たまに神経を逆なでする恋人でも誰もいないよりはいい。同じく女優志望の友達とはどっちが先に泣けるか対決したり、相当微妙な演技教室に通ったり。
映画自体は、撮影・音楽・演出、どれもよくできた低予算映画レベルと言ってしまうこともできるし、粗が目に付くこともある。しかし、それをカバーする脚本(おそらくワッツのアドリブ率高し)の勢いと、ワッツのコメディエンヌとしてのぶち切れぶりは観てて単純に楽しめた。なによりも、いきいきと楽しく等身大の女性の演技をしているワッツの姿が素敵。ワッツがプロデューサーをしていたこともあり、いい意味でも悪い意味でもワッツ依存率が高い作品。
※北米版DVDで鑑賞[DVD(字幕)] 7点(2006-06-29 18:31:39)《改行有》
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