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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2598
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  男はつらいよ 気がつけば、僕自身が30代後半。“アラフォー”なんて実感はまるでないが、人生の時間なんてものは、そんな感覚などお構いなしに瞬く間に過ぎていく。 時間は往々にして無情だけれど、それでも人間として歳を重ねるからこそ見えてくるものや、感じられるものは確実にあり、それはそれで悪くないなあとようやく思え始めてきた。 この映画「男はつらいよ」シリーズの第一作に登場する主人公“車寅次郎”は35歳。 まさに自分自身がこの国民的主人公の年齢に追いついた頃合いで、初めての鑑賞に至った。 数年前から観よう観ようとは思っていたのだが、いざ観てみたならば、やっぱり「最高」の一言に尽きた。 ただし、この充足感は、若い頃に観ても感じ取れなかっただろうなとも思う。自分自身がこの映画を楽しむにあたり「年相応」になったのだなということを同時に感じた。 大満足の初鑑賞を終えて、知ったことが二つある。 一つ目は、“車寅次郎”という男が、想像以上に圧倒的な「大馬鹿者」であるということ。 20年ぶりに会った親族や知人が、尽く「ほんとに馬鹿だねえ」と嘆き続ける通り、この男の“ダメ人間”ぶりは正直目に余る。こんな男が親族に居たらそりゃあ大迷惑だろうと同情せずにはいられない。 だがしかし、だ。 それでもこの主人公は「寅さん」「寅ちゃん」と愛され、慕われている。 その大いなる「矛盾」を内包しつつ、キャラクターとして成立していることがまさにこの作品の“奇跡的”な娯楽要素であり、国民的映画シリーズとして何十年にも渡って描き続けられた理由に他ならないと思う。 その奇跡的娯楽を己の身一つで体現しているのが「渥美清」という名優であることは言うまでもない。 実際、どこまでが台本通りで、どこからがアドリブなのか、その境界線がまったく判別できないくらいに、この偉大な俳優は“寅さん”という稀有なキャラクターを、あくまでも自然体で息づかせている。 だからこそ、作中の「とら屋」の面々同様に、我々観客も、寅さんの言動に対して「馬鹿だねえ」と連呼しつつも、何だか安心して、愛着を持って、いつまでも観ていられる。 そして、二つ目は、妹“さくら”を演じる倍賞千恵子の、これまた“奇跡的”な可愛らしさだ。 「幸福の黄色いハンカチ」や「遥かなる山の呼び声」など他の山田洋次監督作品で、その薄幸の美しさは存じ上げていたが、今作の倍賞千恵子もとい“さくら”は只々キュート過ぎる。 言っちゃいないが、「僕の妹がこんなに可愛いわけがない」と再会時に目を丸くする寅さんの気持ちがひしひしと伝わってくる。まさに「アニメかよ!」と言いたくなるくらいに常軌を逸した可愛さである。 この「男はつらいよ」という映画は、“寅さん”の悲哀に泣き笑いする映画であると同時に、“さくら”を愛でる映画であるということを痛感した。 兎にも角にも、笑いと涙のつるべうち。 名優と名監督による「偉大」な娯楽映画であることを思い知った。 公開されたばかりの“まさかの最新作”を含めて同映画シリーズは全50作。 全作鑑賞までの道のりは長いけれど、これから自分の人生と重ねつつ、“同年代”の車寅次郎を追っていくのも悪くない。[インターネット(邦画)] 10点(2020-01-11 17:51:23)《改行有》

2.  俺たちに明日はない 人間としての“何か”が明らかに欠損している情緒不安定な男と女が、出会い、滅茶苦茶に共に生き、そして共に死んでいく物語。 二人の主人公に対して、微塵も共感できない映画だった。「面白い」と感じられたかどうかも微妙だ。 でも、何だろうこの観終えた途端に生じた「興味」が尽きない感覚は……。 “ボニー&クライド”という強盗カップルの名称自体は知っていたが、この有名な映画が彼らが主人公の映画であるということを観る直前になって初めて知った。 原題(「BONNIE AND CLYDE」)知っていれば、そんなことは明らかだったろうが、「俺たちに明日はない」という邦題からは、西部劇の印象に近い古風なアクション映画のイメージを勝手に持ってしまっていて、そのことが長らく今作を敬遠してきた大きな理由だった。 だが、ある評論を読んでその認識があまりに大きな間違いだということを知った。 そして初鑑賞に至り、この作品が、現在の映画という娯楽を構築する紛れもない主軸である「暴力」というエンターテイメント性の“礎”となった映画であるということを思い知った。 もちろん、現代人である自分にとっては、この作品で映し出される“暴力性”に斬新さや革新的なものを直接感じることはなかった。 しかし、この映画が持つ“意気込み”みたいなものの異様さは、ひしひしと感じた。 フェイ・ダナウェイの淫靡な唇の大写しから始まり、踊り狂っているかのように無数の銃弾を受け続ける主人公らのラストシーンまで、映画の全編に渡り、公開当時に今作を目の当たりにした人々のあらゆる「動揺」が時空を超えて間接的に伝わってくるようだった。 貧困、抑圧、戦争、格差……あらゆる鬱積を抱えた1967年という時代において、この映画が与えた影響力はいかなるものだったのか。その本質は、その時代に生き、本当の意味で“観たことがない映画”としてこの映画を観た人々にしか分かるまい。 そういうことを味わうことが出来ないのは、非常に悔しい。 ただし、現在もまた幾重にも折り重なった鬱積を世界中が抱えている時代である。 現在における「俺たちに明日がない」が新たに生まれ出ることを渇望せずにはいられない。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-06-10 17:38:18)(良:1票) 《改行有》

