みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ニュー・シネマ・パラダイス シナリオ、配役、映像、演出、音楽と、それぞれが高レベルの至高の逸品。 ただノスタルジーを満足させるばかりではなく、現在と過去が一つの流れになっていて、 物語としても、また"映画"そのものを小道具にした設定ともにシナリオの完成度が高い。 中盤過ぎにちょっとバタつく展開があったのは残念だが、終盤からラストにかけての演出は、 制作者側の抜群のセンスの良さに脱帽。ちなみに完全オリジナル版のほうで、 首を捻った終盤の展開があったのだが、2時間版ではバッサリとカットされていた。 こちらのほうが自然な流れでいい。音楽は文句なく最高。名作でもあり、秀作でもある作品。[ビデオ(字幕)] 10点(2012-08-12 03:43:35)《改行有》 2. 摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に アメリカ人の好きなサクセスものに、ちょっとロマンスを入れたコメディー映画。 主演のマイケル・J・フォックスは、やはりこの手の作品が似合っている。 アメリカの大企業がどういうシステムで動いているのかわからないので、 本当にこんな事が可能なのだろうかという疑問がついて回るが、脚本がよく出来ているので、 かなり楽しめる。ご都合主義と言ってしまえばそれまでだが、 ストーリーとコメディーのバランスがいい、誰もが笑って楽しめる万人向けの作品。[ビデオ(字幕)] 7点(2011-10-13 09:58:31)《改行有》 3. ニューヨーク東8番街の奇跡 子供は出てないけど、内容は子供向けのファンタジー映画。 序盤を見ただけでラストはもう予測できてしまうが、ほのぼの温かくていい映画。 おじいちゃんとおばあちゃんのキャスティングもいい。UFOの設定にはちょっと参った。 ファンタジー映画といっても、もう少し必然性も欲しいところ。 まあ、あれこれと突っ込んで鑑賞する内容の作品じゃないんだろうけど・・・。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-10-09 00:07:58)《改行有》 4. 二代目はクリスチャン 志穂美悦子主演の映画。一応ストーリーコメディーになるんだろうけど、 とんでもない破天荒な設定から物語はスタート。まあこれはコメディーだからと割り切るも、 笑えないドタバタコメディーの連続には参った。後半からは突然シリアス調に変化し、 これまた呆気に取られるような無茶な展開。もう最後まで物語に入り込めなかった。 コメディーとシリアスの部分。クリスチャンとやくざたちの価値観の違いという妙味。 それらがまったくうまく噛み合っておらず、バランスの悪い映画だなぁというのが率直な感想。 終盤の見せ所は感動もなければ、さりとてスカッともしない。何をどうしたいのかさっぱり。 これなら、志穂美悦子が「女必殺拳」ばりのアクションを見せてくれたほうがまだましだった。[DVD(邦画)] 1点(2011-07-27 03:17:39)《改行有》 5. ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版 ヒット作品によく見られる完全版とか必要ですかね。 「エイリアン2」の完全版だけは良かったけど、他の作品では首を捻るものばかり。 本作でも不必要なシーンが多々挿入されていて、時間もやたら長く、間延び感すら覚える。 わざわざ完成度を下げてどうするんだろ。まあ、いい映画であることに変わりはないけどね。[DVD(字幕)] 7点(2011-07-21 01:55:13)《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS