みんなのシネマレビュー |
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1. 日本人の勲章 知識無しでの視聴。 これは傑作。善玉、悪玉それぞれを演ずる名優達に喝采。 日系アメリカ人に対する感情は実際あったものなのでしょう。当時にそれを描いた異色作。 「ミクロの決死圏」に次ぐ邦題の傑作でもあります。[インターネット(字幕)] 9点(2025-03-03 23:59:45)《改行有》 2. ニトラム/NITRAM 《ネタバレ》 無差別乱射事件は事実だけど、そこに至るまでも事実なのだろうか? 転がり込んだ大金は他に使い途があっただろうに、ヘレンと父親が生きていればこんな事件は起こらなかった気がします。 ラストの母親の姿に人格の異常さを感じたところです。[DVD(字幕)] 4点(2023-07-23 20:41:40)《改行有》 3. ニューオーリンズ・トライアル 《ネタバレ》 正義のダスティン・ホフマン勝利の筈だけど銃規制の裁判なので100%とは思えず、評決を待つ間はバルセロナ五輪決勝での古賀稔彦さんの判定の時と同じく固唾を呑んでの握り拳。 陪審員コンサルタントの存在(実際あるようで)とやり口に、裁判の意味があるのか? 弱肉強食のアメリカ社会に唖然と。 このような話では敵役の存在が重要で、ジーン・ハックマンの演技巧者ぶりに拍手喝采。得意満面な時以上に敗北感に塗れる姿に唸らされる。金が全ての彼らしいとは言え送金してしまったのが無理筋に見えた(-1点)のですが、起承転結片時も目を離せず、釈然としない点を確認するのに続けて2回観直し。極上の逸品を堪能しました。[DVD(字幕)] 9点(2023-07-21 10:37:41)《改行有》 4. 2300年未来への旅 衣装の安っぽさに興を削がれたまま盛り上がる事無く終了。マイケル・ヨークお疲れ様ではあるものの、感情無きマネキン芝居にガックリするところです。名優ピーター・ユスティノフが出演する作品ではなかったです。[DVD(字幕)] 4点(2023-04-18 16:30:12) 5. 担え銃 戦場を舞台に一人の死者も出ないあっけらかんとしたドタバタ劇。水没塹壕内シーンを筆頭に純粋に楽しませて貰えました。 そうきたか!のオチが鮮やかです。[インターネット(字幕)] 6点(2023-03-31 02:02:25)《改行有》 6. 肉体の悪魔(1947) 高校生とオバサン、にはとても見えない二人のよろめきドラマに興に乗れません。オバサンの浅はかさが痛々しく白けてしまいました。今年ジェラール・フィリップ生誕100年映画祭が行われていますが、オバサン役のミシュリーヌ・プレールが100歳で存命であるというのにドラマチックなものを感じます。[インターネット(字幕)] 5点(2022-12-17 19:57:05) 7. 肉屋 犯行に駆り立てるものが何も示されず。サスペンス感もゼロ。ロマンスも中途半端。ステファーヌ・オードランの美しさ以外に見るべきものが無い「魚屋」でも「八百屋」でもいい凡作。尺の短さに+1点。[インターネット(字幕)] 3点(2022-11-26 23:23:37) 8. ニッケルオデオン 単にドタバタしている全員に何の共感も出来ず。空回り感の激しい凡作にポカーンとするのみ。[インターネット(字幕)] 4点(2022-10-15 03:14:03) 9. 2000人の狂人 ハーシェル・ゴードン・ルイス作品鑑賞第二弾はこちら。 やはり気色悪い。 ただ、ソレを楽しそうに見ている老若男女が薄気味悪く怖かったところに加点。[DVD(字幕)] 4点(2022-08-29 03:58:19)《改行有》 10. 人間魚雷出撃す 人間魚雷。老人が考えだして中年が指揮して若者が命を落とす。言葉が出ませんが演出が淡々としており涙腺は平常でありました。 中年の艦長を演ずるお目当て森雅之さんも淡々とした役柄で可も無く不可も無し。ただ、航海長役の西村晃とのコンビに先日の座頭市あばれ火祭りを思い出し、役者さんってやり甲斐ある素敵な職業だと思った次第です。 長門裕之、津川雅彦が兄弟役で出演しているのに、へぇ、であります。[インターネット(邦画)] 6点(2022-06-11 01:21:37)《改行有》 11. 人間 《ネタバレ》 漂流船での殿山泰司、佐藤慶、乙羽信子、山本圭が織りなす密室劇。極限の飢えが人を狂気に追いやる姿が、これでもかと言うほどネットリと描かれており観るのが辛かった。佐藤慶の意地汚さもさることながら、乙羽信子の怪演が特筆もの。お目当て山本圭は22歳デビュー2作目ということで何の屈折も無いのは残念だけど仕方ないところ。飢えが満たされて良心が戻ったかのような結末がやるせない。[DVD(邦画)] 6点(2022-05-02 07:02:05) 12. 肉体の盛装 京都を舞台にした芸者の「金の切れ目が縁の切れ目」な生き様が描かれています。男の恨み節に対して「こっちは大事な体を提供してまっせ」に説得力があった佐久間良子。この手の役どころは若尾文子の右に出る者無しが覆る絶品さでありました。市役所勤めの妹役が藤純子。真逆なキャスティングでも違和感無いのは流石名女優。トーンダウンの結末にずっこけましたがまずまずの良作です。 