3.  女の中にいる他人 不倫中の情事の中、殺人を犯してしまった男。気弱な男は徐々に自責の念に耐えきれなくなり、自分が犯した罪の真相を妻に告白する……。 何と言っても印象的だったのは、新珠三千代演じる"妻”の存在感と見栄えそのものが、物語が深まっていくにつれまったく様変わりしていくところ。 冒頭は亭主関白の夫を健気に支える平凡な日本女性そのものの姿であり、はっきり言って「地味」の一言に尽きる。それが、夫の「告白」を受け自分自身を含めた家族の運命が転じる局面を迎え、一転して存在感が放たれる。 「気弱」というよりも、一人の人間として精神が薄弱過ぎる様が露呈してくる夫の愚かしさを受け、妻の心理は益々追い詰められていく。 しかし、インサイドの混沌に反発するかのように、妻は気丈な存在感を見せ、女性としての美しさに溢れてくる。 局面に立たされた女性の強さと美しさが際立ってくる一方で、小林桂樹演じる夫は、精神も見た目もすべてが「愚鈍」そのものに思えてきて、ただただ腹立たしくなってくる。映画の主人公にこれほど嫌悪感を感じたのは初めてかもしれない。 そういう観客の思いを払拭するかのように、最終局面を迎えた妻は、或る決意を持ち速やかに“実行”する。 平凡で幸福な家庭環境のまさに水面下で静かに流れるサスペンスが秀逸。 夫婦を軸にした人間ドラマの中で、男と女それぞれの弱さと強さを巧みに描き出し、人間の根本的な愚かさと恐ろしさを印象的に映し出していると思った。 夏の山道を歩く夫婦。何も知らない妻は、夫の三歩後ろをしなやかについていく。 暗いトンネルで「告白」を受けた後、それが即座に転じる。 努めて冷静に足早に先行する妻を、夫は無様にうろたえながら必死についていく。 このシーンが、男の女、その関係性のすべてを物語っているようだった。[DVD(邦画)] 8点(2011-10-03 00:08:47)《改行有》

4.  黄金の七人 《ネタバレ》 「ルパン三世」の元ネタとなった映画らしいが、「ルパン三世」を散々観てきた者としては、むしろ「ルパン三世」の実写化というニュアンスが強く残った。 銀行の大金庫を地下から攻めていって、山のような金塊をまるごとベルトコンベアーで盗み出していく様など、まさにアニメで観たシーンそのままだったと言え、楽しかった。 展開的には、あそこまで金塊を盗み出すくだりが映画のほとんどを占めるとは思っていなかったので、多少面食らった部分はあるが、所々で小気味いい緊張感を挟んでいきテンポは良かったと思う。 ただ「黄金の7人」というからには、もう少しそれぞれのキャラクターを際立たせて欲しかった。 “教授”と“愛人”の個性はそれなりにあったが、実際に金塊を盗み出した他の6人のキャラクター性は極めて薄く、ほとんど見てそのままの「作業員」のイメージなのは残念。 物凄い大犯罪をしているのに、全体的に「呑気」な感じがすることを、映画の味とするかどうかは微妙なところだ。[DVD(字幕)] 5点(2007-10-08 03:40:37)(良:1票) 《改行有》

5.  王さまの剣 すっとぼけた魔法使いのレクチャーを受けて、しがない少年が伝説の王になるというストーリーが実に魅力的だった。幾種かの小動物の生活を体験することで人間的に成長していく展開がとてもファンタジックで楽しい。憎まれ口をたたくフクロウや魔法使いのライバルの魔女と脇のキャラクター性も秀逸で味わい深い。あまり有名ではないけど、ディズニー映画の隠れた名作であることは間違いない。9点(2003-10-17 00:30:03)

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