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1. 252 生存者あり
《ネタバレ》 海底の温度異常から巨大台風が発生し、物凄い大きな雹が降ったかと思えば津波が発生して都内を飲み込む・・・と思ったらあっという間に水が引いておりました。
という序盤の展開があまりにも速すぎて何が何やら・・・
監督はレスキュー隊員の活躍、葛藤、主人公の家庭愛、事故が原因で兄貴と袂を分かった兄弟愛を中心に描きたかったんでしょう。
であるならば大げさにライバル会社のビルを倒壊させなくても地下鉄事故程度で良かったのかもしれませんね。
CGを多用したパニック映像と物語の本筋(監督が描きたかったであろう部分)との乖離が激しくちょっと観客は戸惑ってしまいます。
しかしながら障害を持った子役の演技は素晴らしいと思ったし最後まで飽きずに見ることができたのも事実。
ちょっと勿体無い映画でした。[DVD(邦画)] 5点(2010-10-05 10:16:30)《改行有》
2. 20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗
《ネタバレ》 原作未読なので映画化されたことにより可否は判断つきかねます。
ストーリー的には好きな題材なのでテレビで見ましたが、映画で漫画を表現したかったのか役者陣の演技が全て「マンガ」に見えてしまってびっくりしました。
それが監督の狙いなのでしょうか。
大げさな演技とあり得ないシーンの連続にいろんな意味で感嘆しながら見ておりました。
皆さん書いてらっしゃるエンドロール後のラストですが、過去に行って自分の過ちを諭し「ともだち」と友達になる。。。って過去を変えたらいかんやん!!歴史変わっちゃうじゃん!と思ったのは僕だけでしょうか?
あそこまで「補足」するならそれによって変わってしまった「今」も見せて欲しかったな。[地上波(吹替)] 4点(2010-09-08 17:08:13)《改行有》
3. 2012(2009)
《ネタバレ》 やっぱりこの監督はやってくれたな。
地球が壊滅する様は凄まじくリアルでしかも細かく魅せてくれますね。
それだけでも価値はある???ない???
しかしながら話が進んでくと「金持ちだけが助かる」「自分達だけが助かる」「自分の家族だけが助かる」って。。。結局ラストも集まった人達を収容して「人間なんだから助け合わないと」と締めてくれますが、よ~く考えてみるとあそこに集まった連中は高額(10億ユーロだって!)なチケットを購入できた人達なわけでね。それ以外の一般ピーポーは死んでしまったわけでなんとも「もやもや」します。
唯一、ぶっ飛んだDJのチャーリーに対して「あの人おかしいの?」と娘が聞き「いや、彼はおかしくなんかない」と説明するくだりは良かったです。
とま~、いろいろ突っ込みどころはあるわけですが、自分はラストまで楽しめましたよ。
映画館で見て欲しい作品だと思いました。
と、こんなレビューになるのも「やってくれた」エメリッヒだからであり、彼にとってそんな評価が極上の喜びであり、「だろ!?」としたり顔でニヤニヤする彼が目に浮かぶのです。
[映画館(字幕)] 6点(2009-11-30 11:27:41)(良:2票) 《改行有》
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