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1. オープン・ウォーター
《ネタバレ》 いや、設定の異常さに、相当期待していたんですがねぇ...さめに喰われて終わり、ではオチとしてありすぎでしょう。ということはですよ、つまりそれまでの「取り残され感」とか「いったいどうしたら助かるねん」というような「どうしようもない感」とか、2人の関係性の経時的険悪化とかを感じて怖がる映画ということになるのでしょうけれど、どうもいまいちその辺の怖さが、表現しきれて居なかったように思いました。[DVD(字幕)] 3点(2005-11-19 16:11:36)
2. オールド・ボーイ(2003)
《ネタバレ》 復習者のセリフへの意味の込め方がナカナカ良く練れています。
「『誰か』、ではなく『何故か』を考えろ」、「監禁した理由ではなく開放した理由を考えろ」等(←あまり正確ではないので注意)。
特に後者のセリフに込められたネタバラシは、あり得ないながらも「あっ!」と驚きながら本当の復習の意味を気づかせてくれるあたり、よく練れていると思う。
プロット全体を通して、韓流ならではの「あり得ねぇー感」があるが、監禁した年数にはそれなりの意味があり、オ・デスの口が招いた最悪の結末というのもまぁわからなくはないので、素直に「冴えないオヤジが、冴えないオヤジでありつつもコンナンに立ち向かう姿」や、ラス前にはいつくばって懇願するシーンに、手に汗握ることができた。
ただしオーラスのあのオチのつけ方はどうだろう?開放以来折角クールに決めていたんだから、ここは何もいわず去る方が、ハードボイルドではなかったか?なのでちょっと減点。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-19 14:21:39)《改行有》
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