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プロフィール |
コメント数 |
49 |
性別 |
男性 |
年齢 |
78歳 |
自己紹介 |
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1. ALWAYS 続・三丁目の夕日
べつにリアルでもないし深くもないけど、なんかおもしろい。夕日に染まった東京下町の異空間。まるまる作られたものだけど嫌味じゃない。自分が子供時代を生きてきたころを思い出そうとすると、なぜかこういうふうになってしまう、という気もする。だからなんか良い評価をしたくなる、そういう作品。[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-09-12 20:50:06)
2. おとなのけんか
《ネタバレ》 なんともいや…すごいというか、ここまでやるか…というか、欧米人(アングロサクソン)のすさまじさに呆れるし、脱帽もする。日本人などが想像もできないほど思弁的で感情的だ。ため息が出るほどの違いだ。子供のケンカに端を発して二組の夫婦が事後処理に集まるが、収拾がつかなくなる。それどころかますますエスカレートして、二家族の間、二つの夫婦それぞれの間、4人の大人それぞれが入り乱れて喧嘩しはじめる。子供同士はなんなく仲直りしたことが最後に示唆されているが、少しもめでたくはない。最後には全員が消耗しつくし、くたくたになって果てるが、終わりではない。そのことは花瓶に投げ込まれて故障していたはずのケータイが復活して最後に鳴りはじめることでも分かる。じつはこの小道具がこの劇の隠れた舞台回しをやっていた。悪辣な製薬会社の顧問弁護士をやっているケイトの夫に何度もかかってきて、4人の話し合いを中断させる。これが訴訟社会・競争社会である外の世界を思い知らせている。劇の進行と会社に入れ知恵する男の助言がぴったり合っている。原題はCarnageとのことだが、これは「修羅場」か、それとも「リベラルな」ジョディが話すスーダンの「大量虐殺」も暗示してるのか。つまりそういうアフリカの現実ほどわれわれは荒んでいるということか…。たしかにこれはやり過ぎでもある。最後の三分の一くらいになると、もうやめてくれと言いたくなる。しかしそれは私の甘さかもしれない。酒も入り四人をズタズタにすることが監督の狙いだったのかもしれない。とにかくすごかった。わたしの好きなケイト・ウィンスレットが立ったまま大量のゲロを吐く。あの演技はあらかじめ口に含んでいるだけではできないはず。胃から吐き出したとしか考えられない量だ。あのシーンを抜きにしても、すべてが徹底していた。まったく毛唐のやることは…、明治人ならこうつぶやきたくなるような、そんなすごい映画だった。[DVD(字幕)] 8点(2014-07-20 15:27:52)
3. お引越し
《ネタバレ》 あんなに戻ってほしいとアピールしてたのに、最後に父親がもう一度やり直したいと言ってもレン子は突き放してしまう。その思いが何なのか、そこがうまく描けていない。コンクリートの土手を行ったり来たりしながら、揺れ動きながら、父を振り切るのだが、あんなに愛情深く父に接してたのにその肝心な点がストーリーとしてうまく語られていなかった、と思う。いっそ父親がもっとダメな男だったりしたら、突き放しの意味もあるのに…残念なところだった。だから最後に、京都の庶民の人情ややさしい無関心、息子を亡くした老夫婦の悲しみ、荘厳な川祭りの中で感じた人間を超える何か、そういうものに接して自力で大人に成長していくレン子の姿が、説得的に見えてこなかった。残念だ~。悪く言えば腰砕け、最後の祭りの光景が長すぎると感じてしまった。まさか外国人向けに‘日本’を押し出し過ぎた、ということではないだろうが。[ビデオ(邦画)] 6点(2014-04-29 22:08:21)(良:1票)
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