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プロフィール |
コメント数 |
58 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
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1. 男と女(1966)
映画の素晴らしさが詰まったような映画らしい映画。昨今、奇をてらった様なストーリー重視の映画が多い中で、音楽、映像、ストーリー、これら全てがここまで噛み合った映画は見直されるべき。何でもない恋愛の一場面をどうやって魅せるか、大事に大事に考えて、演出で補っていきながら映画にしたような作品。音楽のテンポやカット割りだけでここまでもっていけるもんなんやなぁ・・・って、映画監督の腕前を実感できた映画。[DVD(字幕)] 8点(2006-04-22 20:02:09)
2. 鬼火(1963)
所有する事も人間関係も関心無くなってしまって・・・虚無感を感じる人間にこそ見える社会の歪みってのは絶対あるよな。社会の中にいて人間が必死にしがみついてるものの価値なんか実は何の価値も無かったりする。そんなもんでも捨ててしまえば社会から切り離されてしまうから、みんな必死にしがみついてる。次第にみんなそれに慣れてきて疑問すら感じないまま社会を形成していく。切り離された人間はそんな社会にもっと馴染めなくなるし、歪みが妙に鮮明に目に映る。結局一人では生きていけないし、でも誰からも理解されないし、嘲笑されるわな。孤独で胸が苦しくなった。淡白な演出がいっそうこの作品を狂気じみたものにしていた。画面と自分との間の空間が徐々に不穏な空間に変わっていくのが本当に恐かった。[ビデオ(字幕)] 10点(2006-04-19 23:22:21)
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