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プロフィール |
コメント数 |
359 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
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1. 愚か者の船
《ネタバレ》 群像劇として、よくぞここまで細かくからめてあるなと思いました、時代が暗くなる時代に主義主張も、過去も違う人間全てを主人公として、非喜劇を行う。
全ての主張が、その人間の全てであり、正しい感覚という物は絶対出ない。例えば、自分の愛犬を助けた男が死んだということを聞いた夫婦が、人間<愛犬としか見ないのは、この夫婦の当たり前であり、ユダヤ人が百万人もいるから大丈夫だと言ったユダヤ人は、この人物の当然であるが、周りも、先も見えていない。
狂言回しのグロッケンが、言うことが皮肉に良い事を言うからおもしろい。
淡々としたドラマだが、楽しめた佳作だった。[DVD(字幕)] 7点(2013-07-17 23:30:48)《改行有》
2. 男はつらいよ
何度か観た作品で、今回は山田監督の100選のラストの推薦作で観賞しました。皆さんのおっしゃっているとおり、第一作目からキャラクターやストーリー付けの骨子が完璧に仕上がっているのにまた驚く、また、極端なキャラ設定だけれどなんだか親近感があると思ったら、親戚や知り合いの方に似たような人が居たり、うまく日本人の特質をとっているなあと、また、感心しきり。山田監督が黒澤監督でさえも、小津監督映画を好んでいたと言うのをなんか思い出しました。[CS・衛星(邦画)] 8点(2013-07-10 23:00:29)
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