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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. ハード・ターゲット 《ネタバレ》 父親が殺された理由を探していくにあたり、関係者が次々と殺されていく展開はありきたりですけど良かったです。この前半だけでフーション(ランス・ヘンリクセン)とヴァン・クリーフ(アーノルド・ヴォスルー)の悪役としてのキャラづけは完璧でしょう。 最後の関係者が殺されると同時に、ブドロー(ヴァンダム)たちも攻撃されて、更には刑事のマリーが応戦空しくやられちゃって、どうなることかと思いきや、まさかそこからラストまでひたすらアクション押しになるとは思っていなかったです。 悪くはないんですけど、もうワンクッションあっても別に良かったんじゃないかな。まだこちらの気持ちの用意がまだできていないうちに、ラストまで突っ走られてしまいましたね。 この手のアクションにはありがちの、主人公にはまったく弾が当たらないという設定はもはや鉄板なので気にはしませんが、もうちょっとだけ当たらないようには気を遣ってください。バイクの曲乗りも、ロープにぶら下がりながらの射撃もやりすぎです。笑えたけど。 ほかにも言いたいことはいろいろありますが、最後にひとつ。 撃って蹴るのではなく、せめて蹴ってから撃ってください。あほですか。 というわけで、最高に楽しいアクション映画でした。 いや、本当ですよ。[DVD(字幕)] 7点(2013-06-30 06:24:39)《改行有》 22. 発狂する唇 20年以上前に、恩師が「失敗したっていいから、まずは行動してみろ。何もしないことが最大の失敗なんだ。」と言っていましたが、恩師はこの映画を見ても果たして同じことが言えるのかな。 何はともあれ、映画は正直1~2点くらいです。ですが出演者の皆様に、僕は10点を差し上げたいと思います。 僕は今回この映画を見ることで、自分は仕事に対する認識がまだまだ甘いと痛感しました。 職種は違えど、プロとしてのあるべき姿を見ることができました。 阿部寛しかり、大杉漣しかり。 彼らの素晴らしい演技に感動しました。 こんな脚本、こんなストーリーに文句ひとつ言わず、ただ淡々と自分に課せられたノルマをこなすその姿が、ただただ感動的でした。 この映画は、明日への活力を与えてくれる奇跡のような作品です。 ですが、まだ観ていない人は絶対に観ないほうが良いと思います。[DVD(字幕)] 10点(2013-06-26 00:09:30)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》 23. ハックフィンの大冒険 《ネタバレ》 アドベンチャーとしては、父からの虐待や奴隷制、人種差別に詐欺といった爽やかではない内容が続くので、はっきり言って爽快感や解放感は感じられないです。 つまり、アドベンチャーやファンタジーに求める要素がこの映画には正直少ないんです。かと言って、奴隷制や人種差別の話を掘り下げているかと言えば、そうでもない。要所要所では確かにまじめに奴隷制や人種差別の問題に対して強いメッセージを発信しようとしています。ただアドベンチャーやコメディといった、エンターテイメントの要素も入れて、楽しい作品にしようとしているため、当然ながら雰囲気が軽い。説得力もなくなっちゃっているんですよ。 エンターテイメントとしても、まじめな感動系のストーリーとしても、中途半端でどっちつかずな感じです。さらっと映画の表面だけを楽しんだ感じで、あまり物語りには入り込めなかったですね。[DVD(字幕)] 5点(2013-06-07 15:02:32)《改行有》 24. パワー・オブ・ワン 《ネタバレ》 心に残る素晴らしい映画でした。 青年PKは、自分自身運命に翻弄され、幼少期に過酷ないじめを受け続けたからこそ、虐げられる立場にあった黒人たちの気持ちが痛いほどわかったのでしょう。 PKにとっては肌の色の違いによって人が差別されることが、あきれるほどにくだらないことでした。映画の中では常に異色の存在であるPK。彼の価値観は現代の私達に近く、当然当時のアパルトヘイト政策下では受け入れられるはずもありません。彼のまわりで悲劇が繰り返されるのはもはや必然だったのかもしれないです。 あまりにシビアな内容に、重く、暗くなってしまいそうなのに、全然そうならないのがこの映画の素晴らしいところ。むしろ、全編に渡って明るく爽やかなイメージが作品を支配しています。これはきっと、PK、ドク、ヒールピート、セント・ジョン、ポータ、マリア、ギデオンといった、彼とその周りの人達が、いつも希望を抱き続け、自分たちの信念を貫き続けたからでしょう。 この映画の中から感じられるのはいつも希望なのです。そしてその希望を信じて疑わないPKたちの心です。彼らの希望は、彼らの心は、言葉となり、歌となり、そして教育となって彼らの世界を駆け巡ります。 片目を失ったギデオンをPKが気遣ったときにギデオンが「俺の目なんかより教育だ。」と顔を輝かせているのを見たときは、涙が止まりませんでした。 どんなに過酷な状況に陥っていても、そこに希望があることが大事なのだと教えられました。 命がけで英語を学ぼうとする人々の姿に、教育の大切さを知ると同時に教育を当たり前のように受けられる現代の私達がいかに恵まれた環境にいるかを実感しました。 ドクが言った「人生で最も大切なのは健康と教育だ」と言ったことば、僕もこれからの人生で胸に刻んでおこうと思いました。[DVD(字幕)] 10点(2013-06-06 02:29:03)(良:2票) 《改行有》 25. ハネムーンは命がけ 冒頭からがんがん攻めてくる、アメリカンジョークなのかどうかもわからないギャグのオンパレードに、「うわぁー、これやっちまった系の借りちゃったかなー」と思いきや、ラストまで破綻することなく無難に楽しめるサスペンスコメディになっていました。 この作品、全然本格的なミステリーではないのですが、このミステリーが後半になって何気に良いスパイスになってくるんです。 コメディもミステリーもラブストーリーも、ひとつひとつはたいしたことないのですよ。ところが、この3つのバランスが意外に絶妙で、ちょっと面白い作品に仕上がっています。 まあ強くオススメできるような映画ではありませんが、たまに肩の力を抜いて気軽に観賞する分には、こんな映画も良いのかなって感じのテイストでございます。 興味のある方はどうぞ。 [DVD(字幕)] 5点(2013-06-01 23:22:42)《改行有》 26. バラ色の選択 《ネタバレ》 誰も彼も親切で良い人達ばかり。 そんな中ただ一人、アンドニー・ヒギンズ演ずるクリスチャン・ハノーヴァーがもうわかりやすいクズ野郎で、このクズ野郎がここぞとばかりにクズっぷりを発揮しまくるものですから、積み重ねられたクズパワーから発散されるラストのカタルシスと爽快感が半端ないのです。 そのクズっぷりはと申しますと、契約書の進展具合を小出しにしてはダグを良いように使いまくり、アンディのことはもて遊びの嘘つきまくりで、ダメ押しの国税局員との癒着にいたっては最優秀クズ野郎賞を受賞するかの勢いです。 それに対しますマイケル・J・フォックス演じるダグ君。 こちらはいつものスーパーラッキーっぷりで対抗。それはもう終盤に至るまで、ありえないほどの親切を大放出し、その度重なる投資を最後の最後でまとめて回収する大技をお見舞いします。 当然、百戦錬磨のスーパーラッキーご都合大王に、そんじょそこらのクズ野郎がかなうはずもなく、最後はお約束通り夢も恋も何もかも、オール総取りの一人勝ちで、クズ野郎に大差をつけて勝ってくれるのでした。そして彼の勝ちを疑わない観客にも、これ以上ない満足感を味あわせてくれるのです。 いや、いいんじゃないでしょうか、これで。だってマイケル映画だもん。 [DVD(字幕)] 8点(2013-05-31 02:13:40)(良:1票) 《改行有》 27. 二十日鼠と人間(1992) 《ネタバレ》 ジョージとレニーにはささやかな夢があり、まさにここぞという大事な場面では、必ずレニーがジョージに夢の話をねだります。 きっと、ジョージの夢の話を真剣に、目を輝かせて聞くのはレニーだけだったのでしょう。ジョージは、その夢が本当にかなうとは思っていなかったような気がします。ですが、唯一レニーの前でだけは、ジョージも本気で夢を見ることができたのかもしれません。そう、きっとジョージにとって、レニーは重荷であると同時に、希望でもあったと思うのです。だとすれば、レニーと離れられなかったジョージの心情もわかる気がします。 ところが、ただの夢物語にすぎなかった希望が、実現するチャンスが訪れます。それは財産を蓄えていた老人の存在。急に出てきた彼の存在によって、夢はもはやただの夢ではなくなってきます。はっきりとした形を帯び始めるのです。 人って不思議なもので、ゴールが遠ければ、転んでも立ち上がることができるのですが、ゴールが目の前にあるときに派手に転んでしまうと、体より先に心が折れてしまうものです。 