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プロフィール |
コメント数 |
137 |
性別 |
女性 |
ホームページ |
http://escargot1.exblog.jp/ |
年齢 |
49歳 |
自己紹介 |
ジャンルにはこだわらないかも。 泣けるのも笑えるのも考えちゃうのも好き。 テーマに関わらず丁寧にきちんと作られた映画には感動する。 安直なもの、偏ったもの、意味なく大げさなものには白ける。
映画と日常生活についてのブログ始めました。→http://escargot1.exblog.jp/ |
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1. バック・トゥ・ザ・フューチャー
《ネタバレ》 私の家にビデオデッキが来たのは、小学校4年生のときのこと。
再生は青くてまるいボタン、録画は赤くて三角のボタン、停止は緑で四角いボタンのデッキだった。
当初のビデオの役割は、専ら裏番組や留守時のテレビ録画で、レンタルビデオという習慣が日常になるまでには、少し時間があった。
そして、私がアニメ以外の映画というものを好きになるきっかけは、まさにこの時期にある。
母が知り合いから借りてきた一本のビデオ。家で、テレビ放送以外の映画を観るのは初めてのことだった。
タイトルは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」。
シリアのテロリストが襲撃に来る最初の方のシーンを観て、これは怖い映画なんだろうかとドキドキして、なんとか現代へ帰ろうとする奮闘ぶりにワクワクして、現代へ帰ってきてドクが死んだことを思い出してすごく悲しくなって、でも、それが生き返ってほっとする。
ジェットコースターという言葉が全くふさわしい、逐一、感情を揺さぶられる経験があまりに新鮮だった。映画って、なんて面白いんだ!
そんなきっかけになったのが、本作。10点(2003-11-22 16:03:42)(良:1票) 《改行有》
2. パリ、テキサス
ここで言うパリは、テキサス州内の小さな町のこと。でも、その名がゆえのエピソードが結構重要な意味をなしてもいる。
ある事件のショックで放心状態のまま2年も放浪を続けた主人公が数年ぶりに弟夫婦の元に帰ってくる。
弟夫婦に我が子同然に育てられ、父のこともほとんど忘れてしまった主人公の幼い息子。
この父と息子の不器用な交流。別れた妻、その幻想を探す旅。
多面体であり、奥行きがあり、時とともに移ろう人の心。一時たりとも同じ姿のままとどまっていてはくれない。そんな現実の中で、私たちが愛しているのは、その人そのものなのか、それともその人に対する自分の中のイメージなのか。
「あなたは変わった」という、ありがちな別れる理由について、ちょっと考えながら遠くを眺めてしまう。7点(2003-11-22 15:21:23)(良:1票) 《改行有》
3. 薔薇の名前
「ハンニバル」を観て、この映画のことを思い出した。共通するのは暗黒めいた中世ヨーロッパのイメージ。
修道院で起こる殺人。死を招く知識。奇形の修道士。ミステリアスで不気味なものだらけ。
人間が作り出したキリスト教的「真実」。「真実」にそぐわないものは、事実さえも歪曲される世界。魔女狩り、禁書、異端裁判・・・。
そういった中世の世界観を、探偵として修道院を訪れる主人公の眼から体験していく。妖しい世界にどっぷり浸かることができ、その上、謎解きもまたおもしろい。
原作は記号学者によるものだが、そんな背景とタイトルの意味するところが最後に分かる。はまればはまるほど深い映画だ。9点(2003-11-22 14:46:37)《改行有》
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