|
プロフィール |
コメント数 |
623 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
風刺的作品や史実物が好きだが批判されがちな単純なエンターテイメント映画も正当に評価したい。常用でない言葉を並び立てるのではなく単に日常会話程度の感覚の文章でレビューを行いたい。 無名作品には基本的に特攻しないのでハズレを引くことが少なく平均点が高くなっています。
目安 10 大傑作のうち、社会的に意味がある、圧倒的なオリジナリティ、何度見ても楽しめる等の要素がある傑作 9 上には及ばないが大傑作。ほか万人には勧められないが個人的に大好きな作品もここ 8,7 単純に傑作、佳作。8は万人に勧められる傑作、7は個人的に好きな作品が多い。 6 面白いが傑作というほどでもない。面白いが万人ウケはしそうにない 5 そこそこは楽しめるが2度は見ない 4,3 まあ見れるが面白くはない 2,1 つまらない、見る価値なし 0 もはや伝説的な糞 |
|
1. ハワイ・マレー沖海戦
もしも当時見ていたら自分も予科練に志願したかもしれない。おそらく当時見た少年達の多くはスクリーンに映える白い軍服を見て、海兵への憧れを増幅させたことだろう。予科練の興味深い日常はもちろんのこと、当時の軍歌、「本物」のゼロ戦や赤城などを使った映像、GHQが特撮だと信じなかったハワイ・マレー沖海戦の映像まで、負け行く戦の最中であったとは思えないほどストーリーから特撮までパーフェクトに出来た戦意高揚プロパガンダ映画。気丈に息子を称える母親や姉達に時代の悲しさが見える。特撮も含めトラトラトラよりよほど面白く、トップガンの原型とすら思える。 ブッシュが悪い、共和党が悪い、ナチスは悪、ユダヤは悪、プロパガンダというものは「悪」を一方的に仕立て上げそれを叩くというスタイルが基本だが、この映画は「鬼畜米英」ではない。天皇のために、同輩のために、相手に勝つために、いかに自分を磨くのかということからスタートしている。プロパガンダもここまで優秀に出来ていると逆に感嘆する。[DVD(邦画)] 9点(2006-05-12 21:16:19)
|