みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 日本以外全部沈没 ・・・観てしまった、映画館で。しかもパンフレットまで買ってしまった、、そぉねえ、確かに今の時期、この作品を映画化するってのは、色んな意味でタイムリーだったと思います。かなりブラックな、ヤバいネタもありました。多分製作者の脳裏には「チームアメリカ・ワールドポリス」が念頭にあったんじゃないかな?でーもーなー。せっかく作るんなら、もっと細部を丁寧に作った方が(日本人の外国に対するコンプレックスの描き方とか)、作品の「毒」が強まったんじゃないかなー。どうも最初から「これはおバカ映画、オフザケ映画ですよーん、だから本気にしないでねー」って言ってる気がする。どうせならアノ国やアノ国が本気で怒って日本政府に抗議するくらいのものを作ってくれれば良かったのに・・・というのはゼータクでしょうか。原作はかなり面白そうだけど、やっぱ映画は映画として、映画ならではのものを見せて欲しかった。<おまけ>映画館の受付のお姉さんが「『日本以外』大人一名様ですね」というのが、ちょっと面白かった。[映画館(邦画)] 6点(2006-09-28 19:10:51)(笑:1票) 2. ニワトリはハダシだ 《ネタバレ》 冒頭、いきなり姿を見せる万景峰号(!)、そして子供たちが無邪気に叫ぶ「マンセー(!!)」・・・間違いない。森崎東監督は、喧嘩を売ってる。何に?硬直化した社会に、世の中に、僕や貴方や彼らに。思わず「上等!」と叫びたくなる。この作品には差別や偏見、警察とヤクザの癒着から検察の汚職から戦争の傷跡から天皇制までがはちきれんばかりにテンコ盛りで、ツッコみ好きな観客なら様々な物語上の綻びや矛盾点を見つけることはたやすいだろう。しかしそんな事はどうでも良い。登場人物たちが生き生きと笑い、怒り、泣き、或いは走る、転ぶ、怒鳴る、飯を食らう、糞をする、そして愛し合う、、そのエネルギッシュな姿自体が物語であり、メッセージであり、テーマである。森崎監督の作品が「怒喜劇」「重喜劇」と言われる訳が、やっと分かった気がする。観念的な、ポーズとしての反体制ではなく、人間の肉体という具体を伴ったいわば血肉化した反骨精神。ラスト近く、汚職を隠蔽せんとするヤクザたちに全てを壊されようとする時、後方の海から聞こえてくるのは、、そう、「ワッショイ!ワッショイ!」だっ!!生きてるうちが、花なんだぜっ!ワッショイ、ワッショイ、ワッショイ![DVD(邦画)] 9点(2006-07-02 19:46:19)(良:1票) 3. N.Y.式ハッピー・セラピー おっと、意外に酷評の嵐。僕は結構楽しかったっす。いつものようなアダム・サンドラーコメディではあるけれど、J・ニコルソンのおかげでいっそう引き締まった感じだし、現代アメリカのストレス社会や訴訟の多さを皮肉ってるところもなかなか。J・ニコルソンが最後まで名医なのか単なる・・・なのか分からないのが良かったと思います。DVDの特典であの下着のお姉さんがヘザー・グラハムだと分かりました。むー、ええチチしてはる。7点(2004-12-22 19:22:18) 4. 2番目に幸せなこと 題材としては、僕の大好きな「ハッシュ!」と通じるものがあって興味深かったんですよね。これからゲイがもっと認知されるようになるだろうし、家族のあり方も新しい形を模索していかなくてはいけなくなるんだろうなーと思うし。ただしやっぱりそこには様々な困難があるし、特にアメリカではこの映画みたいに裁判に持ち込まざるを得ないのかな、と思います。それにしてもあの終わり方はちょっと中途半端な感じでしたね。ちゃんと和解するまでを描いて欲しかったな。6点(2003-11-07 14:54:50)(良:1票)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS