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1. ALWAYS 続・三丁目の夕日
《ネタバレ》 昭和30年代は、まだ人が優しく、世相も良き時代であったという前提がこの映画にはあるだけれど、本当にそうなのでしょうか。確かに今は当時と比べて交通網や電化製品等発達して、気ぜわしい毎日を送っているけれど、コミュニケーションも携帯・メールが主流になったけれど、人の優しくありたいと願う気持ちは昔と変わらないと思います。確かに薬師丸ひろ子が最後の方で「まつりのあとみたいね・・・」というように、いろいろなエピーソードが寄り集まっていて、中には特に必要ないのでは?と思うような多少せわしい感じもあったけれど、それでもやはり人はこのような「心が緩む話」は好きだし、自分も「心」と「涙腺」のリハビリをしてもらいました。今も昔も生活していけばいろいろな苦労はあるけれど、それでも想う人たち、大切な人たちと僅か時間でも綺麗な夕日を眺めることができれば、そしてこの時間がもっと長く続けばいいと感じる中で幸せを感じ取ること。それが一番の人生の幸せではないかと、この映画を観て感じました。
[地上波(邦画)] 8点(2008-11-24 21:43:26)(良:3票) 《改行有》
2. オンリー・ユー(1994)
《ネタバレ》 なんといったら良いのでしょうか、これこそ「映画だからなあ~」ということですべて括くる(くくる)として、それでも言いたいこと、気がついたことを少し・・・
まず、主人公のフィアンセが非常にかわいそう。その一方で主人公のひたむきさは可愛らしく感じられず、むしろ自分勝手で仰々しいだけ。
そして、海外旅行はそんなに突然、簡単にできるのか、アメリカの方々には当たり前のことなのか・・・
でも地中海地方の街並み、潮風と陽の光は、来る人たちに「何かが起こりそうな予感」
を提供してくれることは間違いないようです。
このような都合の良いハッピーエンドな映画は、「本当に観たいのはその後の二人」だと、観終わった時に少し意地悪く思ってしまうのですが、久し振りにそのような映画を観てしまいました。
ノーマン・ジュイソンは、ラブコメディーだと「月の輝く夜に」という素晴らしい映画もあるのですが・・・何故この映画を撮りたかったのでしょうか・・・
[DVD(字幕)] 5点(2008-07-06 21:26:43)《改行有》
3. 大奥(2006)
《ネタバレ》 仲間由紀恵は大河ドラマの「千代」、高島礼子は「極道の妻達」のおかみさん役そのものだし、「大奥」は権謀術数が蠢くドロドロの世界なのに、最初は悪役の皆様方も、最後の方では急に善人になってしまって「わかっておくれ」って言ったって、なんだこりゃという感じ。ストーリーはTVの2時間ドラマ並みの内容、別に映画にしなくてもいいのではないかと思いつつ、でも新春ロードショーだしお祭りというかお屠蘇気分で観るのだからいいかあ~と思ったりして、DVDを観てました。
勿論、着物の壮麗さとか、時代考証はあっているかよくわからないけれど渡し船の風情とかそれなりに満足いく所もありました。
でも、エンディング・テーマであの唄はないでしょう。何故時代劇で、あのシーンで「倖田來未」なんでしょう? お金を払ってロードショーを見た方は、違和感を覚えた方が多かったのではないでしょうか? 明らかにミス・マッチで、時代劇の映画としての品格を自ら放棄したようなものです。自分の中でこの映画の良いところを認めようとしていた気持ちが一気に醒めました。ということで、どちらかというと甘めな採点をしがちな自分ですが、このことから大幅減点です。
[DVD(邦画)] 4点(2008-04-13 21:21:29)《改行有》
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