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プロフィール |
コメント数 |
118 |
性別 |
女性 |
年齢 |
42歳 |
自己紹介 |
前回アクセス(H30.11月)から2年ぶりに再びアクセス。 なかなか時間がないものの、地味〜に、たま〜に、映画は観ているのですが、、何故か映画鑑賞よりレビューを書く方が時間がかかる不思議… 簡潔に論理的にまとめる能力が欲しいです(泣)
<採点基準> 10 :生涯のベストムービー。理由は様々だが愛してる
9 ~8 :かなり大好き。純粋に面白い。好き!
7 ~6 :なかなか良い、悪くない。云わば平均!
5 ~4 :微妙、消化不良、苛々。あまり好きではない
3 ~2 :見たことをひたすら後悔、後悔、後悔
1 ~0 :滅多に出ないが出たら最後。永遠にさようなら
これからもよろしくお願いします!
令和2年10月10日 |
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1. バンクーバーの朝日
《ネタバレ》 なんとも消化不良な気分になる映画です。
内容自体は、とてもよく出来ていると思います。
実話を基にした作品ですから、内容はあるし展開もドラマ性に満ちているはずです。
それなのに「面白い」とは言い切れないのです。
この作品に漂う妙な残念感、物足りなさは、いったい何なのか?
私の答えは、以下の3つです。
(1)まるで「フィクション性の高い良質なドキュメンタリー」を観ている気分になる。
(2)ストーリーが散漫、故に作品としての主張も中途半端になっている。
(3)脚本が稚拙&監督の力量不足のせいか、冗長な部分も多い。
町を丸ごと一つ作って当時の生活を復元したセットは、とても見応えがあります。
キャスティングも豪華で、製作側の意気込みも窺えます。
それなのに、肝心のストーリーが淡々と進み過ぎているのです。
せっかく「異国の地で生きる日本人の苦悩、存在意義、民族的ルーツが、弱小野球チームの快進撃により人種問わず認められ、誇りと互いを尊重する気持ちを見出していく」
という、非常に解りやすく描きやすい王道のテーマなのに、それを活かしきれていません。
「頭脳野球」に至っても面白く出来る要素は多々あるはずなのに、その展開は冗長で漫然としています。
チームで掘り下げている様子も特に描かれず、ひたすら試合でバントに終止。
スポーツを扱っている映画のわりに動と静で言えば「静」の撮り方が多く、
スローモーションも多用している所為か、焦れったさが残り高揚感に欠けています。
また、移民差別による苦悩、辛さ、葛藤などにおいても、話が中途半端です。
これは無駄に役者を豪華にした弊害でしょう。
出来るだけ多くの役者にスポットを当てようとしたが故に、どの話も上澄みだけ掬った印象しか残らないのです。
時代背景も相俟って、戦争の理不尽さ・平和の尊さも訴えたかったのでしょうが、
尻すぼみになって駆け足で終わるなら、いっそ無駄に描写しない方が得策だったのでは?
脚本の稚拙さや監督の力量不足は、こうした点にも影響していると思います。
独特の感性をお持ちで将来を期待される監督さんですが、まだ若い分、力不足は当然かもしれません。
しかし、だからこそ「王道だが素晴らしい映画になり得たかもしれない」作品を手掛けるのは、少し早かったのかなと思えてなりません。
「もったいない」この一言に尽きます。[映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2015-01-19 11:39:45)《改行有》
2. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 人は誰しも「封印したい記憶」や「やり直したい過去」がある。でも時計を元に戻すことはできない。だから後悔や挫折から学び、それを糧に成長しようと努める。
主人公の「封印された記憶」は、つまりは「やり直したい過去」であり、それらを変えていくことで様々なパターンで自分の人生を擬似経験する。
多くの疑似体験の中で彼が常に目指しているものは、「自分の幸せ」だけでなく「大切な人たちの幸せ」も同時に存在することだ。
誰だって幸せになりたい。かと言って、自分以外の人々を犠牲にしてまで幸せになりたい訳でもない。
ゆえに彼は、自身と周囲に大きく影響していると思われる過去の出来事(=封印された記憶)に手をつけ、未来を変えようとする。
そこに悪意はない。ただただ、自分と自分の愛する人々の幸せを願ってのことだった。
この観念を持っているだけでも、彼は立派である。世の中には、自分さえ良ければ他人の幸福など気にもしない人間は腐るほどいるのだから。
しかし、努力の甲斐も虚しく、最後には必ず歪みが生じてしまう。自分が幸せになれば誰かが傷つき、誰かを優先すれば自分が犠牲になる。
悲しき現実である。
ここで利いてくるのが、冒頭に出てくるカオス理論。
「蝶の羽ばたきが地球の裏側で台風を起こすこともある」という理論を本作に当てはめるのは、些か大袈裟ではある。
しかしながら「大きな影響を与える出来事の裏に、常に大きな何かがあるわけではない」ということもまた真理なのである。
彼が最後に変えた過去は、愛する彼女との出会いそのもの。シンプルだが「愛する人との決別」という自己犠牲が伴う悲しい決断だった。
人を変えるきっかけというものは、いつの時代も至ってシンプルなことなのかもしれない。結ばれない二人の皮肉な運命から、切なくも真理を再認識させられた。[DVD(字幕)] 8点(2007-01-13 17:07:49)(良:1票) 《改行有》
3. ハイスクール白書/優等生ギャルに気をつけろ!
