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1. ナイル殺人事件(2020)
《ネタバレ》 ずっと観たかったナイル殺人事件をレンタルして観た。
思ったよりも薄味?豪華さをうたっていたけど、ゴージャス感がない。
以前の映画館で観たユスティノフのナイルの方がいいと思う。犯人役があのミアファーローだったし。なによりサイモン役の俳優さんがもっと適役だった。アーミーハマーは賢すぎる感じがする。
余計なストーリーがつけ加えられて、なんだかかえって興味をそがれていく感じがした。
犯人への感情移入ができなかった。リネットへの共感のほうが勝つ感じさえした。お金持ちで美人でそれでも本当には愛されない女性への。ケネスブラナーはなんかどこか間違っている気がする。
改変は人種問題にも気を使って変えているけど、なんだかとってつけたようだし、ミュージシャンではなく原作およびユスティノフ版では、オッタボーンはロマンス小説家であったが、それはそれなりに意味のある配役なのに考えがなさすぎると思われる。[インターネット(字幕)] 4点(2022-08-20 09:15:10)(良:1票) 《改行有》
2. ナポレオン・ダイナマイト
《ネタバレ》 話がどこにいくのか、何を表現しようとしているのか途中までまるでわからない映画です。今までに観たことのない映画でした。とにかくまずオープニングからしてクスクス笑っちゃいます。私は爆笑するってとこまではいかなかったけれど、一緒に観ていた高校生の息子はお腹を抱えて笑っていた。なんでなんだか、ものすごくハマッてしまったようです。やたら元気のいいおばあちゃんとか、32歳のひきこもりの兄さんとか、怪しげな叔父さんとか、もちろん本人のナポレオン、友達のペドロ、デビーなどなど全員キャラがたっていて、すごくよくできた映画だと思います。英語の発音とイントネーションがまた独特というか、ネガティヴな発音なのがなんか腹にきます。たるい感じの間もすごくいいです。観終わったあと気持ちがゆるゆるとハッピーになる映画ですね。[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-11-20 12:43:35)(良:1票)
3. 夏物語(1996)
《ネタバレ》 もう何十回観たかわからないくらい大好きな映画。エリック・ロメールのなかでベスト3に確実に入る映画です。ガスパール(メルビル・プポー)がもうどうしようもないダメ男なんだけど、すごくキュートで、ソレーヌといっしょに車に乗っているところを見つけられたときのおどおどした顔がたまらん。しかもマルゴ(アマンダ・ラングレ)は鬼みたいな顔で睨んでるしねぇ。でもこの二人の会話が(ほとんど歩きっぱなしで会話会話の連続)いかにもフランス的でおもしろい。女性3人が3人とも怒って走り出し、ガスパールは必死で追いかける。それにしても性格(ほんと悪いよ)も容姿も一番劣っているはずのマルゴがとても魅力的なのです。歩き方や話し方、雰囲気…わたしがガスパールなら迷わず彼女ですね。ロメール映画ではいつものことだけれど、エンディングが秀逸。[DVD(字幕)] 10点(2006-09-22 09:00:02)
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