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プロフィール |
コメント数 |
65 |
性別 |
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自己紹介 |
不定期連載「どうでもいいランキング」
ミュージカル映画部門別ベスト5(ちょこちょこ変動してます)
曲の良い作品5傑 1 アニー 2 若草の頃 3 メリーポピンズ 4 オズの魔法使 5 オペラ座の怪人
ストーリーが面白い作品5傑 1 ヘアスプレー 2 アニー 3 レ・ミゼラブル 4 ウェストサイド物語 5 シカゴ
ミュージカルシーンへの入り方がナイスな作品5傑 1 ヘアスプレー 2 雨に唄えば 3 若草の頃 4 メリーポピンズ 5 シカゴ
衣装・演出・ダンス時の振り付け・その他総合的なミザンセヌ 1 ヘアスプレー 2 メリーポピンズ 3 雨に唄えば 4 チキチキバンバン 5 イースター・パレード
人物描写5傑 1 若草の頃 2 メリーポピンズ 3 シカゴ 4 ヘアスプレー 5 ブルースブラザーズ
神声1傑 バーブラ・ストライザンド
ミュージカル界に来て欲しい人 エフゲーニャ・オブラスツォーワ
その他 超独断&偏見
ルックスを「加点法」で評価すると最強な女優1傑 イングリッド・バーグマン
「減点法」で評価すると無双する女優1傑 エリザベス・テイラー |
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1. 2001年宇宙の旅
十年ぶりぐらいに観賞しました。
まずストーリーに関してですが、キューブリックさんという人は、もちろん頭の良い人だったんでしょうが、クラークさんにはさすがに及ばなかったのかな、という印象を受けてしまいました。というのも、小説版を読んだときには「持っている知識は全て正確にコントロール出来るだけの知能を持った人間が、作品の方向性にはっきりした確信を持って堂々と書いている」という印象を受けたのですが、映画版の場合は「知能以上の知識を得てしまった人間が、自分でもよく分からないままに、ゼィゼィハァハァ言いながら、なんとかかんとか作品を作りきった…」というような印象を受けてしまったのです。ま、これは単に私がワケが分からなかったというだけかもしれませんが…。
次に映像に関してですが、こちらは凄いと思ったんです。思ったんですが「…でも、これは考え方によっては、骨折り損のくたびれ儲け的な映像になってやしまいか?」とも思ってしまったんです。どういうことかと言いますと、例えば何十年も昔の映画の特撮シーン(サイレント映画「ニーベルンゲン」の竜とか)を観たときには、確かに「何じゃこりゃ、ちゃっちぃ~!」とか思いますけど、同時に「…でも可愛げがあるな、この時代なりの良さを、空気を感じるな。それに、CGが発達した今だからこそ逆に価値が出てくるな」とか思うのもまた事実です。しかし、この映画の場合は、この時代にしては驚異的にがんばり過ぎたのが仇となって、CG技術が発達すればするほど価値を見出しにくくなるという、なんとも皮肉な、ある意味「市民ケーン」的な映画になってしまってるのかなと思いました。今はまだこの映画がいかに苦労して作られたかというのをリアルタイムで知る人が多いので世界中で絶賛されていますが、百年後の世界では「ひょっとしたらこの映画よりも「着ぐるみ特撮映画」の方が価値が高くなっているかも…?」と思うのは私だけでありましょうか。
ま、ともかく映画全体の評価としては、面白い部分もあるが、前半を中心に退屈するシーンも多かった。普通に考えれば6点ぐらい。でもこれだけ映像でがんばってるんだから、ということで7点にさせていただきます。[地上波(字幕)] 7点(2013-07-26 11:45:21)《改行有》
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