ジョージにとってきっとレニーは夢の一部でした。そして皮肉にも、そのレニーによってその夢はまた夢のまま終わってしまいました。もし、老犬と、老人のエピソードがなければ、ジョージはレニーと再び旅を続けていたかもしれません。 ラストシーンで、ジョージはレニーに夢の話をします。いつもどおりに、途中からレニーが夢の話をいつの間にか代わりに話しています。そして、夢の話を話し終える前に、ジョージは引き金を引いてしまいます。 それは、レニーとの永遠の別れを意味すると同時に、自分の夢との決別をもはっきりと示したのではないでしょうか。 冒頭とラストで、一人真っ暗な列車に乗っているジョージの眼差しがしばらく忘れられそうにありません。 正直苦手だし、嫌いなタイプの映画ですが、これ以上低い点数はつけられないです。 [DVD(字幕)] 6点(2013-05-21 06:32:34)(良:1票) 《改行有》 28. ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌 《ネタバレ》 銃がもう一人の主人公と言っても過言でないくらい、あらゆる種類の銃がでてきます。ストーリー上も、よくある「麻薬密売組織の壊滅」ではなく、「兵器密売組織の壊滅」というのが徹底していて良いです。 また、こちらの映画では銃火器が凶悪なので、それにあわせて出てくる人達の耐久性が2割増しくらいであがっております。普通のガンアクションのように1発くらいじゃ倒れません。たとえ通りすがりの雑魚キャラでも、かなり撃ち込む必要があります。だいぶ根性があります。メインの人達につきましては、多少撃たれても跳んだりはねたりしているので驚愕です。 それから、個人的に粗がありまくりのストーリーってそんなに嫌いではないので、この映画のストーリーは結構好きです。わかりやすいし。彼が実は潜入捜査官っていうのはびびったし。 それにこの映画は、やはり純粋なガンアクションを楽しむタイプのようですから、ストーリーに粗がありまくりなのはスルーしちゃっていいんでしょう。 と、いうわけで、ガンアクションが好きな人であれば、わけ隔てなく楽しめる映画なのかなと思いました。 [DVD(字幕)] 7点(2013-05-13 01:44:18)(良:1票) 《改行有》 29. PERFECT BLUE 《ネタバレ》 序盤から中盤にかけて、アイドル未麻の女優転身までのくだりがかなり面白かった。事務所の社長と、未麻のマネージャーで元アイドルのルミの言い争いがリアルで、その二人の間に挟まれて思い悩む未麻の様子がよく描かれていたと思います。所謂サクセスストーリーものとしての始まり方が良かったと。 中盤以降は物語のテイストは一気に幻想的なサスペンス路線へ。精神的に辛い仕事が続く未麻は、次第に現実と虚構の区別がつかなくなりはじめるほど衰弱していきます。その未麻の視点を私たちの視点と重ね合わせることで、私たちにも何が現実なのか分からなくさせていくわけですね。 方法論として否定する気はありませんが、濫用は感心できません。そりゃあ、これだけ画面が切り替わりまくり、虚構のシーンを挟みまくれば混乱しますよ。最初は、「あぁ、なんだ夢だったんだ、すげぇ・・・」「あ、これも夢だったんだ・・・」で、驚きと感心があったのですが、あまりにその手法を使い続けるものだから見ているうちにちょっと疲れてきたうえに飽きてきました。 夢のシーンっていうのはさ、現実の中にベストなタイミングで挿入するからこそ、効果てきめんなのではないかと思うわけです。この作品の使い方は、ちょっとずるいというか、逃げにさえ見えてしまいます。(逃げているわけではないのでしょうけど。) せっかく正統派のオチを用意しているわけですからね、夢のシーンの濫用だけが残念です。 [DVD(字幕)] 6点(2013-05-05 14:43:23)(良:1票) 《改行有》 30. ハード・トゥ・キル 《ネタバレ》 「セガールもの」って、「水戸黄門」を観賞するときの気分に近いものがあります。 いつもお決まりのセガール様の強さを堪能し、すかっとして終わる。これに尽きます。「セガールもの」に求めるものはいつも同じです。 ・・・だからさ、あんまりラブシーンとかは要らないわけですよ。黄門様や助さんがさ、何回もラブシーンやったら、「いや、そういうの求めてるんじゃないんだよねー」という気持ちになるはず。今作は、それさえなければもっと楽しめた気がします。