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1. 泣く男
《ネタバレ》 アジョシ」の監督の次作だし、主演がチャン・ドンゴンだし、期待して見ました。
でも、全然「アジョシ」を超えてなかったです。
アクションシーンは見ごたえあるけど、多過ぎやり過ぎで、見てて凄さが麻痺してきます。
ただ、そこまでして少女の母親を守ろうとするのが、誤って少女を殺してしまった罪悪感というより自分が失ってしまった母親への思慕・救済の代理という面が見えてくる部分は良かったと思います。
同僚に「何故だ」と聞かれ「ただ疲れたんだ」と答えるシーンが、最後の方では「まだ疲れてるか」「少し楽になった」というシーンにつながるところも良かったです。
タイトルの由来、今は廃墟となった母と最後に行った銭湯で泣くシーンは、結局究極のマザコンかと、チャン・ドンゴンでなければキモいところでした。
母親に死なれてから、どうやって殺し屋になったのかとか、本気で死闘を繰り広げながらどこか信頼関係のある同僚との過去などを描いてたら、もっと深みのある作品になったと思います。
「アジョッシ」は劇場に3回観に行って、その後も何度かDVD見たほど好きですが、これは多分もう見直すことはないと思います。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-08-31 23:16:07)《改行有》
2. ナイン・ソウルズ
《ネタバレ》 9人もいる割りに、各エピソードが良くまとまってると思いました。
千原Jrと生まれつきの不良、爆弾魔に関しては扱いが雑で気の毒でしたが、他の6人は割りと良かったです。
特に印象に残ったのは、マメ山田の「愛」とユリナが踊る曲(浅川マキ「ちっちゃな時から」)が凄く雰囲気に合ってたのと、KEEの死んでやっと一緒になれる恋人との話のところです。
メインとなるのは、息子殺しの原田芳雄と父親殺しの松田龍平の話。
娘の結婚式にお祝いを渡そうとして拒否されたけど孫に自分の名前の一文字をつけてもらってた原田と、守ったはずの弟にまで見捨てられたと思い弟も殺してしまった松田。
「ワンペア」と言われた二人の結末は対照的でした。
松田は一度は威張ってる原田を憎み殺そうとしますが、最後は自分を迎えに来た原田に親への思慕か救いのようなものを感じる、ようなラスト。
切なかったです。[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-11-02 18:24:27)《改行有》
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