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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 日本黒社会 LEY LINES 今やTVドラマにも欠かせない存在となってきた北村一輝。しかし、彼の持つスケール感はTVモニターに収まるものではなく、スクリーンでしか捉えきれないものだろう。本作にはそんな北村の強烈な個性が焼き付いている。竹中直人の悪役としての華といい、三池崇史のアウトローの悲哀の描き方の巧みさといい、文句のつけどころのない一本である。9点(2004-01-05 20:52:06) 2. ニック・オブ・タイム 「俺はアクションはしない」と『スピード』を断り後悔したと噂されるJ・デップ。真偽の程はわからないが、確かに本作では精彩に欠ける。俺が以前から夢見ていたリアルタイム進行の物語だが、それゆえにスケールが小さくなってしまったのが残念。この企画を実現させるためにはどう世界を広げていくかの工夫が必要だというのは素人の俺でもわかっていたのに・・・。今話題の『24』は健闘しているのだろうか? とはいえ、バダムの手堅い演出・ウォーケンの怪演によりそれなりに観られる作品には仕上がっている。6点(2004-01-05 20:37:13) 3. 憎しみ 独特の閉塞感にM・カソビッツの才気は充分に感じられる。しかし、本作単体で考えた場合、あまりにプロットが散漫ではないか? 観ていて重さだけが心にのしかかるばかりで、情を動かすまでには至らなかった。4点(2004-01-05 20:27:40) 4. ニキータ 冒頭の濡れた地面を這うようなカメラワークに引き込まれ、最後まで緊張しながら観られた作品。『レオン』に今ひとつ魅力を見いだせなかった俺にとっては、本作がベッソンの頂点。アンヌ・パリロー演じるニキータの生き様には思わず涙を誘われてしまう。惜しむらくはラストシーンの曖昧さ。リメイク版の『アサシン』のような明確さがほしかった。「曖昧=余韻」という考えは、作り手として少々安直にすぎるような気がする。8点(2004-01-05 20:23:27)(良:1票)
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