・・・・看護婦のおねーさんはただの協力者にとどめておいてほしかったです。 「実は息子は、警察の友人がかくまってくれていて、生きていた。」とか、ストーリー的にすごく面白くなりそうなところはあったのに、そこの部分にはあまりウェイトを置いてないし、時間も割いてないんですよねー。うーん。おしい。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-04-20 01:00:28)《改行有》 31. ハーレーダビッドソン&マルボロマン 《ネタバレ》 「俺はこの店にずっと世話になってきたんだ」と、にこにこしながら、超さわやかな笑顔で、・・・銀行強盗の相談かい!共感しづらいっす。 しかも友人たちが殺された後のハーレー・ダビッドソンの対応はちょっと違うでしょ。そこはめちゃめちゃ反省して後悔して、復讐に燃えて欲しかったです。 娯楽映画として割り切ってみれば、面白い映画なんですけど、娯楽映画として割り切れないくらい前半がバッドすぎるんです。だから感情移入できないまま、ストーリー展開と二人のキャラ、殺し屋さんたちとのやりとりだけを表面的に楽しみました。 まあ、それでもそれなりに面白かったのですが・・・。[DVD(字幕)] 6点(2013-04-13 16:12:08)《改行有》 32. バード・オン・ワイヤー 《ネタバレ》 コメディと思って鑑賞していたら、意外にサスペンス色が強く意表をつかれました。特に序盤で人の良い修理工のおじさんが撃たれてしまったのが何気にショック。また、前半はリックの置かれている状況が全然わからなさすぎて、もう少しだけ情報を与えてくれたほうが映画に入り込みやすかった気がします。 テンポが早く、主演二人の演技も好きな演技なので楽しかったのですが、なんとなく途中から展開がパターン化して若干飽きが・・・ ■警察関係者?に電話する→スパイに居場所がわかる→更に状況が悪くなる の繰り返しなんですよねー。いい加減電話するのはまずいって気づけよって言いたくなります。ピンチになる原因がいつも電話一本っていうのはね。 まあそれをふまえても楽しい作品であることは間違いないです。 最後の動物を使った撮影はすごかった。虎にかまれた人とか大丈夫なんですかね。みなさん体張っててすごいです。[DVD(字幕)] 6点(2013-04-11 12:48:31)《改行有》 33. 遥かなる大地へ 《ネタバレ》 「早く、早く旗を立てなさい!」 「・・・・は~や~く~は~た~を~た~て~ろぉ~。」 観ているこっちが焦ります。 個人的には最後まで「新天地だぁー!フロンティアじゃー!土地ぃー!土地っ!土地っ!」ってな感じで、いてほしかったです。 んー。ラブストーリも大事な主軸ではあるんですよね。 だったら仕方がないかぁ。「君がいなければ土地なんて・・・」 あーね。そのセリフ言っちゃう?ってな感じですね。 拳闘で成り上がっていくところは良かったなぁ。 今までマジメに働き続けても報われなかった青年の気持ちを考えると、ここで帽子マニアになってしまうのも心情的には理解できます。ちょっとぐらいうかれたって、いいじゃん。ってね。 でもその姿に幻滅しちゃうシャノンの気持ちも、もちろんわかりますけどね。 「君たち、土地はもう良いのかい。初心は大切だよ。」 と思いながら見つめていました。 汽車ん中でジョセフがこの映画の本来の目的を思い出してくれて良かったです。[DVD(字幕)] 7点(2012-06-30 19:08:25)《改行有》 34. 蝿の王 《ネタバレ》 原作未読。映画だけでの感想です。 一言で言うと、「es」にそっっっくり。 「環境」と「役割」によって、人格は形成されるということを如実に物語っています。 あの少年たちが、もし無人島で生活することがなければ、いつ助けが来るか分からない状況でなければ、もしくはリーダー的な大人が複数存在すれば、きっとこうはならなかったのでしょう。 それは現実社会にも言えることでありまして、何もこの映画の中に限ったことではありません。人の理性や人格というものは、こうも容易く環境に支配・左右されやすいということを疑似体験できるということを考えれば、この映画の存在意義は非常に大きいと思われます。 あれだけ仲が良く、信頼しお互いを認め合っていたラルフとジャックが、気づけば、生死をかけて「狩る者」と「狩られる者」に分かれている。 もちろんジャックがラルフと袂を分かった瞬間に、それぞれの役割がこれから少しずつ変わっていくのであろうことは暗示されていました。