いつも通り鑑賞後に観た予告編がネタバレ全開でびっくりしました。こんなのダメでしょう。[DVD(邦画)] 7点(2021-12-31 02:14:49)(良:1票) 《改行有》 13. ニューヨークの亡霊 ピーター・イエーツ作品と言うことで鑑賞。ジェームズ・スペイダーのみならずマイケル・ケインにマギー・スミス出演というのに「ほぉ~、これはこれは」ホクホク状態。ジェームズ・スペイダーのラブコメはありきたりなものですが、それをフォローして余りあるご両人が素晴らしい。分をわきまえているかのように一歩引いてはいるものの、持ち味の端正な語り口での毒気を吐く姿はさすがの名優振り。洒落た原題に見合わぬ邦題がよろしくないですね。[DVD(字幕)] 7点(2021-10-19 16:11:01) 14. 人数の町 《ネタバレ》 人生に躓いた負け組が飼い慣らされて意志を持たぬ負け犬と成り下がり暮らす町。この町が言うところの自由は義務も責任も伴わないもので薄ら寒い。描かれる一見突飛なエピソードも「政治は数、数は力」が浮かぶ絵空事に思えない不気味さがありました。青年が妻子と暮らす為にとった選択に、チューター達も負け犬の中のボス犬に過ぎないのを感じます。姉の浅い人物像が残念ではありますが、心に残る作品です。[DVD(邦画)] 7点(2021-08-07 03:15:31) 15. 日日是好日 茶道の奥の深さに圧倒されます。素敵ですが敷居が高くてガサツな私には手が出ません。ただ、ガタガタゴチャゴチャ理屈こね回してマウント取り合い吠えたててヘンな湿疹が出てしまう身も心もカサカサに荒れた時にこそ、「考えずに感じる」ひとときを過ごすのが有効だと思わされた樹木希林さんの姿でした。この国が持つ潤いにも考えが及んだ秀作です。[インターネット(邦画)] 8点(2021-07-07 23:51:21)(良:2票) 16. 人間の証明 《ネタバレ》 原作未読。「砂の器」二番煎じな物語で、脚本及び演出のハリボテ感が痛々しい。唯一心に残ったシーンがジョニー・ヘイワードの「僕がそんなに憎いかい」自ら深く刺し入れる姿。余計なエピソードを取り払って母と息子2人に絞って貰いたかったところです。 埋め尽くされた酷い演出で超絶だったのが、ラストのジョージ・ケネディ、岡田茉莉子のスピーチと聴衆の反応、「逮捕しましょか」に首を振る鶴田浩二、崖下に去る岡田茉莉子を見守る刑事2人・・・・これくらいにしておきます。 原作への忠実度がどれくらいなのか分かりませんが、本作は「見てから読む」のが正解だと思います。[DVD(邦画)] 3点(2021-06-19 01:56:16)《改行有》 17. ニューヨーク 最高の訳あり物件 略奪婚で奪った夫を略奪された女と略奪した夫の元妻が同居する物語。二人の価値観や好みの違いをコミカルに描いているものの、旦那が何の魅力もないただの尻軽男なので、いくら映画の絵空事とはいえ現実味のない結末に白けるばかりで明後日には内容を忘れてしまうであろう凡作です。余談ながらエレベーターが住居に直結しているというのに「?」「へぇ~」であります。[DVD(字幕)] 4点(2021-03-10 02:19:19)(笑:1票) 18. ニューヨーク東8番街の奇跡 《ネタバレ》 お目当てジェシカ・タンディは通常運転で可もなく不可もなく。ご主人ヒューム・クローニン共演、スピルバーグ製作総指揮でのワタリガニみたいなUFOロボットが登場するファンタジー作品というのに驚きました。バーガー作りを手伝うシーンを始めとしてロボットに胸キュンキュン。地上げに絡んでヒトの心を持ち合わせているような姿に胸熱に。悪方がマイルドで、ビルの谷間のラーメン屋さんのようなラストショットが心地よい後味を残します。見事な邦題にも感心の良作です。[DVD(字幕)] 7点(2021-01-27 02:03:59) 19. 肉体の冠 《ネタバレ》 娼婦マリーに恋した市井の大工マンダの破滅までの物語。口数少ない無骨なマンダの恋愛模様は盛り上がりに欠けますが、レイモンとの友情模様は胸熱にさせられました。パリッとしたお洒落な外見とは裏腹に卑怯で下衆なクズっぷりに血圧が上がったヤクザの親分ルカの存在が三人を引き立てており、物語を盛り上げてくれました。名匠のいぶし銀の秀作。原題「黄金の兜」=マリーの結い上げた髪 これを「肉体の冠」という意味不明なタイトルにした方の感性を疑います。[DVD(字幕)] 8点(2020-10-10 00:55:14) 20. ニューヨーク・ニューヨーク 冒頭シーンのお祭り騒ぎが理屈抜きで胸糞悪い。「何時までやっとんじゃい!」辟易したナンパシーン、某作品同様のド腐れ屑キャラぶりがデ・ニーロの名演相まって我慢の限界を超えリタイア(し・つ・こ・い・death 怒怒怒怒怒) ライザ・ミネリのパフォーマンス見たさに数週間経って続きを。 ありがちなストーリーでジミー・ドイルはカスのまま。監督ならではのダラダラ展開。もう、へとへと、何度も一時停止。 母の遺伝子を受け継いでいるのがありありと分かるラストのライザ・ミネリの華やかさに我慢に我慢を重ねた鑑賞が報われた作品。[DVD(字幕)] 3点(2020-10-04 02:40:22)《改行有》
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