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1. ニキータ
《ネタバレ》 こんなメンタルがピヨピヨな殺し屋に
殺られる人たちが逆に可愛そうだなと思ってしまった(笑)
あらゆる意味で、レオンのプロトタイプという評価は、まさしくその通り。
要所要所では、監督のセンスが発揮されており、印象深いシーンもあるのだが、
荒唐無稽な展開も目立つ。最後の変装は無茶あり過ぎ(笑)。
まあ、そうした粗も含めて6点評価ということで。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-05-18 08:32:12)《改行有》
2. 日本のいちばん長い日(1967)
日本が終戦に至るまでの24時間を描いた、異色の戦争映画。昭和のスターたちを総動員して、当時の政治家や軍人たちの狂奔を淡々と描き切った傑作。喜劇を得意とする岡本監督がこの異様なテンションの作品を作っているのだから恐れ入る。
終戦の舞台裏では、少なくない数の軍人たちが自ら命を絶ち、往生際の悪い過激主義者は、この期に及んでもなお徹底抗戦、さらには抗戦のためのクーデターまで実行に移していた。当の軍人たちは至極真面目なつもりでいたのだろうが、戦争が遠い昔となった現在からすれば、彼らの行動と態度はまさに狂気の沙汰だ。黒澤年雄演ずる畑中には、当時の軍人たちの狂気が仮託されていて、そのあまりの熱量に圧倒されると同時に、その狂乱ぶりには苦笑いさえも込み上げてくる。森師団長の殺害、二重橋前での自決、どれも真面目と狂気が一周回ってギャグのように見えてきてしまって、大いに戸惑った。
全編通じて、8月15日の強烈な熱量と狂気が、淡々とした描写の中に宿っているのが、奇妙であり見事だ。映画を観終わったあと、なぜこの国は無謀な戦争に突っ込んでいったのか、どうして高等教育を受けたはずのエリート軍人が、ああも狂ってしまったのか。徹底抗戦を叫んだ人間たちはいったい何にしがみつこうとしていたのかを考えてしまった。このような時代の惨めさ、愚かさ、狂気を二度と起こさないために、なにが必要だったのか、どうあるべきだったのかを考えさせてくれる貴重な映画だ。[ブルーレイ(邦画)] 9点(2020-03-29 15:50:46)《改行有》
3. ニュー・シネマ・パラダイス
映画への愛に溢れた映画。
モリコーネの音楽が素晴らしい。
全身に鳥肌が立つほどの感動と、多幸感が滲み出てくるラストシーン…。[映画館(字幕)] 10点(2018-12-02 10:05:09)《改行有》
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