|
プロフィール |
コメント数 |
1020 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
世の中つらく後ろ向きなことも多いですが、楽しく夢や希望を与えてくれる映画が好きです。 単純な話でも、見終わってから素直でやさしい気持ちになれるような作品がいい。
逆に、多数の人間が出てきてストーリーがややこしい映画は苦手。 ホラー映画・むやみに銃で人を殺す映画・暗い気持ちになる映画も、おおむね低評価。
自分にとってこのサイトはとても有意義。きちんと映画を観ている人の割合が大きいので、批判的な声もちゃんと載っていて信頼がおける。 もし自分がいなくなっても、レビューは半永久的に残るのだから、レビューを見て少しでもインスパイアされた人がいるなら嬉しいです。 |
|
1. 幕末太陽傳
古典落語「居残り左平次」は内容を知ることがなく、「品川心中」「三枚起請」なども知らなかった。
序盤からいろいろな人物が入り乱れて混乱、早口すぎるセリフも半分ほどしか聞き取れずにイライラしながら見ていると、中盤からやっとフランキー堺の芸が分かってきて面白くなってきた。
最後まで落ち着くことのないドタバタ劇という印象。
あらかじめ知識があったり、時代劇が好きな人なら入り込めると思うが、素人の人はこれを喜劇映画の傑作だと思って期待しすぎず鑑賞することをおすすめしたい。[CS・衛星(邦画)] 4点(2013-04-30 19:40:15)《改行有》
2. 麦秋(1951)
この映画を見ているうちに昔の日本人の嫌な面を思い出した。
内向的ですぐ感傷に浸ろうとし、真面目な顔をして後ろ向きに物事を考える人たち。
始終オーバーなニヤニヤ顔の原節子、威圧的で話を聞こうとしない笠智衆、
躾のなっていないわがままな子供たち、「幸せだ」といいながらちっとも幸せそうに見えない両親。
こんな時代のこんな人にうんざりして、何とか抜け出せないものかと思っていたころを思い出した。
たくましさを感じさせる淡島千景とのやりとりさえもユーモラスに思えず、流れる音楽も過剰に感じ、
今の時代との違和感ばかりが頭によぎった作品だった。[CS・衛星(邦画)] 4点(2011-01-26 14:10:56)(良:1票) 《改行有》
|