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1. 2001年宇宙の旅
2001年ということで、もう18年前だから古臭さは否めない。
電話するのにカード使ってたりして、昔ってこんな感じだったなぁって懐かしさを覚えます。
子供の頃見てたアニメにこんなの出て来たなぁってモノリスにも哀愁を感じる。
そんなことを考えてたらディスカバリー号もなんだかジェイナス号に見えてきた。
クレイ8000系はボギーって愛称で呼ばれてたけど、HAL 9000には愛称が無くてちょっと可哀想。
それで反乱を起こしちゃったのかな。
あと、コントロールされた重力は宇宙に居ることを感じさせなくて、未来の技術力を思い知らされます。
作品としては最初から最後までテンポが悪くて退屈だったけど、ノスタルジックな気分に浸れたので良かったです。[インターネット(字幕)] 6点(2019-01-30 11:58:32)《改行有》
2. 日本のいちばん長い日(1967)
もっと堅苦しい作品かと思ってたら、意外にもエンターテインメント作品になっていて、興味を惹かれました。
悲惨な戦争の事実を描いてるわけで、面白いなんて言ったら不謹慎なのかも知れないけど、当時の将校たちの心意気が感じられて、ワクワクさせられます。
もしフィクションだったとしたら、最後の一兵卒まで玉砕覚悟で戦い抜くというプライドに一票を投じたい。
もちろん戦争はよくないと思うけど、今の政治家にもこれくらいの心意気が欲しいですね。
少なくとも、現代の日本を取り巻く状況もこの頃と大差ないように感じます。
このまま無条件降伏してしまうのが本当に正しいのか、ひとりひとりの国民が冷静になって考えてみるべきなのかも知れません。
作風としては反戦ではなく、淡々と事実を描くドキュメンタリータッチで、どこまで真実に近いのかということは抜きにしても、太平洋戦争の1つの側面として、日本人なら知っておいて然るべきことなのかも知れません。
そして、やっぱりラストの玉音放送は昭和生まれの日本人としては、心を揺さ振られるものがありました。
この作品に出会うまでの僕にとって、玉音放送というのは戦争の終結を意味する平和の象徴だったんですけど、今では少し複雑な心境で受け止めるように変化したように感じられます。[DVD(邦画)] 9点(2010-10-27 06:10:51)《改行有》
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