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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 馬鹿が戦車(タンク)でやって来る 《ネタバレ》 いや~、馬鹿にされたとき、こんな風に戦車で暴れたら 気持ちいいだろうなぁって話。 まぁありえないけど・・ 山田監督がとんがってた頃の作品。[ビデオ(邦画)] 7点(2024-08-06 11:22:32)《改行有》 2. バファロー大隊 《ネタバレ》 これは、異色西部劇。 騎兵隊の軍法会議の法廷ものである。 劇中、ジェロニモはもういないとか言ってたから、 時代的には1890年前後の西部劇。 巧いよね、ジョンフォード。 黒人差別をテーマに、話を見応えあるものにしている。 西部の町に、あのような裁判をする集会所があることも新鮮。[DVD(字幕)] 8点(2024-01-31 01:33:01)《改行有》 3. バルタザールどこへ行く 《ネタバレ》 冒頭、家族の死が描かれる。 マリーは、死の匂いのする少女。 ロバのバルタザールをかわいがるのだが、 彼女が堕ちていくのを、バルタザールは何もできない。 ただ大きな黒い瞳で、人間界の様子を黙って見ている。 マリーの周辺のチンピラが容赦ない。 聖歌隊の青年が救いであったのだが、ラストは無残。 だが、心にすごく突き刺さる映画だった。[DVD(字幕)] 10点(2023-09-18 12:19:52)《改行有》 4. 初恋・地獄篇 《ネタバレ》 羽仁進監督はドキュメンタリー畑の人らしい。 家筋もまれにみる経歴。 それが今なら大問題になるような映像を撮るというのは、 寺山修司の影響だろうか? 話は性的虐待を受けている青年が、初恋をし、 その愛が成就する寸前に事故死をするというもの。 その女性がSM業界の女性というもので、 その男性のトラウマを受ける側としては、納得な展開かな? これが寺山節なのか、昭和的なのか・・う~む。 面白い素材ながら、掘り下げ方がイマイチだった。[DVD(邦画)] 6点(2020-10-10 21:37:43)《改行有》 5. バニー・レークは行方不明 《ネタバレ》 冒頭は、クリスティの小説みたいな歯切れの良さ。一見美しいが、ちょっとどこか弱い女性のようにも見える、主役の女優はまさに適役。前半は、あぁこの女性の思い込みなのだろうな、と観客に思わせて、後半のどんでん返し。こんな面白い作品が、眠ってるなんて、文化ってやつは本当に侮れない。某レンタル屋の発掘良品という企画は、良品(?)って感じの作品もたまにあるのだが、これは傑作だった。見事な作品。[DVD(字幕)] 7点(2015-09-24 12:27:02) 6. パリは燃えているか 《ネタバレ》 文化国家フランスの首都パリ。まさに文化を守る戦い。そこにオールキャストで挑んだ戦争大作。まさにオールキャスト。今回うれしかったのは、「わが青春のマリアンヌ」のピエールヴァネックに気づいたこと。やはり「太陽がいっぱい」のルネクレマンは、見せ方をよく知ってる。それぞれのエピソードが映画的で面白い。[DVD(字幕)] 6点(2015-05-24 12:46:59) 7. 恥 《ネタバレ》 ベルイマンの映画の味は、女性に対する恐れから来ている。自分の大事な女性が、傷つけられたりしないか?浮気したりしないか?彼の作品は、そこから出発して、創られた物語が多い気がする。この話も、戦時下において妻が浮気するとこから、夫の醜さを描いていく。う~ん、彼の映画の独特さは分かるのだけど、果たして気をもむ彼の心を差し置いて、当の女性たちはどう評価するか?厳しい気もする。ウディアレンは彼の映画を観て、自分の映画にコンプレックスを感じるらしい。案外、似た者同士かもね(笑)[DVD(字幕)] 7点(2015-02-14 21:21:02) 8. 8 1/2 《ネタバレ》 フェリーニの良さは自分には分かりにくかった。何故かというと、彼の映画のイメージのセンスは、影響を受けた後のいろんなジャンルの創り手によって、進化しており、それを観てきた私には分かりにくかったのだ。これは映画だけでなく、マンガ、小説においても言える。噂に聞いた伝説の作品をいざ、観てみると、ちょっと物足りなかったりする感じ。しかしこの作品は、にもかかわらず、風格がある。有名な映画である。最初は戸惑った。いつになったら物語がはじまるのか?しかし慌てない。これは「去年マリエンバードで」か?それならと思い、肩に力を抜いて、観てみた。最後まで見て、トリュフォーの「アメリカの夜」よりも、正直な映画創りの実感だろうと思った。映画は一人ではできない芸術だ。混乱の内に映画作りが始まってしまう芸術家の正直な感情の吐露だろう。そう思うと、ちょっとユーモアのある作品だ。それにしてもフェリーニって巨大な建築物や船を映画に出すのが得意ですね。さらにニーノロータの名曲が冴える。この映画の彼の曲は特に好きだなぁ。 (再見) 画面から目をそらさせぬ演出にうなった。これは映画の教科書だったんだ!大筋の分かってた2度目の方が面白かった。[ビデオ(字幕)] 7点(2014-02-04 20:24:18)《改行有》 9. 反撥 《ネタバレ》 ポランスキーは、男性表現者として、一番やってはいけないことをやっている。しかも「シェルブール」のカトリーヌドヌーブさんでこういう映画創っちゃうんだもん。映画好きなら分かるんだよね。あ、これはヒッチコックだねって。でも頭のいいヒッチコックが、何故こういう作品を撮らなかったかってことをもう少し考えるべきでした。結局、映画愛が勝っちゃたんだね、この人。でも後に「ローズマリーの赤ちゃん」の件での惨劇を迎えるわけだから、表現者はよく考えないと、誰を敵に回すか、分かったもんじゃない。年取って、ようやく「ゴーストライター」のような良質の娯楽もんを撮るようになって、観る側もほっとします。あ~、監督、ようやく「幸せ」になったのかなぁって・・。[DVD(字幕)] 5点(2014-01-21 01:49:59)(良:1票) 10. バージニア・ウルフなんかこわくない 《ネタバレ》 戯曲の映画化はセリフの応酬がずっと続く映画がよくあるので、前半は持ちこたえた。でもずっとののしりあっているので、これは本当に名画なのかい?と思い、このレビューを見て、高得点なので、きっとラストがいいのだろうと思い、後半我慢して観た。ラストまで見た感想は、なるほどいろんな夫婦がいるものだなあ、と思った。いろんな「幸せ」な家庭の築き方があるのだ。考えてみれば、夫婦といえど、赤の他人だもんね。そこには一緒に暮らしていく上でのルール見たいのも出来てくるだろう。最後、「子どもを殺さなきゃいけなかったの?」というセリフを言うリズが愛らしく見えた。この教授のつくるストーリーを愛していたのだ。とても素敵な夫婦に見えた。一方、若い夫婦の旦那はしょーもな![DVD(字幕)] 6点(2010-02-01 14:23:53) 11. バターフィールド8 《ネタバレ》 嫌な男だけど、素がこうなら、仕方ないよ。リズの演じる女性にはもったいないね。よく金持ちの女性と結婚できたなあ。周りから、反対されなかったのか、と思ってしまう。[ビデオ(字幕)] 5点(2008-05-23 01:03:56)
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