《ネタバレ》 リース・ウィザースプーンは本当にマルチな女優さんだ。
シリアス・コミカル・キュートな役柄どれも簡単にこなしてしまう。
近年の彼女のアカデミー賞受賞にも、何の不思議もない。
『和製・濱田マリ』『猪木アゴ』の称号を感じさせない豊な表情は本当に魅力的だ。
彼女の笑顔とクルクル変わる表情が映画に活気を与えてることは間違いない。
ストーリーは意外と淡々と進むが、そのおかげで所々のシニカルさが際立つ。
男と言うのは、本当にいくつになっても純粋すぎるというか、おバカというか・・・。
そして女と言うのは、いくつであろうが本当に強かで計算高い。
リースの存在感がたっぷりだし、まさにこの役柄はリースが適役だったのだろう。
あんなブサイクカットを笑って許せる女優さんなんて、リースぐらいだろうし(笑)
ただこの邦題はいただけない。
邦題がもう少し違えば、ビデオ屋さんで手に取る人も多いと思うんだけどなぁ・・・。
その点がマイナス。 あとは全体的なストーリーの読めた感で少しマイナス。
兎にも角にも、『下半身のだらしなさは破滅への近道』ってコトですね。[DVD(字幕)] 6点(2006-10-29 21:04:00)《改行有》
4. バスケットボール・ダイアリーズ
《ネタバレ》 タイトルから連想される爽やかさとは無縁のドラッグ映画。
不快なまでにドラッグに溺れ堕ちる少年をデカプリオが熱演している。
その狂気たるや、まるで自身も実際にクスリ漬けになっているのでは?と懐疑的にさせるほどの生々しさと迫力に満ちていた。
同系のその他の映画とは一線を画した、徹底的なまでのリアル追求が残すものは、
ただひたすらドラッグに対する恐怖感と嫌悪感。
若さゆえと言えばそれまでだが、「赤信号皆で渡れば怖くない」という観念はやはり危険極まりない上に、
人生を無駄にしてしまう可能性を孕み過ぎている。
しかし、人間の心の隙間というのは、本当に脆いものなのだろう。
恐らく皆、常に思っているだろう。 「まさか自分が…」と。
そのまさかが、小さな何かで簡単に崩れ落ちてしまうことなど、誰も想像できない。
それが人間なのだろう。
それでも命ある限り生きていかなけらばならない。
一つづつ、賢くなっていかなければならないのだろう。
昨今の日本でも他人事とは言えない話題なだけに、ドラッグの恐ろしさをより多くの人に感じてもらいたい。
ダメ、絶対。
[DVD(字幕)] 6点(2005-06-28 18:25:13)《改行有》
5. バック・トゥ・ザ・フューチャー
初めてこの映画を見たのは、10年くらい前だったかな?
当時の私は小学生で、ワクワクしながら食い入るように見ていたのを覚えている。
ドクの愉快で素晴らしい発明品の数々に心を打たれ、
幼い私は、自分が大人になった時にはこうした製品が出来ているに違いない!!
と信じてやまなかった。
月日は流れ、未だタイムマシンも宙を浮くスケボーも市場には出回ってないが(もしかしたら、知らない所で誰かが発明してるかも?!)、
今現在でもこの映画を見ると夢や希望が持てる。
「きっと10年後・・・いや、私が生きてるうちには見てみたいなぁ☆」
もう子供という年齢ではないのにそんな風に思える映画、
これを最高のエンターテイメントと言うのでしょうね♪
2,3も好きですが、やっぱり一番好きなのはこれです!
マイケルJフォックスがパーキンソン病になったのは本当に残念でしたが、
あなたがスクリーンに出る回数が減っても、
この映画によってあなたの存在はこの先もずっとみんなの心に残ります。
素晴らしい映画を作った製作陣にも多大なる拍手!![DVD(字幕)] 9点(2005-06-28 17:35:06)《改行有》
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5 | 13 | 11.02% |
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6 | 18 | 15.25% |
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7 | 14 | 11.86% |
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8 | 21 | 17.80% |
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10 | 9 | 7.63% |
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