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1. バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲
あらゆる意味で見るに堪えない。
クルーニーもシュワルツネッガーもそれぞれの役にあってないし、増えすぎたキャラはストーリーを混乱させているだけだし。[地上波(字幕)] 2点(2011-06-23 11:04:46)《改行有》
2. PERFECT BLUE
作画がつらいという意見に僕も一票。特に江口寿史の気味悪い美少女キャラはやめてほしい。今敏さんのその後の作品はみな大ファンなので、はじめからそちら系の絵にしてほしかった。(-2点)
劇中劇をからめながら、現実がどこにあるのかよくわからなくなる、というストーリーはこれまでしゃぶりつくすほど小説でも映画でも見てきたが、これもその一つでなかなかのできといえる。
ちなみに、演技のできないアイドルの実写化はやめてほしい。キューティーハニーみたいなのも勘弁。7点(2005-03-24 02:02:47)《改行有》
3. 初恋のきた道
今の情景を白黒で描いているのは、たぶん思い出を白黒、今をカラーというよくある描写法の逆をやってみたかった、というのがまずひとつと(変わった事好きのチャン・イーモウらしいよね)、
それから、今の故郷の状況こそを、現実から距離をとってノスタルジックに描きたかった、というのがあったんじゃないでしょうか。少なくとも僕にはそう感じられました。白黒だから、今は悲劇的と言う解釈は僕の印象とだいぶ違いました。大体ラストは明らかなハッピーエンドですし。
あと、僕がこの映画でいちばんすごいとおもったのは、自分自身のではなく、自分の母親の初恋をここまでビビッドに描く、というのは、これもいかにもチャン・イーモウくさい新しさなのではないかと。両親の恋愛って、ある程度の年齢になっても、ちょっと気恥ずかしいものだし、せいぜい古い白黒のアルバムで想像をふくらませるようなものだと思うんですが、それをここまでまっすぐ、ほとんどそれだけをテーマに押し出したというのは、ふつう僕らの生活のなかでありえない経験なだけに興味深かったですね。ただそれを欧米人が「アジア人の感性」とひっくくって僕らの文化を誤解するのは困るなあと思うんですが。あれはチャン・イーモウの個人的な芸術だと僕は感じるので。7点(2004-11-12 16:05:20)《改行有》
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