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1.  ハンニバル(2001) 原作はレクター博士の貴族趣味や彼とクラリスの過去のトラウマ等が綿密に描かれており非常に面白かったのだが、映画ではグロテスクな面ばかりが強調されているのが残念。あのラストを何故原作と異なる内容にしたのかが理解不能。[映画館(字幕)] 4点(2007-01-05 07:51:41)

2.  ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 筆者はかつて「ハリー・ポッターと秘密の部屋」に対して厳しい評価を下したのだが、本作はそれ以上に厳しい。ある程度、原作を変えるのはやむを得ないとしてもちょっとこれはどうだろう。とにかく説明不足というか不親切だ。原作の魅力(例えばハリーの父親と同級生との友情談)がほとんど全くといっていいほど活かされていない。製作者としては「第三作目まで観に来るのは原作ファンばかりだからある程度内容を知っているだろう。だったらそれを踏まえた上で話を進めればいいだろう」という考えだったのではないだろうか。原作者のローリングは、映画化に際し「原作通りにしないで」という旨の要望を出したそうで、映画製作者としてはやりやすかっただろう。正直、小説を映画化するというのは原作者が直接、脚本にかかわるぐらいの姿勢(その最たる例がゴッド・ファーザーpartⅠ及びⅡ)でやらないといい作品は出来ない様に思う。主役の三人の脇を固める出演陣がとても豪華なのに脚本がこれではもったいない。これだったら原書の朗読テープを聴くほうが楽しい。2点(2004-07-20 17:45:53)(良:2票)

3.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち 「ディズニー」「子供向け」だからかあまりに毒気が無さ過ぎるように思える。海賊というのは本来、殺し、略奪、強姦となんでも有りのならず者集団ではないか。主演のジョニー・デップが賞賛されているが、彼は元々、抑えた演技にこそ魅力がある俳優だと思う。「ギルバート・グレイプ」しかり「フェイク」しかり「耳に残るは君の歌声」しかりである。本作では、でしゃばり過ぎというか無理に道化役を演じているように見えたのは私だけだろうか。本作でアカデミー賞にノミネートされたものの結果的にオスカーを逃したのは彼にとっても彼のファンにとっても幸いだったのではと思う。3点(2004-01-11 17:19:54)

4.  ハルク 怒りで変身するという遺伝子学上の発見よりも体が巨大化しても破けない(しかも体が元の大きさに戻ってもきちんとフィットする)パンツの発明の方が私にはノーベル賞に匹敵する偉業である。以上。2点(2003-12-02 21:51:43)(笑:4票)

5.  バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 高校1年生の時に劇場で観た。当時はPart2共々、酷評が多かったが十数年経った今、改めて観るとそれなりに面白い。第一作ほどのインパクトには欠ける、マーティ役のマイケル・J・フォックスが老けた等、難はある。だが同じ三部作でも最近の「マトリックス」よりはましではないだろうか。少なくともこのシリーズには製作スタッフの「楽しい映画を作ろう」という心意気、夢が感じられるのだ。わくわくしながら映画館に足を運んだ思い出を与えてくれたこのシリーズに感謝したい。7点(2003-11-12 21:37:45)

6.  ハリー・ポッターと秘密の部屋 やはり原作の魅力を表現しきれなかったというのが正直な感想。ドビーの場面などは笑えるのだが唐突にクィディッチの試合が始まったりと原作のエピソードを所々端折っているのが明白。「原作と映画は違うだろ」とお叱りを受けるかもしれないし、事実その通りだと思うが、原作の人気を当てにしすぎて映画の要である脚本の推敲を怠ったように思えるのだ。次回作の「アズカバンの囚人」はシリーズ中最も人気のある作品なので映画の出来次第では原作ファンの反発も相当覚悟しなければならないだろう。3点(2003-09-28 16:18:53)

7.  ハリー・ポッターと賢者の石 映画のサイトで原作の話を持ち出すのは少々気が引けるのだが、この「賢者の石」について言えばほぼ原作どおりに仕上げたかろうじて及第点の出来ではと思う。原作を読みながら「ハリーはどんな少年なのか」「スネイプってどういう男なんだろう」などとあれこれ自分で想像するのだが、この映画化によってイメージが固定化されてしまうのが残念。とりわけロンが自分のイメージとはかなりかけ離れていた。あとの作品になればなるほどボリュームが厚くなっていくこのシリーズ、一本の映画にまとめられる長さは第一作目が限界のように思える。原作を愛読している一人としてこれ以上の映画化は止めてほしいのだが。5点(2003-09-28 15:58:01)

8.  パール・ハーバー 私は右翼でも愛国者でもないが、この映画を観て「アメリカ映画なんだから日本を悪く描いて当たり前」なんて変に物分りの良いこと言う人より「アメリカ、ふざけんじゃねえ」と憤る人のほうが正直だと思う。あの当時のアメリカの超保護貿易政策や日本人移民に対する人種差別主義的政策を知っているか否かでこの映画に対する評価は相当変わるのではないか。とりわけ今の若い方は歴史を知らない人が多いからこんなお粗末なプロパガンダに騙されやすいと思う。怒りにまかせて0点を付けることは容易だが、日本に対するアメリカの本音を教えてくれただけでも価値のある映画だと思う。21世紀の今でも日本(というよりは黄色人種)を決して信用していないんですよ、あの国は。自分が正義でなければ気が済まない国なんですよ、あの国は。<追記>零戦は戦闘機、B29は爆撃機です。通常、戦闘機での決戦で制空権を握った後、爆撃機で本土を攻撃、つまり民間人を標的にします。ではなぜわざわざ戦闘機の零戦で民間人を攻撃しなければならないのでしょう。言っている意味、分かりますか?2点(2003-09-24 21:50:27)

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