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1. ノーカントリー
《ネタバレ》 奇妙な髪型の殺し屋が冷酷無比。しかも、全編ほとんどBGMがないためバイオレンス部分の緊張度は高いです。
それだけでも十分楽しめる映画だと思います。
でもこの映画を観終わると、あの冷酷な殺し屋「アントン・シガー」が何かを象徴し具現化した存在であることに気付かされます。
彼のセリフや彼に対するセリフには意味ありげなものが多く、ラスト近くには彼自身が予想もしなかった不運に見舞われます。
老保安官であるトミー・リー・ジョーンズは彼にとっては無力な存在で、対峙することすら出来ず引退します。
一体、彼が象徴するものとは何なのでしょう。
「病んだ現代社会」、「逃れようのない時代の変化」、「突き進むアメリカ国家」・・・様々なものが浮かんできますが、これだと断言することはできません。
濃い目のコーヒーでも飲みながらじっくり見たい作品です。[DVD(字幕)] 8点(2011-03-20 11:49:07)《改行有》
2. ノウイング
《ネタバレ》 前半の謎めいたストーリーには引きつけられますが、その分ガッカリ度は高いです。
終盤の展開には完全に置いてけぼりを食らいました。
何より子供との別れのシーンで泣けなかった映画も珍しい気がします。
ただ、逆にこういったオチや世界観を支持する人にはよく出来た映画かもしれません。[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-12-21 22:15:10)(良:1票) 《改行有》
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