みんなのシネマレビュー |
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1. ハッピー フィート 《ネタバレ》 最初から最後までマンブルというキャラクターに魅せられた。子供の頃のマンブルは抜群にカワイイし、成長後はカッコいい!設定自体は、歌を歌えないがゆえに実父を含むマジョリティから「イジメ」を受け、終いには共同体そのものから「差別」され、締め出されてしまうという社会問題と重なるなかなか重いもの。しかし、それを楽しい歌とダンスでカバーすることによってオブラートに包みつつ、「諦めない」というメッセージを込めて描いている。対象である子供たちだけでなく、大人も考えなくてはならない問題だと思う。ただ、ラストの人間が出てくるくだりが少々ダルくて残念。[映画館(字幕)] 7点(2007-03-20 01:15:56) 2. パッチギ! あの38度線が、京都の川のど真ん中にも引かれてしまった。うーん、実に奥が深い作品である。政治的、社会的なメッセージ性を持っているようで、本質の部分はそれを超越している。人間と人間のぶつかり合いを暴力で最大限に表現し、ケンカも、恋も、夢も、真正面から向かっていけ!という、というベタベタなテーマで、全編に渡り作品が進む。けれど、これこそが現代の人々に欠けているものだという、井筒流のメッセージは熱い。井筒和幸、実に熱い人である。僕もテレビなどで観ていて、あまり良い印象を持っていなかったので、やられた感が強い。「戦争に勝つには戦争しかない!」なんて、笑っちゃうけど、何故だろう、どこか重みがある。映画の構成としては、前半部分はケンカシーンが続き、少し萎えてしまったのだが、後半からラストへの畳み掛けが素晴らしい。うーん、やっぱり奥が深いようで、実に単純な作品である。いつでも真正面からパッチギれ![CS・衛星(邦画)] 7点(2006-04-13 20:46:12) 3. ハウルの動く城 カカシがカワイイです。あんな風に後ろからチョン、チョンって跳ねながらついてくるカカシを見て、誰がウザったいなんて思えるでしょう?宮崎駿は、カワイイカカシを描かせたら日本一、いや世界一と言っても過言ではないでしょう。アカデミー賞に最優秀カカシ賞があれば受賞間違いないんですよ、コレ。でも、肝心の賞がないんだもん。残念だなぁ。。。本作、カカシを観るためだけでも一見の価値あり。僕は、こんなに愛らしいカカシを他で見たことがない。[DVD(邦画)] 4点(2006-04-08 17:54:06) 4. 博士の愛した数式 惜しいなぁ。博士と家政婦、博士とルート、博士と未亡人、どの描き方も中途半端で薄い。よって、僕ら観客が入り込む隙間がない。記憶が80分しかもたないという設定も生かせず。雰囲気は凄く良いし、ルートの授業ってのも良いんだけどなぁ。博士の人柄は惹かれるものがあったし、面白くする要素はいっぱいあったのに・・・。こういった不完全燃焼作品を観ると、とても残念に思ってしまう。本当に惜しいとしか言いようがない。[試写会(字幕)] 4点(2006-01-22 21:39:10) 5. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち 本来なら脇役であるはずのジャックを演じたジョニー・デップがアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされた。これはジョニー・デップの存在感か、それとも周りのショボ演技と言う名のアシストか…。とにもかくにもこの作品は彼がいなければ超駄作になっていただろう。どれだけ刺しても死なない海賊と、一刺しで死んじゃう人間の戦い見せられても絶望感を覚えるだけ。ストーリー自体が安っぽくてグダグダ。僕はジョニデファンにしかオススメしない。最後に我慢できないから言わせておくれ。だっちゅーの![地上波(字幕)] 4点(2005-03-25 02:29:12)(笑:1票) 6. バタフライ・エフェクト/劇場公開版 今までに観たことがないタイプの良作。人間の精神的な部分をかなり緻密に描いている。過去を少しだけ変えることができる男の話だが、この作品からは「過去は絶対に変えることはできない、選択を誤るな」というメッセージが確実に伝わってきた。日常生活で後悔することはたくさんあるけれど、それを一つ一つ受け止めることしか僕らはできない。常に前を向いて歩こう。そんな風に思わせてくれる作品だった。[DVD(字幕)] 9点(2005-02-13 03:31:43)(良:1票) 7. バック・トゥ・ザ・フューチャー この作品に関しては、言うことなしでしょう。ただ気になるのが、何故この手の映画の青年って、ドクのような不思議な博士とかならず仲が良いのでしょうかねぇ。。。[DVD(字幕)] 8点(2004-09-05 12:32:40)
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