みんなのシネマレビュー |
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1. 男はつらいよ お帰り 寅さん 《ネタバレ》 やっぱり寅さんというキャラクターは苦手。あの言動は俺にはキツくて、そのせいかシリーズをほぼ見たコトがない。(伝説の「メロン事件」はやはりツライ!)。ですから立ち位置としては【『シン・エヴァ』が初エヴァです!】みたいな状態での鑑賞となりました。 まずオープニングの桑田圭祐に「マジか!」と一瞬度肝を抜かれましたが、これは儀式の一環(降霊術?)なのだと考え、なんとか自分を納得させました…。 そして、今作の奇跡はゴクミが出演したことでしょう!長期間芸能界を離れていた分の演技のぎこちなさが、かえって不思議なリアルをかもし出していましたね。しかしながら、満男との蘇る青春の日々的なアレコレは「いやいや、そうはならんやろ?」と思いましたけど…。まぁ海外在住だからキスくらいなら挨拶みたいなものだったのかなぁ…。満男、いい夢見たな!(涙) そして浅丘ルリ子のリリー、夏木マリのゴクミの母も良かった!そして…病室でのくしゃくしゃの万札には涙腺大崩壊(笑)ひょっとして『北の国から』の泥万札のオマージュだったりして…なんてコトを考えながらも【怒涛のマドンナメモリーズ】に俺が謎の懐かしさで泣いてしまうこのカンジこそが、寅さんの存在感なのだなぁと!シリーズ全然見てないのに!←ソレを言っちゃあオシマイよォ…[インターネット(邦画)] 7点(2021-11-05 17:36:49)《改行有》 2. オカルト 《ネタバレ》 フェイク映像を綿密に構成した『ノロイ』よりも、若干ざっくりとした作りのこの作品の方に俺は不思議なリアリティを感じました。また劇中に流れ続ける、Hair Stylistics(元温泉暴力芸者)の音楽が怖い!!!子供の頃にオカルト番組を見てトイレに行けなくなった時のような感覚をビンビンに感じられて最高でした!そして特筆すべきは、この後“時空を超えたキャラ”へと成長した(?)江野祥平の初登場です。最初は「うあぁ…」と思える江野クン(なぜかクンで呼びたくなる)が最終的にチャーミングに見えてくるから不思議です(笑)渋谷交差点での白石クンとの別れからの展開には、久々に映画で心臓がバクバクするほどの興奮を味わいました。 そして…エンディングでの焼肉屋で1回目のスタッフロールが終わってからの…、チャリーン!ガチャン!には正直マジでビックリ!!この流れはシビレました~!!!(まぁ、個人的にはあの“映像”の表現はちょっと好みではなかったのですがゴニョゴニョ…)とにかく…完全に白石監督の掌の上でクルクル回された2時間弱でした。 最後に…どんな大義があっても、他人の命を奪う行為を正当化することは…「地獄だぞ!!!!」[DVD(邦画)] 8点(2018-05-06 13:07:58)《改行有》 3. 思い出のマーニー 《ネタバレ》 これはジブリ版『ほん怖』というかJホラーというか。見ていて最初に頭に浮かんだキーワードは“怪異譚”。ジブリっぽく描かれてはいますが完全に“牡丹燈篭テイスト”バッチリなワケです。2度目にマーニーに出会う際、夕陽の中をマーニーがボートを漕いでこちらに向かってくる場面(しかも背中しか見えない)は、かなり怖かったです…。 そして俺の脳内受信機にビンビンに届いたのが、もうひとつのキーワード“百合電波”「今までに会ったどの女の子よりも、あなたが好き」いやこれはもうたまりませんな!グヘグヘグヘ(下卑た笑い)…というゲスな俺を最終的には泣かせるワケですからたいしたもの。しかし謎が解けた瞬間には「ああそうだったのか!」と思いつつもダースベーダやレイア姫が脳内を駆け巡ったのも事実なワケです。ここは“小中理論”の『恐怖映画にとってのロジカルな解決はカタルシスに繋がらない=オチ・理由・説明をつけない』を参考にしていただきたかった。←だからJホラーじゃねえって! …とまあゴチャゴチャ書きましたが、“時空モノ”に弱いコト(日記とか絵とか写真とか小道具もツボです)、主人公の成長っぷり&エピローグの突き抜け感(なんて爽やかな連中だろう…)に点数は甘くなってしまうのです! …とでも、言うのだろうか…?(ナレーション中村義洋)[地上波(邦画)] 8点(2015-12-06 06:29:44)《改行有》 4. 踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 《ネタバレ》 ドラマの本放送もそんなに熱心に見ていたワケじゃない俺でも“あの曲”をバックに画面に流れる過去映像のコラージュで、もうすっかり胸熱になっちゃうから不思議(笑)。やっぱりこの作品は“あの時代”を象徴する存在だったンだな~(なぜか過去形)と改めて思うワケです。しかし…“大切な命を奪われた”にしても“組織の腐敗許すまじ”にしても、まぁおっしゃるコトは分かるケドさ、子供は殺したらダメだろ~。過去の殺害時間に合わせて、寝顔の写メを捜査本部に送るだけで意図は伝わるべさ。「おいおい!マジで殺す気だったんかーい!」とビックリしちゃいましたよ(苦笑)。 他にも“突然バス”とか“慎吾の無駄遣い”とか“「バナナだ」って指示なんだよ”とか言いたいコトは色々ありますが、エンドクレジットに織田裕二の歌が流れてくれば、これはもう気分は大団円なワケです(笑)コレってやっぱり、なんだかんだで歴史のある作品の強みなんでしょうね。「らぶ、さんばでとぅ~な~い♪」[地上波(邦画)] 6点(2013-11-17 07:57:29)《改行有》 5. オーメン2/ダミアン 《ネタバレ》 ブーゲンハーゲンェ…[DVD(字幕)] 7点(2012-09-12 19:38:40) 6. オーメン(1976) 西の横綱『エクソシスト』と並ぶオカルト映画の金字塔にして、70年代オカルトブームの加速ブースター。“6月6日生まれ”の子供たちに“ダミアン”というニックネームを強制決定してしまった恐るべき映画。この映画のテーマ曲『アヴェ・サタニ』は、エクソシスト』のテーマ曲『チューブラーベルズ』がクールでミニマルテクノ的ですらあったのとは真逆に、真っ向勝負でゴリゴリの“恐怖音楽”していてド迫力![DVD(字幕)] 9点(2012-09-12 19:36:15) 7. 狼男アメリカン 《ネタバレ》 月刊スターログを毎月毎月舐めるように読んでいた。リックベイカーの弟子になりたいと日記に書いていた(笑)。この頃のSFX(ってのも最近聞かない言葉)には夢があった(ちょっぴりショボイけどね)。そんな時代の空気がパンパンに詰まった映画。 動物園で子供の風船をカツアゲ(笑)するシーンと、鬼のナチスが家にやってきた!のシーンが好きです。それと、最後のピカデリーサーカスの大惨事のシーンはやりすぎです(苦笑)。でも、それがランディス映画の味なのかな? 9点(2004-06-10 01:32:49)《改行有》
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