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1. HANA-BI
夫のしてきたこと、そして自分の余命を彼女は当然分かっていた。岸本加世子の最後の言葉は、2人で死ぬことへの理解だった。北野氏がこのようなテーマを描くとやはりこうなってしまうのかと残念にも思った。期待を裏切らないというか、予想通りなのだ。しかもたけしの元刑事役には違和感ありですね。始まって早々にたけし達はヤクザだと思ってしまった。彼等は他の組のヒットマンを探し出し、殺す為に張り込んでいるのだと。これまでたけしが演じてきたキャラクターが邪魔をして、しかも払拭できていないんです。映像作家はあまり多くを語らない。それが誤解を生む場合も多々ある。良くも悪くも。良い結果はヴェネチア国際映画祭の受賞。芸術性重視の映画祭としての評価だと思う。当然出品した時点で賞ねらいなのは仕方ないだろう。自称マザコンだけに誉められることに弱いのだろうか。だが賞は中毒性がある。海外や賞にに捕われすぎると、方向性を見失う場合もある。そろそろ彼も日本に帰ってきてほしい。大好きな作品もあるし、映画は観客に指示されてこそ映画だと思うから。4点(2004-04-10 12:34:28)
2. パルプ・フィクション
会話だけの動きのないシーンと強烈なアクション。このバランスが絶妙で飽きさせません。これだけのキャストを遠慮することなく使いきり、だれひとりしょぼい役をつくらない計算された脚本。はっきり言って誰が主役でも良いわけで、どこで終わっても良いわけです。どこから見ても面白い。まるで金太郎飴みたいな(古い)映画っす。そうかぁ、ジョンくんが主役だったのか。10点(2004-01-24 01:13:03)
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