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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
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1.  鬼婆 《ネタバレ》 新藤兼人監督が鬼女伝説を元に手がけた時代劇。見る前はいかにも地味な映画で少し退屈するかもと思っていたが、確かに新藤監督らしいオールロケ作品で金がかかってなく地味ではあるものの、見ていてだんだん引き込まれた。「鬼婆」というインパクトの強いタイトルで、実際物凄く恐ろしい内容なのだが、その恐ろしさというのが、鬼婆のそれではなく、人間のエゴとかそういうものであるあたりが実にリアルに描かれていて衝撃的だった。乙羽信子、吉村実子、佐藤慶という濃すぎる主演の三人の演技にも力が入っており、三人とも熱演しているが、特に乙羽信子のこういう恐ろしい演技は初めて見るような気がして、非常にインパクトがあり、しばらくは乙羽信子を見るたび思い出してしまいそう。宇野重吉演じる武将が穴に落ち、乙羽信子から鬼の面が外れなくなった時点でラストは予想がついてしまったが、それでもラストは鬼になってしまったという理由だけで吉村実子演じる嫁(こちらもインパクト絶大。)からも逃げられてしまう乙羽信子が自分では顔が見えていないのもあって哀れに思えて仕方なかった。先ほども人間のエゴが恐ろしいと書いたが、まさにこれは人間の心の暗部を鋭くえぐった社会派映画の傑作であると思う。白黒であるというのも効果的だった。[DVD(邦画)] 8点(2010-10-28 00:13:15)(良:2票)

2.  女は二度生まれる まだ一度しか見てなくてその時は映画としてはよく出来てると思いながらも川島雄三作品として何か物足りなさを感じていたが、これを見た時はまだ川島作品をそれほど見ていなく、フランキー堺が出ているということで、もっと喜劇的な作品を期待してたせいではないかと思えて来た。靖国神社の使われ方が妙に印象に残っているしラストシーンの見ている観客に主人公のその後の人生を想像させる余韻の残しかたも川島監督らしく素晴らしい。もう見てからだいぶ経っているので忘れてる部分も多いが、このラストシーンとバスの中で妻子を連れたフランキー堺と若尾文子がバッタリ出会い、お互いに声をかけることもなく別れるシーンがとても印象に残っている。主演の若尾文子もこれまで見た出演作の中では一番魅力的(というか若尾文子と聞くとこの映画の小えんを思い浮かべるようにいつの間にかなってた。)だと思う。最初にレビューした時、快作どまりと書いてしまったけど、「洲崎パラダイス 赤信号」などほかの川島作品を見ているうちに実はこの「女は二度生まれる」という映画、傑作だったのではないかと思いはじめ、書き直すことにした。川島雄三監督は決して喜劇だけの監督ではなく、このような深いドラマを撮らせてもうまい監督なのだ。 [DVD(邦画)] 8点(2007-08-08 17:32:03)(良:2票) 《改行有》

3.  女の中にいる他人 小林桂樹と新珠三千代の夫婦役といえば今年2月に見た岡本喜八監督の喜劇「江分利満氏の優雅な生活」のイメージが強いので、最初はそれを連想してしまってどうかなあと思ったけど、見ているうちにだんだんと目が離せなくなってしまった。ラストの新珠三千代がかなり怖い。重大な秘密を二人もの人間に打ち明けてしまう小林桂樹にすごくだらしなさを感じるものの、もし自分が同じような状況になったら同じように黙ってはいられないだろうな。[CS・衛星(邦画)] 8点(2005-11-21 01:40:47)

4.  男はつらいよ 《ネタバレ》 世界一の長寿映画シリーズ1作目。後期の作品を先に見ていたため、あまりに人間の出来ていない寅さんにびっくり。(ついでに言うと冒頭の背広姿にも。)さくらも異常なほど若くて思わずウットリしてしまった。下條正巳のおいちゃんに慣れていたので、森川信のおいちゃんに違和感を感じるかと思ったが、すぐに慣れた。さくらと博の結婚式のシーンで志村喬演じる博の父のスピーチが感動的。写真を撮る時に「バター」と叫ぶ御前様や、博の父の名前が読めないシーンなどが笑える。初代マドンナは御前様の娘 冬子(光本幸子)。ラストの失恋シーンはシリーズの中でもいちばん印象に残っている。これから50作近く続くシリーズの初回にふさわしい傑作。[地上波(邦画)] 8点(2005-05-18 17:37:06)

