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1. おくりびと
《ネタバレ》 いい映画なのに残念。テーマもいいし、本木雅弘や大御所らの演技もいい。淡々とした雰囲気もいい、ユーモアのセンスもいい。ただ、人間描写にリアリティーが感じられない。妻や友人、周囲の人が"納棺師"に対する偏見を、あんなに露骨に表すのは現代社会では不自然。あんな偏見があることを私は知らないし、もし、偏見を持った人がいたとしても、それを表面に出してはいけないことなど、現代の社会人ならわかっていて当然。"納棺師"の仕事を目の当たりにして、理解を示すようになる彼らの心の動きも、取って付けた様で違和感をおぼえる。彼らはバカなのか、とさえ思ってしまう。こういった真面目なテーマの映画は、もっと微妙な表現をして、現実みをおびてこそ、本当にいい映画なのではないかと私は思う。特に妻の役は、非常に難しい演技が求められる役どころ、もっとどうにかならなかったのか・・・。
[映画館(邦画)] 6点(2009-05-01 23:18:27)《改行有》
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