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1. ALWAYS 三丁目の夕日‘64
前作の2作品も感想は書かなかったのですが
実は密かにファンでも有りました。
しかし、こういう昔を懐かしがって楽しむという
ある意味でジジむさい事に抵抗が有ったので
(と、言うより、そういう事を言う事自体が中年の証なのかも知れませんが)(笑)
あえて感想は書かなかったのですが
しかし、この作品は完成度が高かった気がします。
まず、取って付けた様な時代性を表すエピソードやギミック
(腰にぶら下げたタオルとか)が
かなり影を潜めて、殆ど違和感なく見れた事が1つ。
そしてやはり、3作目という事で、かなり脚本は練られて作られていて
続編にありがちなマンネリ感や失速感が全然無かった事。
そして、オープンセット自体も前作の使いまわしではなく
ちゃんと5年間分の進歩と、時代性を考慮して作られているのが良かったですね。
また、意図的に配役(新しい登場人物も含め)などの主客を交代させているのが
ある意味では前2作品より、完成度が高く成った原因の1つの様に思えます。
1作目では鈴木オート夫妻とその周辺の人々の戦前~終戦直後の話や
借金のカタに人身売買も絡めた水商売や、不遇な出自など
まあ、要するに前時代的な物珍しさを、前面に押し出した脚本でしたが
(自分の父親、母親(ちなみに茶川夫妻とほぼ同年齢です。)も言ってましたが、こういうのは「だから何だ?」なのだそうです。それに「美化し過ぎ」「思い出したくも無い事もたくさん有るんだ。」とも言ってました。)
しかし、今作品では鈴木家と茶川家それぞれの家族における
個別のエピソード(まあ、どうしても人情話に成るんですけど)の方へ
大きく方向転換している。
家族性や時代性というのは
ある意味では「男はつらいよ」シリーズにも通ずる永遠のテーマですが
まさかそういう事を考えているのでしょうかね?
まあ、観てみたい気もするのですが
それをやる為には今作品以上の完成度、ギミック
時代性を考慮した巧緻な脚本と場面設定が無いと
間違いなくズッコケますよ。
ともあれ、今回は8点にさせて頂きます。
ちなみに前2作品はどちらも点数を付けるとすれば5点です。
つまり、この3作目はそれほど完成度が高い。
欲を掻かずに綺麗に終わる事もまた
このシリーズの最終的な評価に繋がると私は思います。
[DVD(邦画)] 8点(2012-10-24 23:04:30)《改行有》
2. オーロラの彼方へ
《ネタバレ》 点数高かったんで観たんですが。。。
確かにこのコンセプト自体は非常に面白く、プロットも多彩で良いのですが
ウーン。。。やっぱり私は最後の方の強引なまとめ方が納得行きませんでした。
ただタイムパラドックスの起点に成る主人公の記憶の2重化とか新しい視点の描き方も有って
そういう部分は非常に面白く観れました。
まあ、基本的には超有名な某作の。。。なんですけど、それはそれで丁寧に作られている。
しかしハリウッド映画のセオリーは絶対に外さない筋書きに拘った事が
この作品の大きな失敗だったと思います。
序盤から中盤の終りまでは非常に丁寧に作ってあるのに
終盤はもう強引にハッピーエンドで終わらせたいが為に
無理無理筋立てを追って行くだけで精一杯になってしまっている。
なんか後半だけ別人が作った様な感じでココが非常に残念でした。。。
ウーン。。。6点でも良いかも知れませんが
私は後半の落胆を勘定に入れると5点付けざろ得ませんでした。。。
残念です。
[DVD(字幕)] 5点(2008-01-08 03:23:46)(良:1票) 《改行有》
0 | 1 | 1.20% |
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2 | 3 | 3.61% |
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3 | 7 | 8.43% |
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4 | 5 | 6.02% |
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5 | 8 | 9.64% |
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6 | 8 | 9.64% |
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7 | 15 | 18.07% |
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8 | 21 | 25.30% |
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9 | 8 | 9.64% |
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10 | 7 | 8.43% |
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