そしてジャックとラルフを除く他のメンバーたちが、どちらの側につくかで役割が決まっていきます。 印象的なのは、もともとラルフ側にいたけれど、それからジャック側へと移っていったメンバーたちの心境の変化。(まあ本当は子供ながらにもっと葛藤などはあってしかるべきだとは思いますが。その辺双子はよくその心理描写が表現できていたと思います。) まさに、「環境」と「役割」の変化によって「人格」が形成された瞬間です。 この映画では、「殺人」への意識の鈍化もかなり上手に、深刻に表現されています。サイモンが殺された時と、ピギーが殺された時では、過失具合も違っていれば、そこでの罪の意識の大きさも違います。更に三人目のラルフ(ラルフは未遂で終わりますが)にいたっては、ついに少年たちは自らの意志で狩りを始めます。 この感覚は、犯罪や戦争に通じるものがあるのではないでしょうか。 ラストのオチは非常に良かったです。これがあったことで、この映画の完成度は非常に高くなりました。新たな、より大きな力をもつ新コミュニティーの出現により、ラルフ、ジャック、及びジャックの指揮下にいた者たちの環境と役割は再び大きな変化をこれから見せていくのでしょう。そして恐らくは、ラルフの存在(生き証人)によって、ジャックたちは社会から粛清されていく運命を辿っていくのだと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2012-05-11 10:56:46)《改行有》 35. ハートブルー 《ネタバレ》 とても面白かった。僕は好きです。こういうの。わかりやすいし。テンポも良い。いったんはいりこんでしまうと、あとはラストまでずっと楽しめると思います。結末が気になる映画はそれだけで面白いと思います。 ただ、「ボーディーとユタの間に友情はないな。」というのが僕の感想です。ユタは犯人だと思った瞬間、捕まえることを最優先に考えています。ボーディは、ユタの彼女を人質にとり、その挙句強制的にユタに強盗をさせ、自分たちのスケープゴートにしています。つまり、使い捨てにしているだけです。わずかでも友情が芽生えていれば、さすがにこの行動は説明がつきません。だから、ユタとボーディーがそれぞれの素性に気づいた時点で、二人の友情は終わったのだと思います。 最後にユタがボーディーの手錠を外しちゃいますが、友情というより、もうボーディが死ぬ気だとわかったから外したのだと思いました。で、バッヂを捨てたのも、単に自分は警官に向いてないと思ったからではないでしょうか。 ただこれは僕の個人的な感想です。この映画は、要所要所で断片的な情報しかくれません。だから見る人が好きに解釈して楽しむ映画だと思います。その解釈の仕方で、この映画は賛否両論に分かれそうだと思いました。[DVD(字幕)] 8点(2011-09-24 01:42:45)《改行有》 36. パッセンジャー57 《ネタバレ》 普通に面白かった。特に、前半が好きです。トイレに入っている間にテロリストが機をジャック。電話をつないだ状態にしたまま、おびえたふりでなきわめいて、状況を電話越しに伝えるシーンなんか最高に好き。 ただ、前半かなりいろいろよく考えられていて面白かったわりに、後半はなんとなく強引な展開が目立ちました。丁寧にストーリー考えるのが面倒になったのでしょうか。特に、遊園地でのアクションだけは、本当にテロリストが何したかったのかわけがわかりません。カッターより、まず逃げましょう。とても天才肌でクールなテロリストが取る行動とは思えません。正直遊園地のシーンだけは若干冷めました。 [DVD(吹替)] 6点(2011-09-16 23:31:53)(良:1票) 《改行有》 37. ハード・キャンディ(1999) 《ネタバレ》 最後の証拠が、今の今まで警察も親も誰も気付かないなんてありえないです。とは思いましたが、そもそも本格サスペンスじゃないですもんね。サスペンス要素が、この映画にメリハリと適度な緊張感をくれています。だから穴あきサスペンスでも問題ないです。なぜかとても楽しめました。テンポが良いからですかね。[DVD(字幕)] 7点(2011-07-07 18:23:23) 38. (ハル)(1996) 深津絵里が好きなので、期待して見ました。結果、思ったより退屈な映画でした。昔似たようなドラマがあったのですが、そっちのほうが面白かった。[DVD(邦画)] 4点(2011-07-07 13:20:57)
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