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1. 名前のない女たち
《ネタバレ》 陵辱ものAVに出たからといって、それをすぐ死に結びつけるのもあまりにも短絡的かなと思いますが、それはさておき、序盤から中盤あたりにかけて、使い捨てにされる企画女優と、企画女優の上位に君臨する単体女優の相克といったものが意外に良く表現されていたと思います。また桜沢ルルのキャラクターの背景とも言うべき母娘の葛藤というか歪んだ関係も的確に表現されており面白かった。親子喧嘩のシーンなんか結構迫力がありました。ただやっぱり後半になって完全に息切れしたというか、脱力したまま終わってしまったという感じです。ルルの親友あやのと男のエピソードとかまるで付け足しみたいな感じで中途半端さが否めません。あと包丁持っていきなり暴れだすオタク男も、あまりにもベタというか予定調和過ぎて白けます。[DVD(邦画)] 4点(2011-08-06 21:18:46)
2. 内海の輪
《ネタバレ》 とにかく主演の岩下志麻さんが綺麗過ぎて、エロすぎて、ストーリーとかどっかに飛んじゃってるんですが、あえて言うならば、原作の方が奥行きがあるといいますか、縦軸に男女の恋愛、横軸に警察の捜査を置く構成になっているのに対し、本作は警察の捜査は完全に省略して結婚している男女の恋愛、いわゆる不倫、それ一本に絞った構成になっています。そのせいかどうかは不明ですが、何となく一本調子というか単調というか、ドラマとしての盛り上がりに欠ける感じになっています。白骨死体のエピソードも伏線として全然活きてきません。ただ女優岩下志麻のセクシャルな魅力は存分に描かれていますので、ファンとしてはたまらないでしょうね(私もどちらかというとそのクチですが)。逆に言うと、そうしたエロ的な要素がなかったら何も残らない、薄っぺらい作品だと思います。清張ファンからは「原作レイプもたいがいにせえっ!」との罵声が聞こえてきそうです。[DVD(邦画)] 3点(2011-02-07 21:41:02)
3. ナヴァラサ
《ネタバレ》 うーむ、これ性同一性障害とホモセクシャル(ゲイ)を混同してるような気がするんだが…。テーマ自体は面白いんだけどねえ。ストーリーの方も、本来ならば叔父さんが主役のはずが、ピントがズレてシュエータちゃんの一人相撲って感じで、コメディくずれみたいになってしまっている(思春期特有のひたむきさ、ナイーヴさは良く出ていたと思うけど)。もちろんそういう捉え方もアリなんだけど、全体としてやや観念的になってしまっている。差別の問題とかも含めて、もう少し現実の社会問題として具体的に捉えて欲しかった。この監督さんは最初ドキュメンタリーを撮りたかったようで、その辺の意識のズレが影響してしまったのかな…。期待していただけに残念。[CS・衛星(字幕)] 5点(2007-10-20 19:12:20)
4. ナイト・オブ・ゴッド
《ネタバレ》 映像が綺麗。ロケーションも良い。モン・サン・ミシェルみたいな城郭とか、ラストの教会の描写など創り手のセンスの良さが窺える。だが結局、それだけの映画になってしまった。ストーリーの方は残念ながら極めて微妙。5人の面子が揃い、さあこれから聖骸布を探しに行くぞってゆう展開になるまでが長過ぎるというのもあるが、一番ずっこけたのは、苦労して手に入れた聖骸布を、どこの馬の骨とも分からん奴に渡してしまう事。亡きルイ9世に対する忠誠心か、それとも聖骸布を取引の材料にしてしまうことに対する躊躇いなのか、その辺は定かではないが、あまりにもあっけなさ過ぎる。重要な所なんで、もう少し肉付けして欲しかった。余計なエピソードとかに時間を取られ過ぎ[DVD(字幕)] 6点(2007-08-31 22:50:25)
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2 | 18 | 7.03% |
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3 | 39 | 15.23% |
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4 | 47 | 18.36% |
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5 | 49 | 19.14% |
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6 | 42 | 16.41% |
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7 | 28 | 10.94% |
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8 | 12 | 4.69% |
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9 | 9 | 3.52% |
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10 | 2 | 0.78% |
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