5.  おとうと(1960) 市川崑監督の映画に岸恵子が初めて出演した作品。市川監督の映画としても代表作の一本ということで、市川監督の作品を本格的に見始めた頃よりずっと見たかった映画だ。この映画で編み出された「銀残し」と言われる撮影技法は市川監督の最近作「かあちゃん」でも使われてるけれど、独特の渋い映像が美しく、宮川一夫の腕も冴える。映画の完成度ももちろん高く名作と言われてるだけのことはある。でも、今まで見た市川監督の映画の中ではちょっと湿っぽすぎる印象もある。和田夏十でなく、水木洋子が脚本を書いているのが関係してるのかな。[DVD(邦画)] 7点(2007-10-30 03:07:54)

6.  お嫁においで 《ネタバレ》 この時期既に特撮、怪獣映画ばかりを任されていた本多猪四郎監督が手掛けた加山雄三のヒット曲を基にした本人主演の青春映画で、有島一郎や飯田蝶子も登場し、劇中何度か主人公が歌を歌うなど、一見すると若大将シリーズの延長線上にある映画のようだが、松山善三の脚本はやはり若大将シリーズよりはドラマ性を意識したつくりになっていて、全体的に見ても若大将シリーズとは違うものを目指しているようだ。特撮シーンの一切ない本多監督の映画を見たのは初めてだったのだが、その演出も丁寧で、決して完成度は高いとは言えないもののオーソドックスな青春映画に仕上げており、どうしても特撮映画の印象が強い監督だが、それだけではなく職人監督として「ゴジラ」前後のようにもっといろんな映画をこの時期にも作ってほしかったなと思う。(その意味では貴重な作品だ。)ラストは主人公がヒロイン(若大将シリーズにも澄子の恋のライバル役で出演したことのある沢井桂子)にふられるという若大将シリーズとは真逆の結末だが、このラストでヒロインが幸福について語るというのが印象的で、ちょっと考えさせられてしまうし、この部分は松山善三のカラーがよく出ているような気がする。後年の「兄貴の恋人」でも加山雄三演じる主人公の妹役で出演している内藤洋子が本作にも主人公の妹役で出演していて、こちらでもやはり主人公の相手役ヒロインよりも印象に残る。[DVD(邦画)] 6点(2016-04-28 23:50:12)

7.  女の一生(1967) 野村芳太郎監督がモーパッサンの名作文学を映画化した文芸作品。運命に翻弄される女性の波乱の人生を描いていて、それなりに見ごたえはあるものの、やや駆け足気味でドラマとしての深みはあまり感じられない。野村監督の映画での岩下志麻といえば「鬼畜」や「影の車」などで怖い役が多いイメージだが、この映画では若い娘時代から晩年に至るまでの主人公を演じていているのだが、違和感もなく演じきっているし、野村監督の映画でこういう岩下志麻を見るのは新鮮に感じる。しかし、左幸子のほうが演技力は上か。ヒロインの息子を演じる田村正和は若い頃の出演作を見るたび若いなあと思うのだが、独特のしゃべり方は今とまったく変わっていない。その恋人を演じるのが左時枝で、姉との共演シーンもあり、楽しませてくれる。この二人の共演は初めて見たが、齢が離れているゆえか、共演シーンが姉妹であることをまったく意識させておらず、この二人の共演も見どころのひとつとなっている。(この二人が親子役で共演する「かあちゃんと11人の子ども」が見たいなあ。)[DVD(邦画)] 6点(2012-04-19 17:45:50)(良:1票)

8.  大勝負 片岡千恵蔵、大川橋蔵、大友柳太朗の三大スター共演による時代劇。井上梅次監督のオールスターものといえば大映の「女と三悪人」がすごく面白かったのだけど、この映画は「女と三悪人」と比べると普通の出来で、ストーリーもなんか「用心棒」みたいで無難に作られてる印象。千恵蔵と橋蔵が中心で、大友柳太朗が出番が少なく見せ場らしきシーンもないのが残念。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-07-13 02:34:53)

9.  大江戸の侠児 大川橋蔵主演の鼠小僧誕生秘話。BSの放送を最初はスルーするつもりでいたけど、加藤泰作品であることを知って見ることにした。そこそこ楽しめたけど、あまり印象に残らない作品だった。これの一つ前に見た加藤監督の映画「真田風雲録」がインパクトありすぎる作品だったのに対し、この映画はオーソドックスなつくりなのでよけいにそう感じるのかもしれない。[CS・衛星(邦画)] 6点(2005-09-08 12:12:26)

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